巨大スケールの展示が迫力満点！上海自然博物館

2015年オープン、上海自然博物館

今回は2015年にオープンした、まだ真新しい「上海自然博物館」をご紹介します。夏の暑い時期、冬の寒い日、雨降りの日に外を観光するのはつらいもの。そんな時に重宝する観光スポットと言えば博物館です。中国語がよくわからなくても展示のビジュアルで意味を理解できるのもうれしいところ。

上海自然博物館のチケットの購入は写真にある博物館入り口右側にあるチケット窓口で購入します。大人1人30元です。チケット購入後、入り口で飛行機搭乗時のような手荷物の保安検査を受け、管内に入場できます。ライターなどの持ち込みが禁止されていますので、特にスモーカーの方は注意。館内は全館禁煙です。

上海自然博物館の展示内容

まずは順路に従い2階に上がります。

起源の謎

46億年前の地球が誕生した様子が展示されています。大きなスクリーンでの映像がとても見やすいです。

命の長河

起源の謎の展示に引き続き、こちらの展示がこの博物館の見どころの1つ、海の生物、太古の生物、陸の生物の模型やはく製を一堂に集め、ボリュームたっぷり・大迫力で展示されているエリアです。子どもたちがとても喜ぶエリアです。

まず目に入るのが巨大な首長竜。バックにはシロナガスクジラ、プテラノドン、ジンベイザメ等も見えますね。

同じ場所から視点を下におろして撮影した写真です。回廊型の展示になっており、見学者はスロープを下へくだっていきます。天井に海の生物が舞い、太古と現代の生物が入り混じる不思議な空間です。

順路に従っていくと人気者・パンダのはく製も。

日本の動物園でもめったに見れない、アフリカ原産で巨大な角を持つ野生牛・アンコーレワトゥシのはく製。

これらの展示の先には太古の恐竜の原寸大の模型もあります。こんな大きな生物が太古の時代に生きていたんだ・・・と思いを馳せることができます。

自然体験

先ほどの展示と対照的に、ここでは昆虫類・魚類・爬虫類・両生類等の生物が見れます。筆者が入った時にはミツバチの生態展示をしていました。

ここには蝶々館がありますが、入るには別途入場整理券が必要です（要事前予約）。また触れる時間が決まっていますが、磯の生物のタッチプールもあります。カブトガニがいますよ。

進化の道

子どもたちが大好きな恐竜のはく製がたくさん展示してあります。

このコーナーではカンブリア紀の生命進化の成り立ちが紹介されているミニ映画を観れます。ここまで回ってくると若干疲れてくるので、休憩がてらご覧になるといいと思います。

生態万象

こちらのコーナーもこの博物館の見どころの1つ。アフリカ大陸の動物たちと自然を表現した展示エリアです。展示エリアの広さもたっぷりとってあり、サバンナでおなじみのライオン、ハイエナ、シマウマ、ワニ、バオバブの樹や大きなアリ塚まで細かに再現されています。一定時間で照明が切り替わり、昼と夜の景色も楽しませてくれます。

色とりどりの生命

鳥類のはく製や昆虫の標本が飾られています。

その数たるや圧巻。天井から床まで標本が展示されているコーナーもあります。昆虫好きな方にとってはいつまで見ても見飽きない展示だと思います。

他にも南極・北極、熱帯雨林や深海の生態を紹介する展示や、上海故事という上海の変遷を展示したコーナーも比較的見応えのある展示でオススメです。

最後はミュージアムショップでお土産をゲット

全ての展示を見終わった先にミュージアムショップが併設されています。販売されている商品の品質は概ね高いです。

上海自然博物館は広く展示もたくさんある為、是非とも1日かけて回りたいところです。館内に数か所カフェや食堂があります。リーズナブルでカジュアルなフードコートやお値段お高めだけれど雰囲気のいいカフェもあります。

またこの博物館のあるエリアは南京西路という賑やかなエリアなのでレストランも豊富です。先の記事でも紹介したスターバックス・リザーブ・ロースタリーもエリア内です。もし館外に出て食事が可能ならそちらでもいいと思いますよ。

市街地エリアにありアクセスも良好。新しい発見に満ちた「上海自然博物館」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

上海自然博物館（中国名：上海自然博物馆）

・住所：上海市静安区北京西路510号(上海雕塑公园内)
・アクセス：地下鉄上海地铁13号線「自然博物館」駅1番出口、1号線「新闸路」駅1番出口、2号線「南京西路」駅2番出口から徒歩
・開館時間：火曜～日曜日 9:00-17:15
・チケット販売時間：営業日 8:45-16:30
・定休日：月曜日(中国の祝日に当たる場合は営業)
・電話番号：021-68622000