朝市でも夜市でもない!小腹がすく時間に始まる「黄昏市場」

台湾の観光スポットとしてすっかりおなじみの「朝市」と「夜市」。でも実は、黄昏(たそがれ)時に営業を始める、もうひとつの市場があるのです。便利な台所として地元の人たちから愛される「黄昏市場」を歩いてみました。

目次

自炊族も外食族も味方にする「黄昏市場」とは?

西の空に夕日が傾きかける黄昏時...。「黄昏市場」は、その名の通り夕暮れ時に営業を始める市場です。だいたい午後3時ぐらいから、新鮮な肉や魚、野菜や果物などのお店が並び、夜の7時ぐらいまでにぎわいます。いろいろな食材が並ぶなか、お惣菜のお店が多いのが特徴。共働き家庭にとっては、仕事帰りに立ち寄れる便利な台所であり、小腹を空かせた学生たちにとっては、おいしものが食べられる小さな夜市みたいな存在なのかもしれません。

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持ち帰るもよし!その場で食べるもよし!

「黄昏市場」といえば、高雄にある「自由黄昏市場」などが有名ですが、台湾各地には、規模や雰囲気がそれぞれ異なる「黄昏市場」が点在しています。

私が住む「台南」にも、いくつかの「黄昏市場」があり、今日は東区にある「後甲黃昏市場」にやってきました。

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午後3時頃になると、ぼちぼちとお店が開き始め、市場のまわりにはたくさんのバイクが集まりだします。「後甲黃昏市場」は、3列の通り道の両サイドにずらりとお店が並ぶ、比較的コンパクトな黄昏市場です。

どの黄昏市場もそうだと思いますが、食べ物以外にも、服や雑貨などを取り扱う物販もあります。食べ物のお店は大きく分けて3種類に分かれます。

1. 肉、野菜、乾物などを売るお店

まず、ひとつ目は肉や野菜、乾物などを取り扱う、言わば材料を売るお店。スーパーではセット売りされている野菜や果物ですが、市場ではバラで買うことができるので、少しだけ買いたい時に便利です。そして肉や魚も、実際に自分の目で選ぶことができ、お願いすれば切ってもらうこともできます。

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2. お惣菜を売るお店

そして、ふたつ目はお惣菜を売るお店。この種のお店が多いのが「黄昏市場」の特徴です。見るからにご飯との相性がよさそうな、肉や魚のおかずがいっぱい。働く主婦にとっては大助かりです。

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3. 小吃やおやつを売るお店

そして、最後は今すぐ食べられる小吃やおやつを売るお店です。シートが用意された麺屋さんに、韮饅頭や台湾式大判焼きなど、おいしいにおいにつられて、買い物帰りについつい立ち寄ってしまう危険なお店です。食べるならやっぱり出来たてがいちばん!!

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小腹の空くタイミングで始まる「黄昏市場」。毎日台湾のあちらこちらで開かれているので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

後甲黄昏市場

台南市東区 東光路一段123號

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ロータス

ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。

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