駒場の日本民藝館に 展示のお手本を観に行こう

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<1936年に開設された日本民藝館本館。設計は細部まで柳宗悦が手がけた>

清楚な朝鮮白磁との出合いをきっかけに、無名の工人が作る民衆の日常品の美に注目した思想家・柳宗悦(やなぎむねよし)。陶芸家の濱田庄司、河井寛次郎らと「民藝(みんげい)」の新語を作り、新たな美の概念の普及と「美の生活化」を目指す民藝運動の拠点として日本民藝館を開設しました。陶磁・染織・木漆工・絵画・金工・石工・編組など、柳が蒐集した無心の美、健全な美を宿す工芸品を収蔵するこのミュージアムは、物の美しさをより際立たせる展示手法も見どころです。おりしも柳の審美眼の原点ともいえる朝鮮白磁の特別展を開催中。ただひとりの眼を通して選ばれた物の統一感、一貫した美に心酔しつつ、展示を担当した学芸部長・杉山享司さんに心地いい物の置き方について、着眼すべきポイントを伺ってきました。

目次

展示の大事を示した人

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<1993年に撮影された鈴木繁男さん(左)と久野恵一さん(右)の2ショット。写真提供/もやい工藝>

柳宗悦がかつて見出した、無名の工人が作る美しい物は近年、日本各地から消えつつあります。とくに編組品と呼ばれるカゴ、ザル類は顕著で、技術の優れた作り手は高齢化が進み、絶える寸前。そんな状況に危機感を感じながら、日本の良き手仕事を継いでいこうと、沖縄から東北まで隅々を旅して調査し、良い物を発掘し、伝統技術を復活させ、現代の暮らしに合う物へとアレンジしていたのが久野恵一さん。鎌倉の工芸店「もやい工藝」の店主で、「新作民藝」運動の拠点となる手仕事フォーラムを立ち上げた久野さんは柳宗悦を崇敬し、柳のもとで書生として働き、近いところで薫陶を受けた工芸意匠家・漆芸家の鈴木繁男さんを敬慕していました。私はそんな久野さんから約10年間、意図せず美しい物を作る工人の製法と人柄、産地と素材についてのお話を聴取し、手仕事フォーラムの連載記事として記録したのですが、話しのなかで鈴木さんからの助言にたびたび言及され、感謝の言葉を述べていました。なかでも、日本民藝館の展示を手伝ったときのエピソードは印象に残っています。人の視野と視線の動きを意識した物の置き方と、並べるものどうしのバランスなど鈴木さんの指示は、展示の真理を明かされているようで、驚きとともに聞き入ったのでした。そして、鈴木さんの展示手法を継ぐのが日本民藝館の学芸部長の杉山享司さんであると久野さんから聞いていた私は、杉山さんにお会いし、鈴木さんから展示に関して何を学び取ったのか、直接お話を伺いたいと願い、今回実現できたのでした。

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<久野さんがいちばん好きだった湯呑み。鈴木さんはあえて碍子(がいし)に使う粗い磁土を使い、絵付けをした>

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<鈴木さんの赤絵皿。陶工に指導して描かせたのではなく、自身で筆を走らせた物。味わいが違う。協力/讃々舎>

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<松本民芸家具の創始者・池田三四郎の著書。題字を鈴木さんが担当。卓越した意匠力を発揮した>

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<南房総の女竹で編まれた花カゴを仕入れる久野さん。車で全国を駆けまわり、店に居ることはほとんどなかった>

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<左は久野さんが日本民藝館に納品した花カゴ。玄関広間で飴色に育ち、スリッパ入れに活用されている>

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<40年前、日本民藝館に職員として入った杉山享司(たかし)さん。当時、鈴木さんが館の展示をしていて、そばで手法を学び取っていたという>

朝鮮の白磁

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<「白磁」展のメイン展示会場「大展示室」に入って正面の展示ケースに置かれた≪染付秋草文面取壺≫。八角に面取した白磁の素地に藍色に発色する酸化コバルト(呉須)で草花文様を描いている。杉山さんは「ここから始まった」意味をこめて、この位置に据えたという>

「民藝」とは柳宗悦ただひとりの物の見方、美の視点のこと。そう、私は久野さんに説かれました。そのただひとりの眼を通した物を収蔵し、展示するのが日本民藝館です。柳が民藝美論を提唱したきっかけは、1914年に朝鮮白磁の≪染付秋草文面取壺≫と出合ったことにあるとか。朝鮮で小学校教師をしていた浅川伯教(のりたか)からこの小壺を見せられた柳は、この器の温もりある清楚な美しさに心奪われ、1916年以降にはたびたび朝鮮半島に渡り、朝鮮陶磁器に親しむようになったそうです。個人の窯ではなく、王室が設けた官窯で働く無名の陶工が日々の用具として作った朝鮮陶磁器。柳はそのかたち、文様の静かさ、素朴さ、穏やかさ、素直さは実用の品として作られたことに基づくとしています。しいて凝ったり、ひねったり、風雅を狙ったりする作為がなく、用に即したことが健やかな美につながったと説きます。日本民藝館は朝鮮時代(1392~1910年)に作られた約1,600点の工芸品を収蔵していますが、なかでも朝鮮白磁には清廉で簡素な美、自由で無垢な美意識が表れていて魅了されます。11月23日(金・祝)まで催されている「白磁」展では柳が愛しんだ白磁の優品約150点を観る貴重な機会となっています。

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<庭を望む新館2階通路に展示された≪辰砂虎文壺≫。柔らかな光を受ける曲面に簡素な虎を描写している>

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<十角形に面取された≪白磁面取鉢≫。「シンメトリー(対称)に作っていないから観る角度によって表情がまるで違う。整えなければと意識すると律義さが出て窮屈さを感じてしまうし、あえて整えないよう狙うと嫌らしい。こういった自然と生まれてくる朝鮮陶磁器の大らかさを受け取り、心をなごませていただければ」と杉山さん>

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<柳は朝鮮の器物のみでなく、朝鮮の人々にも敬愛の心を抱いた。植民地支配のもと同化政策を推し進める日本政府を非難し、朝鮮文化の擁護と保護を訴える文書を発表した。本展では推敲された柳直筆の原稿を観ることができる。表題には「失われんとする一朝鮮建築の為に」とあるが、もとは「失われんとする一東洋建築の為に」だった。朝鮮と書き換えている点に柳の心模様が表れている>

展示のポイント1.調和

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<玄関広間に入り、最初に視界を占める大階段には染付(青花)の白磁を据え、その青い世界と連動して青い表具の朝鮮民画(民間の無名の絵師により描かれ、生活のなかで用いられてきた)を配置。表具は柳の創案によるもの>

「白磁」展の展示を担当した杉山さんから直接お話を聞ける貴重な機会を活かし、いかに物を美しく見せるか、来場者の眼と心を昂揚させるか、案じられたことを尋ねました。

杉山さんの解説は導入部の玄関広間からスタート。開放感あふれる吹き抜け空間の展示テーマは「朝鮮白磁の諸相」。無地をはじめ、染付(青花)、褐色に発色する鉄絵具で加飾した「鉄砂(てっしゃ)」、赤色に発色する銅顔料で絵付けされた「辰砂(しんしゃ)」の白磁を紹介しています。まずは、正面の大階段では踊り場の青い染付の白磁と青い表具の朝鮮民画とのペアに注目です。青色で調和をはかりつつ、朱色を挿した民画の力強さで場を収め、大らかで活き活きとした朝鮮工芸の魅力を見渡すように表したそうです。

次に大階段の左右に眼を向けてみましょう。左側の展示ケースには無地の白磁、壁には色鮮やかな牡丹の絵が飾られ、そばに朱色に塗られた箪笥(たんす)が置かれています。白と赤のコントラストから明るい華やかさを感じて階段の右側に眼を移せば、ケースには辰砂と鉄砂の白磁、壁には虎の絵と「バンダチ」という箪笥が見え、左側とは対照的なやや重い印象を受けます。「正面と左右で世界観が分かれるようにしながら、調和を取りました」と杉山さん。このように、そばに位置するものどうし、左右や上下、対角線にあるものの色や風情をときに揃え、ときにあえてずらしていく。杉山さん、ひいては鈴木さんの展示手法の基本はこの法則に乗っ取っているのだと私は想像しました。

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<大階段下の左側に並ぶ無地白磁。上は≪白磁祭器≫、下は≪白磁共手水注≫。壁には赤色の絵と箪笥を配置>

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<大階段下の右側にある≪辰砂巴紋面取壺≫と、武骨なバンダチの雰囲気に合う虎の民画>

大階段を上がると、左側に並ぶ黄色の表具が眼に入ってきます。「正面の青に対して黄色という対比で色が引き立つようにしました」と杉山さん。単調にならず、文様、色、かたちが互いに引き立つ調和の取れた空間を創ること。これぞ鈴木さんから継がれる日本民藝館の展示なのでしょう。

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<大階段正面の青い表具と、旧館2階通路の黄色い表具とが対比している>

日本民藝館本館のうち1936年に竣工した部分は旧館と呼ばれています。その2階廊下障子側の左右は(1階入口と受付の上部)は力のある作品を置く大事な場所。大きくはないけれどかたちが整い、表情豊かな白磁を杉山さんはこの場にふさわしい物として選んでいます。左右に1個ずつ置かれた白磁壺をじっくり観賞しましょう。本展で展示されている白磁は儒教の思想が精神の中心にあった時代に焼かれた物です。

「清らかさ、簡素さ、清貧の美が朝鮮時代の精神世界だったと思います。その世界観をいちばん如実に表すのが白磁。展示全体を通して、清らかさ、清廉な美しさを醸し出すような空間をと、根本に考えました」。

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<旧館2階で障子の左側に置かれたのは日本民藝館を代表する銘品≪染付鉄砂窓絵花鳥文壺≫。背後には柳が非常に好きだった民画≪瀟湘八景 平沙落雁図≫を2幅掛けた。絵が持つ純粋さが、白磁と互いに美を引き立て合っている>

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<旧館2階で障子の右側にはプロポーションの良い白磁壺を置いた。ピュアな清らかさに合わせた民画は≪蓮華図≫。淡い色具合が白い磁器と見事に調和している>

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<旧大広間のあった位置に、1982年に建て替えられた新館の通路には「白磁」展のポスターとなった白磁壺(満月壺)の背後に草虫図を、左右に文机を配置。「白磁が主役となるよう中心に据え、対比として文机を置きました。こういった静かな世界なので、(通路をはさんで)反対側には、静かな印象の版画の文字絵を飾っています。穏やかな心地で観ていただければと思います」と杉山さん>

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<文机の上に置かれた≪白磁蛙型水滴≫と≪鉄砂鳥型水滴≫。「絵にもあるカエルの水滴を置きながら、絵と白磁が仲良くやってね、という気持ちをこめています」。2匹のカエルを対比させた杉山さんの遊び心にニヤリとさせられる。黒い紙に朱墨で物の名前を書くのは日本民藝館の伝統。杉山さんが職員になった当時は鈴木さんが文字を書いていた。解説を書き添えないのは物の良し悪しを知識ではなく、直観で感得してほしいという柳の願いから>

展示のポイント2.家具

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<旧館2階の障子から午後の光が射しこむ。柳が18世紀の英国製長椅子を模してデザインした椅子と木の床、覗きケースが自然光と、暖色の灯りに照らされる。「木造の旧館には何かが宿ってますよね。建物に力があり、物が美しく見える。旧館は展示のメイン会場ではありませんが、気持ちのなかでは、こちらに良い物を並べています」>

日本民藝館は物を陳列する展示ケース、そして所々に置かれた椅子も見どころです。椅子の多くは柳によってデザインされたもので、ケースは柳や染色家・芹沢銈介が考案した特注品です。佇む風情、色と洗練された造形を愛で、椅子には身を委ねて、じっくりと使いこまれた物の美しさを味わい尽くしてください。

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<障子越しの柔らかな自然光と影が眼に優しい。光をどう空間に採り入れるか、柳は相当に計画を練ったに違いない>

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<旧館2階第3室の覗きケースは斜めに角度をつけている。障子の建具がガラスに映るさまも趣きがある。この硯は並行に並べることを意識し、少しずらしながらリズムを出したそう>

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<新館通路の椅子で眼と心をひと休み。また気持ちを高めて展示室に入って行こう>

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<新館のテラスには堂々とした大壺が並び、元気をもらえる。「白磁」展会期中はキムチや味噌を漬けていた≪鉄釉指描文甕≫などの大物が野外展示されている>

展示のポイント3.配置

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<新館・大展示室の展示ケース。最下段に大きな物を置くのが基本>

広い視野で展示風景を観たあとは、展示ケースの内部に焦点を当ててみましょう。展示ケースは上下や左右に物が並びますが、そのかたちや大きさ、色、文様、雰囲気はひとつひとつ異なっても、違和感がありません。そこで、調和を取るための秘訣を、無地の白磁と黒い石工品を展示した旧館2階第3室を例に、杉山さんに教えてもらいました。

「展示ケースは下段がだいたい2点、大きな物でボリュームを出します。上段は3点か2点、真ん中の段に大きな物を1点という場合もあります。まずは色とかたち。これがかぶらないようにしつつ、対比できるように意識しながら並べます。例えば、取手のある物は注ぎ口がある側に、その物より低い物を置くとか、縦に長い物は同じような物を置くとか。そういったことを取り合わせしつつ、バランスをはかっています」

その説明を耳にすると、「鈴木さんは物の対比を重視していた」と、今は天国にいる久野さんもたびたび話していたのを思い起こし、しんみりと寂しい気持ちにもなりました。

「物を対比しながらリズムを生む。単調にならないように、観る人がワクワクし、心地いいリズムを感じられる展示をしなくては駄目だと鈴木先生はよく言っていましたね」と杉山さんは教えを振り返ります。

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<旧館2階第3室の展示ケース。「この白と黒が朝鮮の儒教精神を端的に表しているのではないでしょうか。白と黒の対比で清らかさを観ていただければ」と杉山さん。左は≪白磁高脚杯≫と中央の≪碗≫、右の≪注子≫との対比、高低のバランスが心地いい。それにしても≪碗≫、≪注子≫とも石から出来た物とは思えない柔らかさがあり、惹かれる>

覗きケースの展示は難しいけれど、鈴木さんから学んだ法則があると杉山さん。

「列を揃えて並べることもあるし、崩してもピタッとはまる瞬間があります。同じようなかたちの物は少し距離を置きますが、上から観ると、あるべきところにあるという感じ」。鈴木さんからは「物がここに置いてくれって言っているんだ。そこに置けばいいんだよ」と諭されたものの、「なかなか、そこまでいかないのですが・・・」と杉山さんは笑います。

「物が居たい場所があるんだと。それを聴き出すのが極意なのでしょうねぇ。何度もやっていると、おのずとここにこういう物があった方がいいかなってわかってくるのですが、それは経験を重ねて会得していくしかないですね。展示というのは解答が無いんです。無尽蔵の答えがあるなかで、よりベターな状態を自分なりに探していくという感じでしょうか」

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<旧館2階第3室の覗きケース。上段/左上より≪白磁陽刻長生文蓋物≫、≪白磁角筥≫、≪白磁おろし器≫、≪白磁杯台≫。下段/左より≪白磁透彫卍文杯台≫、≪白磁おろし器≫2種>

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<新館通路の覗きケース。染付の小品類は揃えて並べた。「標本みたいでおもしろいじゃないですか?」と杉山さん>

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<大広間の新館「大展示室」。正面壁に大きなケースを置き、その左右はシンメトリーにケースを並べた。そして左右の壁はシンメトリーを崩してケースを配置している。覗きケースの上側が空いてしまうので、主役である白磁の力を削がず、彩りをそっと添えるような絵を掛けた。表具の色とかたちも調和を考えて選ぶ>

新館「大展示室」の展示にあたっては、まずケースの配置から考えましたと杉山さん。「正面はあえてシンメトリーにして、左右の壁面はボリューム感を合わせながら、シンメトリーにならないようケースの種類を変え、位置を微妙にずらしてバランスを取っています。左右均等でないというのがポイント。アンバランスのなかのバランス。きちんとシンメトリーになっていないのに、そこに調和が観て取れるというのがケースの配置で共通していることかもしれません」ケースの配置が決まったら、そこに何を置くか、大きさや色、かたちの組み合わせを、物を動かしながら見極めて選んでいくそうです。

「物どうしって相性があるんです。名品同士を並べればうまくいくというものではない。一方で、いつもは表にあまり出さない物を隣に置くと互いが良くなるということもあって、おもしろいですよ。だから展示は相性の良いものどうしを並べる作業とも言えます」

展示のポイント4.無地白磁

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<旧館2階第3室の床の間に1個ずつ置かれた無地白磁と官画(宮廷画家の絵画)>

今回の展示でいちばん上手くいった、楽しかったと杉山さんが笑顔を浮かべた空間が旧館2階第3室でした。この部屋には日本民藝館のお宝的な無地白磁の壺が2個展示されています。当初はこの部屋に1個だけにして、もう1個は旧館1階の玄関広間に置こうとしたそうですが、あえて贅沢に、この部屋の床の間に1個ずつドーンと鎮座させています。

「この壺1個で床の間を独り占めできる力、エネルギーを備えています。それで、白磁の持つ無上の美に負けないくらい清らかで精神性の高い絵を掛けました。朝鮮時代を代表する文人の画家が描いた官画です。民画とは違う崇高さが感じられ、白磁と呼応し合っていると思います」

柳も最初は染付に惹かれたけれど、最後は無地に行き着くと述べていた無地白磁。白といっても乳白色もあるし、青みがかった白など、いろいろな色味があります。また、ひとつの壺も観る角度によって風合いが違うし、まるで別の表情を見せます。

「そういう意味では焼物には命がありませんが、命ある物として接し、観ていますと、少しでも美しく見せてあげたいという想いにもなります。もの言わぬ物から、さまざまな言葉を紡ぎ出すような作業が展示の醍醐味であり、極意かもしれませんね」という杉山さん。美しい物を愛しむ温かな眼差し、そして40年の経験からくる、展示の真理を表した言葉が心に響き、グッときました。

日本民藝館

住所:東京都目黒区駒場4-3-33
電話:03-3467-4527

開館時間:10:00~17:00 (毎週金曜は19:00まで開館)、入館は閉館30分前まで

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)、展示替え期間は休館

入館料:  大人1,100円、高大生600円、中小生200円

HP : http://www.mingeikan.or.jp/

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ヤスヒロ・ワールド

東京佃島生まれ育ちの江戸っ子。旅行ガイドの編集者。
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