ニュージーランドで「蜂の巣」ってどう食べるの?!

ニュージーランドのはちみつは国内外問わず、美味しくて栄養価の高い食べ物として人気ですが、日本ではあまり見かけないはちみつもあります。私がニュージーランドに住み始めて数か月のころ、義理の母にプレゼントとして貰ったのが「蜂の巣」です。

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<大きさも様々で、小さくカットされ瓶に詰めてあったり、大きいものはケースに入って売られています>

ニュージーランド生まれの私の主人は大喜びで、ざっくりと大きめにカットしそのまま食べていましたが、わたしは初めて見る蜂の巣に驚いたのを覚えています。蜂の巣と言っても、中にハチが入っているわけではありませんが、「ハチが作った巣を丸ごと食べるのかぁ」と少し心配していました。しかし、そんな心配も飛んでいってしまうほど、素晴らしく美味しい食べ物と知りました。

蜂の巣(ハニーコム)の効能は?

こちらでは、蜂の巣のことを「Honeycomb(ハニーコム)」と呼びます。蜂の巣を構成する白い部分の蜜蝋(みつろう)とその中にたっぷりと集められたはちみつを一緒に食べます。蜜蝋は栄養源としてミツバチが集めた木の芽、樹液などのプロポリスと花の花粉などからできており、天然の抗生物質とも言われるほど栄養価の高い食べ物です。更に、その巣の中にスーパーフードと言われているニュージーランドのはちみつがたっぷり凝縮されているともあれば、人々が喜んで食べているというのは納得です。

ハニーコム(蜂の巣)には様々な品種のはちみつが入っています。中でも特に、その昔薬として飲まれていた「MANUKA honey(マヌカハニー)」は飛びぬけて栄養価の高いはちみつで、のどの痛みを和らげたりなどの風邪予防、強力な殺菌力と保湿効果で美しい美髪の維持や肌荒れを整える効果、更には糖尿病にも良いとされているようです。

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<私の住む地元、Nelson(ネルソン)で獲れたオーガニックのハニーコムは、優しい甘みとお花の香りが口いっぱいに広がります>

収穫時期・食べ方

蜂の巣は季節ものなので、いつでも獲れるというものではありません。ミツバチたちは9月ごろ(ニュージーランドでは春)から巣を作り出し、せっせとはちみつを集め、12月ごろ(ニュージーランドでは夏)からハニーコム(蜂の巣)を収穫することができるそうです。

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<そのまま食べたり、クラッカーとチーズなどと一緒に食べたりもします>

そのままで食べると、少し蜜蝋が口の中に残りますが、暖かいトーストやパンケーキなどの上にのせて食べると溶けてしまうので、蜜蝋の食感が苦手な方には暖かいものにのせて食べることをお勧めします。

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MIKKI

ニュージーランド在住。子育てや教育に奮闘しながら、家族と共に菜食中心の食生活、エコ生活にも挑戦中。ファッションデザイナーとしても活動中。

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