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パリパリ、サクサク、やみつきに! 隣国と違うタイのロティ!?
目次
- 「ロティ」と言えば、カレー?インド?
- タイのロティは、イスラムフードの一つです
- 油で揚げたクレープを想像してみてください
- 甘いロティにコンデンスミルクは欠かせない!
- テイクアウトもOKです!お持ち帰りはこんなクルクルに巻いてくれるお店も!
「ロティ」と言えば、カレー?インド?
ロティと聞くと、どうしても連想してしまうのがカレー、そしてインドではないでしょうか?
もちろん、インドのロティといえば、あのカレーのお供で、ナンに続く主食、チャパティのこと!チャパティとロティは基本的に同じ物らしいです。しかし、タイで食べるロティは、私たちのイメージするインド料理のお供を想像してはいけません。
タイのロティは、揚げクレープのような食べ物です。元々はイスラム教徒の人達に親しまれていた食べ物ですが、外国人に人気のスナックなので、観光客が集まる場所にはロティの屋台が必ずあります。作る過程も見応えがあるので、旅行中に一度は食べておきたいメニューの一つです。
タイのロティは、イスラムフードの一つです
さてさて、それでもタイのロティの起源はインドやパキスタンにあるようですね。現在もお店でロティを販売しているのは、ヒジャブと呼ばれる布で頭部を覆っている、イスラム教の女性を多く見かけます。
そもそも、タイのロティは、インドやパキスタンからの移民が一緒に持ってきた食べ物。かつて取材をしたことがあるロティ専門店で、プーケットのオールドタウン内にあるとっても小さなローカルテーストたっぷりのお店は、1943年にバングラディシュからやってきた創設者が開いたものらしく、今でもプーケットのイスラムフードといえばここ!と言われている老舗店舗。
タイのロティは数あるイスラムフードの中でも癖もなく、だれからも愛され続けるメニューです。
油で揚げたクレープを想像してみてください
タイのロティは、インドやパキスタンなどのロティとは全く異なり、生地をよりうす~くのばして、黄色いマーガリンをたっぷり入れて焼いているのが特徴です。うす~く伸ばした生地を鉄板で焼いたら、中央に具を流し込みます。卵かバナナもしくは、卵バナナかな?それを4サイド中央に向けて折り返して四角にします。中に入れる人気の具は、バナナ!そしてなぜか卵も一緒に入れちゃう!考えてみれば、クレープでもチョコバナナが人気ですよね・・・・・・。
具を入れないただのロティもサクサクしておいしいです。卵を入れる食感も柔らかく食べごたえのあるスナックになります。サクサクな食感がお好みなら、入れない方がベターかも(お好みによりますけど)。観光地の屋台にはありませんが、イスラムフード専門店の場合は、しょっぱいおかずをフィーリングしたローティマタバというメニューや、インド料理のようにカレーと一緒につけて食べるメニューもあります。
タイにくるとロティは、甘いおやつというイメージがありますが、意外におかず系もあります。地元の人に人気らしく、意外にはやく売り切れてしまうのも、しょっぱいおかず系のロティです。
甘いロティにコンデンスミルクは欠かせない!
おやつ系の甘いロティの締めにかけるのは「ナムコーン」と呼ばれるコンデンスミルク。ガッツリかけてもらえるので驚きますが、これがないとロティの味がしない気がするから不思議。
あ、でもさらに砂糖もかけてくれるので、そこまで甘くしたくない方は「マイサイナムターンカ~。(砂糖はいりません。)」とお断りした方がベターです。
テイクアウトもOKです!お持ち帰りはこんなクルクルに巻いてくれるお店も!
何でもテイクアウトできるタイ。ロティももちろんテイクアウトOK!紙皿にいれてさらに紙で包んでくれます。ロティは食べやすいように一口サイズできってくれます。
昔は「串で刺して食べてね」ということで、串が一本はいっていました。最近は、プラスチックのフォークをいれてくれるところもあります。観光客向けの屋台ももちろんおいしいのですが、できれば地元で評判のロティ専門店に足を運んでみるのもいいですね。生地が違うのかわかりませんが、おいしく感じるのはなぜでしょう?!(笑)
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徳武 加奈子
- 実はダイビングインストラクター。食、ライフスタイルを中心にライター業をこなしています。趣味はスタンダップパドル(SUP)。