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【2018年版】本場ドイツで楽しむクリスマスマーケット!おすすめ都市7選
こんにちは!ricoです!ヨーロッパでは11月の最終日曜日に1本のろうそくに火を灯すことからクリスマスが始まり、11月下旬から各地でクリスマスマーケットが開催されます!
今回は、ヨーロッパの中でもクリスマスマーケットの本場・ドイツで開催される7つのクリスマスマーケットをご紹介します。各都市の街並みや屋台グルメ、マーケットの特徴、2018年の開催日程、持っていきたい便利グッズもご紹介していきます!!
目次
- 1. フランクフルト(Frankfurt am Main)
- 2. ニュルンベルク(Nürnberg)
- 3. シュトゥットガルト(Stuttgart)
- 4. ドレスデン(Dresden)
- 5. エスリンゲン(Esslingen)
- 6. トリーア(Trier)
- 7. ヴュルツブルク(Würzburg)
- 番外編:ミュンヘン空港(Flughafen München)
- あると安心!持って行きたい便利グッズ
- まとめ
1. フランクフルト(Frankfurt am Main)
フランクフルトのクリスマスマーケットのメイン会場はレーマー広場。ガレリアカウフホーフやマイツァイルなどのデパートが並ぶツァイル通りまで屋台がずーーっと続いています!
メイン会場のレーマー広場には、2階建てのメリーゴーランドや巨大なクリスマスツリーが!このツリーを見るとクリスマスマーケットに来たな~と実感します。
建物の屋根の上では吹奏楽団が生演奏をしていました。屋根の上にあんなスペースあるんですね・・・!
【屋台グルメ】カルトッフェルプッファーのリンゴジャム添え
カルトッフェルプッファーとはハッシュドポテトをパンケーキくらいの大きさにした感じの食べ物です。結構油っこいのですが、リンゴジャムが中和していい感じにさっぱりさせてくれます。美味しいけど3個は食べきれない・・・!
【屋台グルメ】ワッフル&カリーヴルスト
ドイツで定番の「nutella」を塗ったワッフル。しっとり目の口当たりでした。
ソーセージにケチャップとカレー粉をかけた「カリーヴルスト」。ベルリンが発祥の地ですが、結構色々なところで食べられますよ~。
大都市だけあってマーケットの中心地はかなりの混雑です。警察官も巡回はしていますが、スリには十分に注意したほうが良いです。
フランクフルトクリスマスマーケット
開催期間:2018年11月26日~12月22日
開催時間:月~土 10:00 - 21:00 / 日 11:00 - 21:00(出典元:ドイツ観光局HP)
2. ニュルンベルク(Nürnberg)
ニュルンベルクはリヒャルト・ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の舞台として知られるバイエルン州第2の都市。
ニュルンベルクのクリスマスマーケットは「世界三大クリスマスマーケット」の一つであり、「世界一有名なクリスマスマーケット」として知られています。
また、ニュルンベルクのクリスマスマーケットはChristkindlesmarkt(クリストキンドルマルクト)と言います。クリスト・キントとは生誕したてのイエス・キリストのことを言い、幼児天使クリスト・キントがこのクリスマスマーケットの開幕宣言をします。
多国籍マーケット&子ども向けマーケット
ニュルンベルクのマーケットの一角には、イギリスやチェコなどドイツ以外の国が出展する屋台が密集したマーケットがありました。
ここで小腹が空いたのでチョコクッキー的なお菓子とグリューワインを!マグカップにはニュルンベルクの描かれていて可愛い!
イギリスの屋台ではホットワインならぬホットウイスキーがありました・・・が、友人曰く味は微妙とのことでした。。。日本も屋台出して熱燗とかおでん出したら売れるんじゃないかなぁ~!!
子ども向けのクリスマスマーケット「KinderWeihnacht」もあります。売ってるものはお菓子とかおもちゃが多めだったかな?
【屋台グルメ】ニュルンベルガーソーセージ
ニュルンベルクと言えばこれ!なのが「ニュルンベルガー」という細いソーセージ。ニュルンベルガーと言うだけあって、他の街のマーケットでは見たことがありません。
こんな感じでパンに3本ソーセージが挟まった状態でいただけます!ザワークラウトもどっさり。
【特産品】レープクーヘン
また、ニュルンベルクでは「レープクーヘン」というスパイスが効いたクリスマスクッキーが有名で、この街を代表する特産品として数えられています。中でも有名なのがLebkuchen-SCHMIDT(レープクーヘン・シュミット)社。ニュルンベルク内に常設で3店舗、フランクフルトやミュンヘン、シュトゥットガルトに支店がある有名なお店です。私はクリスマスマーケット内に出店していたところで買ったのですが、店舗は結構混み合っていました。持ち帰りも出来るのでお土産におすすめですよ~♪
ニュルンベルク クリスマスマーケット
開催期間:2018年11月30日~12月24日
開催時間:10:00 - 21:00※12月24日のみ10:00 - 14:00(出典元:ドイツ観光局HP)
3. シュトゥットガルト(Stuttgart)
シュトゥットガルトのクリスマスマーケットは「世界三大クリスマスマーケット」の一つであり、「世界最大のクリスマスマーケット」としても知られています。
シュトゥットガルト中央駅を出てしばらく歩くと、シュロス広場という大きな広場に出ます。ここからクリスマスマーケットが始まります。
ショッピングモールも素敵なイルミネーションで彩られています!
オーナメントみたいな観覧車。勿論乗る事もできます!
【屋台グルメ】バウムシュトロイゼル(BaumStreusel)
シュトゥットガルトのマグカップと「バウムシュトロイゼル(BaumStreusel)」。このバウムシュトロイゼル、常に焼きたてが提供されるため、めちゃめちゃ美味しいです。シナモンシュガーやココアシュガーなど好きなフレーバーをかけてくれます。
ヨーロッパでは結構ポピュラーなもので、チェコではトゥルデルニーク(Trdelnik)、ハンガリーではクルトシュカラーチ(Kürtős Kalács)という名前で売られています。
【屋台グルメ】シュテッカルフィッシュ(Steckerlfisch)
屋台で見つけてびっくりしたのがこちらの「シュテッカルフィッシュ(Steckerlfisch)」。シュテッカルフィッシュとはマスやサバの塩焼きを指す言葉だそうです。すごく気になったのですが、このときは一人だったため食べきれないと判断し断念・・・。
シュトゥットガルトクリスマスマーケット
開催期間:2018年11月28日~12月23日
開催時間:月~木 10:00 - 21:00 / 金~土 10:00 - 22:00 / 日 11:00 - 21:00(出典元:ドイツ観光局HP)
4. ドレスデン(Dresden)
ドレスデンのクリスマスマーケットはシュトリーツェル・マルクト(The Dresden Striezelmarkt)といい、「世界三大クリスマスマーケット」の一つであり、「世界最古のクリスマスマーケット」として知られています。
シュトリーツェルとは、最近日本でも良く見かけるようになったクリスマスのお菓子「シュトレン(Stollen)」を意味しています。
マグカップにはドレスデンのシンボル聖母教会が描かれています。
こちらのマグの左側にも描かれています。写真だと見えていませんが・・・。
年に一度のシュトレン祭り!
ちょうど私が行った日は年に一度の「シュトレン祭り(Stollenfest)」が開催されていました!
このお祭りはドレスデン名物シュトレンの味や歴史を多くの人に知ってもらおうと始まった1日限りのお祭り。毎年第2アドベントの前の土曜日に開催されます!
重さ約3トンの巨大なシュトレンが台車に乗ってドレスデンの街中をパレードします!そして最後はシュトリーツェル・マルクトで切り分けられ、一袋6ユーロで販売されます。
買ったシュトレンがこちら。
袋にはちゃんとシュトレン祭りと書いてあります!2袋買ったので重さを比べたところ、600gと800gでした。
【屋台グルメ】ケールの煮物ソーセージ添え
ドイツのクリスマスマーケットではケールは定番の食べ物。日本の高菜炒めに似ている味で、ご飯にかけて食べたい一品でした。
【屋台グルメ】ドレスデンの手作りパン(Dresdner Rahmklecks)
ハムが入った焼き立てパンの上にチーズをかけてくれる一品で、お気に入りグルメの一つです!結構人気で常に列ができていました。
ドレスデン クリスマスマーケット
開催期間:2018年11月28日~12月24日
開催時間:10:00 - 21:00 (出典元:ドイツ観光局HP)
5. エスリンゲン(Esslingen)
筆者が絶対におすすめしたいのがエスリンゲンのクリスマスマーケット。エスリンゲンはシュトゥットガルトからSバーンで15分ほどのところにあります。都会のシュトゥットガルトとは違った感じのかわいい町並みが広がります。
エスリンゲンのクリスマスマーケットは主に3箇所に分かれており、一般的なクリスマスマーケットとアルトマルクト(中世のクリスマスマーケット)があります。
アルトマルクトとは、その名のとおり中世の時代を再現したマーケットです。電飾をほとんど使わず、飾りつけや売り物、店員さんの衣装も中世を再現したものになっています。
どっかのRPGの防具屋さんにしか見えない屋台や・・・
魔法が使えそうな飾り物が売っている屋台とか
魔法使いのような店員さんがいたり・・・まるでRPGの世界に入ったような錯覚に陥る夢のような空間でした。売っているものはハイセンスすぎてちょっと手が出ませんでしたが、見てるだけでもすごく楽しかったです笑
アルトマルクトはドレスデンにもありましたが、雰囲気はエスリンゲンの方が断然良いです。夜verが見られなかったので次回は泊りがけで行きたい。
【屋台グルメ】あの葉っぱがかかったケバブ?!
アルトマルクトで見つけてびっくりしたのがこちらのケバブ。一見普通のケバブに見えるのですが、よく見るとちょろっと葉っぱがかかっています。
実はこれ「大麻」なんです。あの麻薬の大麻です。「え?!食べていいのこれ?!」と聞いたところ、食用の大麻なのでOKとのこと。実際のところ、肉の香りしかしなくてよく分かりませんでしたが・・・笑
現地在住の日本人妻の方に案内していただいたのですが、妊娠中にこれを食べたところ予定日が1ヶ月早まったとか・・・(大麻のせいかどうかは不明ですが)
【屋台グルメ】ケーゼシュッペッツレ
ドイツのレストランでもよく見かけるケーゼシュッペッツレ。こちらはショートパスタをチーズで和えたドイツ料理です。本来は上にソースがかかっていないのですが、お願いしたらサービスでかけてくれました><
エスリンゲンのマグカップは耐熱ガラスでした。街の名前や名所が描かれていないのでエスリンゲン限定ではなさそう?冷たいドリンクを飲むのにも丁度良いいので、持ち帰ったマグの中で一番使い勝手が良いです。
エスリンゲンクリスマスマーケット
開催期間:2018年11月27日~12月21日
開催時間:毎日 11:00 - 20:30(出典元:ドイツ観光局HP)
6. トリーア(Trier)
トリーアは、世界遺産「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」があるドイツ最古の都市。そんなトリーアの象徴となっているのがローマ時代の市城門「ポルタ・ニグラ」。
この門をくぐってトリーアの街中に入ります。
昼間は人がまばらでしたが、暗くなってくると段々と人が増えてきました。
大聖堂前ともう一つの広場でもやってました。
トリーアではレストランで食事をしたため、屋台グルメの紹介はありません!マグカップだけ載せておきますね。
トリーア クリスマスマーケット
開催期間:2018年11月23日~12月22日
開催時間:月~木 10:30 - 20:30 / 金~土 10:30 - 21:30 / 日 11:00 - 20:30(出典元:ドイツ観光局HP)
7. ヴュルツブルク(Würzburg)
ヴュルツブルクのクリスマスマーケットはファルケンハウスやマリア礼拝堂があるマルクト広場を中心に行われます!夜になると礼拝堂がライトアップされるのでロマンチックな雰囲気に♪
【屋台グルメ】ドイツ式ピザ
ドイツのピザと言えばフラムクーヘン(薄いピザ)のイメージなのですが、こちらではしっかり目の生地のピザが売っていました。ひたすらベーコンベーコンベーコンで美味しい!!
下の写真のピザはネギが乗っていてちょっと日本を思い出す味でした。一人1枚食べたらすっごいお腹いっぱいになりました。
【屋台グルメ】アップルサイダー
ノンアルコールのドリンクで、リンゴジュースにシナモンやクローブなどのスパイスを入れて煮込んだ温かいドリンクです。
グリューワインで酔ってしまったときにもオススメですよ~
ヴュルツブルクのクリスマスマーケット
開催期間:2018年11月30日~12月23日
開催時間:月~土 10:00 - 20:30 / 日 11:00 - 20:30(出典元:ドイツ観光局HP)
番外編:ミュンヘン空港(Flughafen München)
ミュンヘン空港の第1ターミナルと第2ターミナルの間でも開催されています。
真ん中にはスケートリンクがあり、何気に露店も結構あります!
こちらはクラムチャウダーとグヤーシュ。マグカップはミュンヘン空港限定ものは無く、汎用性のあるデザインでした。
帰国前だったので機内でのおやつにココア味のマンデル(ナッツのお菓子)を購入!これのおかげで帰国直前までドイツ気分が味わえました♪
ミュンヘン空港 クリスマスマーケット
開催期間:2018年11月17日~2018年12月30日(出典元:ミュンヘン空港HP)
※上記イベントサイトは終了しています
あると安心!持って行きたい便利グッズ
<おしぼり>
クリスマスマーケットでは、グリューワインなどのドリンクがマグカップの周りに付いた状態で提供されることもしばしば。割とべた付くので、おしぼりは必需品でした。また、飲み終わった後にマグカップを持ち帰りたい時もサッと拭けるので結構重宝しました。
<ビニール袋>
食べ切れなかった食べ物を入れたり、持ち帰るマグカップを入れたり、ごみ袋にしたりとこちらも必需品。ジップロックがあると尚良いです。
<エコバッグ>
クリスマスマーケットに限らずドイツで買い物をしても袋は殆どもらえませんのでエコバッグは必需品です。
<ウコンの力>
お酒を飲む人に限りますが、グリューワインやプンシュなど温かいアルコール類を飲む機会が多くなります。1日楽しむためにも、アルコール対策はお忘れなく・・・。
まとめ
クリスマスマーケットではその街ごとに異なるマグカップでドリンクが提供されます。(街限定のデザインでなく、汎用性のあるデザインのところもありますが)マグカップは返却すればデポジットが返金されますが、持ち帰ってもOKです。
今年は本場ドイツでクリスマスを味わうのはいかがでしょうか♪私も3年連続になりますが、今年も行こうかと思っています!ほんとに!!ドイツのクリスマスは最高なのでぜひ!!
※編集部註:本記事は2018年9月に公開したものです。2021年3月に一部リンクを修正しました。
【ドイツひとくちメモ】
ドイツと言えば美しいクリスマスマーケットが世界的にも有名ですが、その他にも見どころ満載です。
白鳥城と呼ばれる白亜のノイ・シュヴァン・シュタイン城。ロマンチック街道の宝石と呼ばれる中世の街ローテンブルグ。古城街道にあり、ドイツでもっとも古い大学のあるハイデルベルグ。グルメもソーセージ、ビールなど一度では味わいきれない魅力の詰まった国です。ヨーロッパの中でも日本人に近いといわれる真面目でしっかりしたドイツ人。歴史的にも文化的にも奥が深いドイツという国。あなたも訪れてみませんか?
<時間と費用>(関東発の目安)
- 旅行日数:約5~8日間
- ツアー費用:約84,800円~約598,000円
まずはドイツにどんなツアーがあるか探してみてはいかがでしょうか?
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rico
- 気が向いたらドイツに行き、気が付いたら渡独回数5回に。最近は警察官のかっこよさに目覚め、見かけるたびに拝んでいます。写真は撮れないため、行くたびに目に焼き付けて帰ってきています。