ブータンってどんな国?ジャスサー女が世界一幸福な国で本当の幸せを考える。

世界一幸福な国、ブータンをご存知ですか?数年前にイケメン国王が来日したことで日本でも話題になったブータン。「世界一幸福度が高い国」のイメージが強く、メディアや雑誌、旅行会社のパンフレットでもよく「幸せの国」と紹介されているのを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。そんなブータンに、桜満開の日本を飛び出して、三十路(JUST30歳!=ジャスサー)女が幸せを求めて行ってきました!

<目次>

ブータンてどんなとこ?

日本からブータンへは残念ながら直行便が飛んでいないので、今回はエア・インディアで成田からインドのデリーへ飛び、翌朝ロイヤル・ブータン航空(通称ドゥルックエアー)でブータン唯一の国際空港があるパロへ向かいました。

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ブータンは日本と同じように四季があり、今回私が訪れた3月下旬から5月中旬の春の時期は、気候も安定し観光におすすめのシーズン。もうひとつこの時期に訪れてほしい理由があるのですが、それはのちほど紹介することにします。

今回の旅では雨に降られることもなく、日中は薄手の長袖1枚で過ごせました。ちなみに、ブータンの人は、男性は「ゴ」女性は「キラ」という民族衣装を着て生活をしています。私もちゃっかりキラを試着。現代のキラは脱ぎ着しやすいように上下が分かれており、上はジャケット、下は巻きスカートようになっています。現地の男性陣になかなか好評でした(笑)

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日本人なら絶対に訪れたい!ブータンの観光スポット

ブータンのガイドブックには「ブータンに一般的な観光地はない」と堂々と書かれています。

え・・・じゃあ何を見に行けばいいんだって感じですが・・・。どんなにガイドブックのページをめくっても、紹介されているのはラカン(寺)とゾン(行政の建物)ばかり。実際に行ってみても確かに観光地と呼べそうな場所はほぼありませんでした。(そこがブータンのいいところでもあるんですけどね。)

そんな中で日本人に絶対訪れてほしい場所が、パロの空港から車で15分ほど走ったところに建つ「西岡チョルテン」

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チョルテンはブータンの言葉で仏塔の意味。JICAの専門家として長期に渡りブータンの農業開発に貢献した西岡京治氏の功績を顕彰してこの地に仏塔が建てられました。ブータン人なら誰もが彼を知っており、今のブータンがあるのは間違いなく彼のおかげだとブータンの人々は、皆、口を揃えて言います。西岡氏の影響もあり日本人が大好きなブータン人。何もしていない私たちにも、日本人というだけで尊敬と敬意をもって接してくれ、どこへ行っても歓迎してくれます。

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西岡チョルテンの近くには棚田が広がり日本人にとってもどこか懐かしい雰囲気が漂います。

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一生の記念になるかも!ブータンのお土産

パロから車で1時間半ほど東へ走るとブータンの首都ティンプーの街が見えてきます。この街の中央郵便局では、なんと、自分の写真がそのまま切手にできるんです!私も記念に1枚パシャリ。その場で写真を撮ってくれ5分も経たないうちに完成。

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もちろん自分で持ちこんだ写真でも切手にしてもらえます。ちなみにこの切手1枚でブータンから日本へハガキを送ることができます。みなさんも旅の記念に1枚いかがですか?

春の訪れを告げる1年に一度の祭典!ブータンのお祭り

春の時期にブータンを訪れてほしいもうひとつの理由がこれ!3月の終わりに5日間だけパロでツェチュ祭りが開かれるからなんです!!

ツェチュは「月の10日」を意味し、ブータンに仏教を伝えたパドマサンババの生涯で起きた12の重要な宗教的事件がいずれも月の10日だったことにちなんだ宗教的な行事でもあります。特にパロで開かれるツェチュはブータンでも最大のお祭りで、5日間にわたって様々な演目の踊りが繰り広げられます。祭り会場のデヤンカ広場までは坂道を歩いて向かいます。

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快晴で絶好のお祭り日和!すでにたくさんの人で賑わいます。

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ちなみに私たちが訪れたのは開催2日目なのでこれでも観客はまだまだ少なめです。最終日になるにつれ観客は増えていき、クライマックスを迎える5日目には、この日だけ開帳されるトンドル(大仏画)を見るために夜明け前からたくさんの人で広場が溢れかえるとか。

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せっかくブータンに行くのなら、お祭りの時期が一番のおすすめです♪

いかがでしたか?少しはブータンの魅力が伝わったでしょうか?ところで、肝心の「幸せとは何か」の答えは結局今回の旅では見つけられませんでした...。

ブータンを訪れる前は、何もない(日本のようにモノや情報であふれていない)から幸せなのか、なんて漠然と考えていたのですが、ブータン人だってiPhoneは持ってるしなんなら日本よりWifi環境は良いし(強弱はあるにせよすべてのホテルで無料Wifi利用できました!)、ユニクロだって着るし(1着100$で売られていることもあるとか!)ランクルだって乗るし、想像していたよりもずっとずっと現代の暮らしをしていました。

それでもどこか素朴で懐かしい気持ちにさせるのは、古いものと新しいものを上手に共存させているからかもしれません。日本の生活にちょっと疲れ気味の皆さん!来年の春は、街も空気も人々の心もキレイなブータンへ、心洗われに出かけませんか?

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