実はトルコはドラマ大国!世界90か国で大ヒットのトルコ版「大奥」シーズン2が、日本でもいよいよスタート!!

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(C)Tims Productions

たびこふれ編集部のnishiurashiです。2018年7月18日に、CSエンターテインメントチャンネル「チャンネル銀河」さんおよび、駐日トルコ共和国大使館さんによる、トルコ歴史ドラマの記者発表がありましたので、取材に行ってきました!

トルコのドラマって一度も見たことがないですし、そもそもイメージすら湧かないのですが、どうやらトルコはかなりドラマが盛んな国なようですよ!私は2か月前にトルコに行ったばかりですが、そのときにはドラマなんて全く見なかったので、少しは見ておけば良かったなーと思いつつ、、、取材開始です!

目次

トルコは世界第2位のドラマ大国!

トルコはドラマが盛んだとお伝えしましたが、どれだけ盛んかと言いますと、なんと、ドラマの輸出規模がアメリカに次いで世界第2位なんです!!そんなにトルコのドラマが世界で見られているなんて驚きでした!でも、それもそのはず、主な輸出先は中東やアラブ諸国、バルカン半島などの近隣国と中南米の一部ということで、日本を含めアジアにはあまり輸出されていないんですね。どうりで見たことないわけです。

そんな中、日本で初めて放映されたトルコのドラマが、今回ご紹介する「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」です。ドラマについては後ほど詳しくご紹介しますので、まずは日本とトルコの関係について簡単に説明しますね。

トルコが親日の国と言われる理由

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記者発表会ではまず、駐日トルコ共和国大使のハサン・ムラット・メルジャン氏よりご挨拶がありました。ここで触れられたのが、1890年に起こった「エルトゥールル号遭難事件」。トルコの軍艦エルトゥールルが和歌山県の串本町沖で遭難してしまったのを、串本町の住民の方が救助した出来事ですが、これをきっかけにトルコと日本の友好関係が始まったと言われています。

そういう事件があったことは少しだけ聞いたことがある程度でしたが詳しくは知らず、私と同様あまり詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。この事件を扱った「海難1890」という、日本とトルコの合作映画(2015年公開)がありますので、是非見てみたいと思います。

トルコ版大奥「オスマン帝国外伝 愛と欲望のハレム」とは?

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(C)Tims Productions

さて、ドラマの話に戻ります。今回ご紹介する「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」は、トルコ国内で数々の賞を受賞して一大ブームとなり、さらには世界90か国で大ヒットするなど、世界的な人気を誇る歴史ドラマです。

内容を簡単に説明すると、トルコ版「大奥」。女性同士のドロドロとした激しい権力争いといったところでしょうか。どこの国でも、こういったドラマって人気が出るんですね~。

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チャンネル銀河 株式会社 代表取締役社長 寺嶋博礼(てらしまひろのり)氏もご挨拶されました。「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」は2017年8月~10月にかけてシーズン1が日本で放送されたのですが、これが大反響だったようで、今回シーズン2の放送が決まったとのことです(放送終了後の反響は、通常のドラマなら数十件なところ、このドラマは300件を超えたようです!)。

オスマン帝国外伝シーズン1のあらすじ

まずは簡単に、主な登場人物を説明します。

  • スレイマン:オスマン帝国第10代皇帝
  • ヒュッレム:皇帝妃の座を狙う。元々は奴隷として献上されていたが、スレイマンに気に入られた
  • イブラヒム:大宰相(=オスマン帝国における最上位の官位)。スレイマンに仕えている
  • マヒデブラン:現在の皇帝妃
  • レオ:ヒュッレムの元婚約者

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<第10代皇帝スレイマン> (C)Tims Productions

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<皇帝妃の座を狙うヒュッレム> (C)Tims Productions

内容は、先程説明したように「大奥」と似たような雰囲気で、皇帝の妃(きさき)の座を狙った女性同士の激しい権力争いです。ヒュッレムという女性は、奴隷として皇帝スレイマンに献上されていたのですが、スレイマンに気に入られれば権力を手にして生き残ることが出来ると知り、色々な手段を使って存在感を増していきます。加えてこの美貌も、スレイマンに気に入られた理由のひとつですね。

こうして力を付けていったヒュッレムの存在が、スレイマンの右腕であるイブラヒムには都合が悪かったようで、ヒュッレムとイブラヒムは対立していきます。さらには、死んだと思っていたヒュッレムの元婚約者レオが現れてヒュッレムを助けようとしたり、ヒュッレムを蹴落としたい周りの女性から激しい嫌がらせを受けたり、スレイマンが別の女性に気を持ってしまったりと、ヒュッレムの周りではもう本当に色んな人が、自分の権力のためにあれこれ策を練っているようなドラマといった感じですね。

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(C)Tims Productions

本当にたくさんの女性ばかりです。まさに大奥ですね。

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悲しそうな表情のヒュッレム。

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(C)Tims Productions

あ~もっともっと悲しいことがあったんでしょうか。ヒュッレム。。。

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(C)Tims Productions

あぁ恐ろしい。。。

さてさて、こんな並の神経では生きていけないような環境にいるヒュッレムですが、これから放送されるシーズン2では、スレイマンの右腕イブラヒムとの対立もますます激しくなっていくようです。そしてまた、現在の皇帝妃であるマヒデブランという人物とも激しく戦っていくようです。果たしてヒュッレムは皇帝妃まで上り詰めることが出来るのか!?気になる方は是非シーズン2をご覧ください!!

トルコ大好き俳優 大東駿介さんのトークショー!

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最後に、俳優の大東駿介(だいとうしゅんすけ)さんによるトークショーがありました。

大東さんは、2009年に番組の企画でトルコを訪れて以来、トルコが大好きになったと言います。観光名所はどこを見てももちろん素晴らしいとのことでしたが、それ以上にトルコが魅力的なのは、トルコの「人」が本当に素敵だということでした。

その番組でトルコを訪れた際、旅のしょっぱな空港で財布を落としてしまったようですが(もう最悪ですよね。。。)、拾ったトルコ人の方がその財布を首にぶら下げて持って来てくれたんだそうです!海外で財布なんか落としたら、まずそのまま持って行かれると思っていた大東さん。届けてくれたことだけでも感激したようですが、財布の中身が何も減っていないことに更に驚いたとのことでした!(当然、お金が抜かれていることも覚悟していたようです)

また、バス停の場所が分からなくて道を聞いたら、20分ぐらい歩いてバス停まで連れて行ってくれた上に、バス停に並んでいる人に「この人はこれこれこういう状況だから」と説明して託してくれたこともあったようです。

こういったトルコの人々の温かさに触れられたことで、1週間に及ぶトルコの旅も不安なく過ごすことが出来たようですし、これからトルコに旅行に行かれる方に対しても、「現地の人々と関わること」をひとつの目的として行くと、より楽しめるのではないかと仰っていました。

ちなみに私が2か月前にトルコに行った際も、このトルコの人々の温かさは同じく実感し、本当に印象に残っています。

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また、冒頭で説明した「エルトゥールル号遭難事件」についても、大東さんは現地のトルコ人の方から話を聞いたそうです。美しい夕日を見ながら日本とトルコの友好について言葉を交わしたそのシーンはとても印象に残っていると言います。

そしてその数年後、この「エルトゥールル号遭難事件」の映画化の話が上がったとき、「絶対にこの映画に出たい!」と思った大東さんは、本当にこの映画「海難1890」にトルコ人を救出する串本町の住民の役として出演することが出来たようです。とても素敵なお話ですよね。

そんな大東さんも、この「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」のシーズン1はご覧になったようで、「とんでもない終わり方」をしたからシーズン2も非常に楽しみだと仰っていました。また、こうしてトルコのドラマを見ることで、音楽や食事をはじめ文化の違いを見ることが出来るのも楽しいとのことでした。特に音楽が印象に残っているようですので、皆さんも是非音楽に注目してみてください!

オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~ シーズン2は、7月23日スタート!

今回ご紹介したトルコ版大奥オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」のシーズン2が、2018年7月23日(月)よりいよいよスタートとなります!また、シーズン1のダイジェスト版がYouTubeにアップされていますので、下記よりご覧いただけます!さらに!上述の大東駿介さんがトルコを1週間旅した番組も7月29日(日)から放送されるようですので、こちらも要チェックですね!これらの番組は「チャンネル銀河」さんでご覧いただけます!是非お楽しみに!

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nishiurashi

たびこふれ編集部員。人生初の海外渡航先であるラスベガスに衝撃を受け、海外旅行が好きになりました。年末年始にロンドン一人旅をしてサッカー観戦したこと、ナスカの地上絵遊覧飛行前にビールを飲み、セスナ機内で激しく酔ったこと、九寨溝から成都まで訳あって2人の中国人と丸一日乗用車で移動したこと、どれも良い思い出です。

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