知る人ぞ知る!ダイナミックな台湾の奇景「月世界」を歩いてみよう!

見る人を圧倒する「月世界」は、自然がつくり上げた奇妙な芸術作品。そんな台湾の隠れた観光スポットである「月世界」へのアクセス方法と歩き方をご紹介します!

目次

台湾にいくつかある「月世界」とは...

「月世界」とは、自然の力によって生み出された切り立つ荒地の山々のこと。むき出しになった山肌が、まるで月面を彷彿とさせることからそう呼ばれています。

「月世界」の地形は、長い年月をかけ雨と河の水によって浸食された岩の上に、泥や砂が堆積し、地殻変動や風化、沈積を繰り返し現在の姿になっています。粘土のような手触りの地表には、泥水の流れた痕や乾燥によってできたひび割れが刻み込まれ、まるで芸術作品のよう。灰色がかった地表が山々を覆い、乾燥に強く根が地表近くに分布する植物だけが生息しています。

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「田寮月世界」へのアクセス方法

台湾にいくつかある「月世界」ですが、今回ご紹介するのは高雄の西北部にある「田寮月世界」です。ちょうど高雄と台南の境目あたりに位置しているので、どちらからもアクセスすることができますが、距離的には台南からの方が近いです。

高雄からのアクセス方法

捷運(MRT)南岡山駅から高雄客運8012番、もしくは港都客運紅70B番バスに乗り「日月禅寺」バス停下車。(ひとつ前の「月世界」バス停でも大丈夫ですが、「日月禅寺」バス停の方が散策コースの入り口に近いです。)約1時間15分ほどで到着します。

台南からのアクセス方法

台南空港もしくは高鐵(新幹線)台南駅から高雄客運8042番に乗車し、「日月禅寺」バス停下車。45分ほどで到着します。(ひとつ前の「月世界」バス停でも大丈夫ですが、「日月禅寺」バス停の方が散策コースの入り口に近いです。)

※新幹線の台南駅と台鉄台南駅は離れていてます。台鉄の沙崙駅が新幹線の台南駅と直結しています。

ハイキングコースを歩いてみよう!

「日月禅寺」バス停を降りたら、アイスやフルーツなどを売る屋台が並ぶ月世界の入り口を目指して歩きましょう。

その近くには月世界にまつわる展示を行っている「泥岩地質生態開設中心」というインフォメーションセンターがあり、そこが地景公園ハイキングコースの出発地点となります。コースは1周1850m。途中階段がありますが、激しいアップダウンはなく約40分ほどでぐるりと回ることができます。

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ハイキングコースはきれいに舗装されていますが、雨のなど後はぬかるんでいる場所もあります。途中、山肌を間近で見ることができたり、ダムの役割を果たす井戸などがあったりします。

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私が訪れたときは、階段の工事が行われていたため、残念なことに景観台へは上がることができなかったのですが、それでも月世界の壮大な風景はじっくりと楽しむことができました。見ての通り樹木の少ない山なので、陽ざしの強い時間帯に訪れる際は暑さ対策をお忘れなく!また西日が差す夕暮れ時や、ライトアップされる夜に行って、ひと味違った表情を楽しむのもよさそうです。

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足を伸ばして周辺エリアへ

月世界ハイキングコースの周辺には、地中からポコポコと泥の池にガスが湧き出る「泥火山」や、石灰岩の高い壁のひんやりとした隙間を通り抜けすことができる「石母乳」など、自然が織りなす美しい風景が楽しめる観光スポットも点在しています。

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また、「土雞」という台湾地鶏も有名で「土雞城」という専門店も多くあります。放し飼いで育てられた地鶏は、身が引きしまりプリッとしているのが特徴。「泥火山」の泥で包み焼きにしたジューシーな地鶏料理は食べてみる価値ありです。ぜひ「月世界」と合わせて楽しんでみてくださいね。

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ロータス

ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。

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