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旅行で疲れやすい人に!旅行中に疲れてしまう「4つの原因」と「9つの対策」
日常から開放され、普段は訪れない場所で、様々な体験ができる旅行。多くの人が楽しみにしている出来事でしょう。しかし大切な時間とお金を使い、リフレッシュを求めて行った旅行なのに、帰ってきたら余計に疲れが溜まってしまった、という経験がある方もいるのではないでしょうか?
日常から開放される、それはつまり日頃しないことをするということ。楽しい出来事であっても、普段しないことは、知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまったりするのです。せっかくの旅行をできる限り楽しめるように、ここでは旅行中に疲れてしまう原因とその対策について説明します。
目次
旅行中に疲れてしまう4つの原因
旅行中に疲れてしまう主な原因は、普段しないことをしてしまうことです。それぞれどんな場合に、どんなことをしてしまいがちなのかを説明します。
1. 食べ過ぎ
旅行の第一の目的を食事とする人も多いように、旅行と食べ物は切っても切り離せないもの。その土地の名産や、その場所でしか食べられないもの、何気なく歩いていたら見つけた美味しそうなものなど、とにかくいつも以上に食べることに意識が向きます。
普段は朝食をとらない人が、美味しそうなビュッフェを前に何回もおかわりしてしまった、なんてこともあるのではないでしょうか? 今しか、ここでしか食べられないかも?と思うと、お腹はすいていなくてもつい食べてしまったり、食べ慣れないものを無理して食べてしまったりします。
旅行中は気分も上がっているので気づかなくても、日常に戻った途端に内蔵の疲れが出てしまうのです。
2. 日ごろの運動不足
旅行期間中はほとんどの人が普段よりも身体を動かすことが増えます。移動を始め、目的地での観光、お土産選びなどで歩いたり、アクティビティに挑戦したりと、何気ないことでも身体を動かしていたりします。極端な場合だと、気づいたら食事の時間以外はずっと動いていた、なんてこともあるでしょう。そのときは楽しさが先立って疲労感がなくても、ふと休んだ瞬間や、日常に戻ると一気に疲れが出ることがあります。特に日ごろから運動不足の人はなおさら。
運動に慣れていない身体を無理に動かすことになり、歩き過ぎて足が痛くなったり、全身に倦怠感を覚えたりすることもあるでしょう。
3. 緊張による精神的なストレス
初めてや慣れないことをするときは、誰でも緊張するものです。楽しい旅行ですが、初めての場所で、初めての人に会い、初めてのものを食べ、初めての経験をするなど、実は初めて&慣れないこと尽くしだったりします。旅行中は緊張の連続と言ってもいい状態なのです。
単に道を歩くだけでも、初めてであれば周りの風景が気になったり、行き交う人に興味を持ったりしますし、交通事情がわからないので、人や車などの飛び出しがないか?なども気になります。ちょっとしたことにも緊張感が伴うので、気づいたらストレスが溜まっていて、疲れてしまったということになるのです。
4. 長時間の車の運転
普段からよく車を運転している人でも、初めての場所を運転するときは緊張するものです。それが長時間となれば、緊張状態が続き、疲れも溜まります。特に普段はあまり運転しない人であれば、運転するだけで緊張するので、精神的な疲れも大きくなるでしょう。
また単純に長時間の運転は、同じ姿勢をとり続けることになるので、身体的な疲れも蓄積されます。目的地に急ぐあまりに休憩を取らないでいると、ブレーキやアクセルを踏み続ける足に倦怠感が出たり、腰に痛みが出たりと、具体的な症状となって出ることもあります。
旅行中の疲れに9つの対策
特別なことをしたという意識がなくても、気づかない間に溜まってしまう旅行中の疲れ。ですが、少しの意識や行動の変化で、疲労感をグッと減らせる方法があります。ここでは9つの対策をご紹介します。
1. 食べ過ぎに注意して胃腸薬も用意
旅行の際に誰もが陥りがちな食べ過ぎの状態は、ちょっとした意識付けで防ぐことができます。美味しいと思っても食べ過ぎず、次にまた何か食べたいものが出てきたときのために胃に余裕を残すようにしたり、二人以上で旅行に行くのであれば、一人前をわけあってたくさんの種類を食べられるようにしたりなどの工夫をするといいでしょう。
しかし、それでも食べ過ぎてしまった場合は、胃腸薬を利用してみるのも一つの方法です。症状の出始めや、出る前に服用することで、状態をかなり改善できることもあります。薬に頼るような状態はできれば避けたいですが、必要に応じて早目に対処できるように準備しておきましょう。
2. 日ごろから運動をする
旅行は普段はしない特別なことをすることが、疲れに繋がります。ですから、それが特別にならないように、日ごろから準備しておけばいいのです。その中でも運動は、旅行のときだけでなく、日常の健康管理に対しても有効なので、実践できるといいでしょう。運動は旅行の直前に始めても、疲労軽減の効果は少ないので、できるだけ日々の生活に取り入れるようにしましょう。
3. 移動時間が短くなるようにスケジュールを組む
長時間の移動は疲労を蓄積させる大きな原因の一つです。できるだけ移動時間は少なくなるようにスケジュールを組みましょう。旅行のときは気付いていなくても、普段以上に精神的な疲れも溜まっています。その上、移動による身体的な疲れが溜まってしまうと、疲労度も想像以上に高くなります。
料金の兼ね合いや交通機関の問題などで、長時間の移動が避けられない場合は、途中に休憩を入れるようなプランにするなど、一度に長時間移動することのないようにしましょう。
4. 旅行会社のツアーに申込み、楽に旅行をする
交通手段がセットになっているような、旅行会社のツアーに申込みをするのも一つの方法です。こういったツアーは基本的に移動時間が最短になるように組まれています。また自分で移動ルートや手段を考えることなく、目的地へ連れて行ってくれるので、精神的なストレスも軽減されます。
旅行会社のこれまでの経験から導かれたプランですので、自分の目的と合っていれば、楽に旅行ができるでしょう。
5. 宿泊施設に帰ったらお風呂に早めに入る
宿泊施設に着くと、溜まっていた疲れが一気に出てしまい、そのまま何もしたくなくなる、ということも多いでしょう。でもそのままでは疲れが溜まるばかりです。できるだけ早目にお風呂に入り、汚れや疲れを取るようにしましょう。
お風呂に入ったことで気持ちがリセットされ、精神的な疲れが軽減され、湯船にゆっくり浸かれば、身体的な疲れもとれます。できればシャワーだけでなく、湯船に浸かれるようにし、可能であれば疲労軽減効果が期待できる入浴剤などを使うのもおすすめです。
6. 寝る前にストレッチをする
ストレッチをして身体をほぐすことで疲れを軽減できます。身体が凝り固まったままだと、十分な睡眠を取っても疲れが改善できず、寝つきが悪くなったりもします。伸びをしたり、肩や腰などの関節を回したりと簡単なことでいいので、寝る前にストレッチをするといいでしょう。また凝りをとるだけでなく、身体も温まって、眠りの誘導に際しても有効です。
7. しっかり睡眠をとる
旅行中でなくても睡眠不足は疲れの原因になります。しっかりと睡眠時間を確保できるようにしましょう。睡眠時間を削る無理なプランを立てたりすると、結局、疲れのために目的が十分に果たせなくなったりもするので気をつけましょう。
しかし寝る環境が変わると、どうしても寝つきが悪くなってしまうこともあります。そのようなときは、アイマスクを持参したり、枕の高さをタオルなどで調整したり、簡易アロマを用意したり、少しでも快適な睡眠が取れるような工夫をするようにしましょう。
8. サプリメントを活用する
疲労感を軽減するサプリメントなどの服用もおすすめです。普段から服用しているものがあれば持参してもいいですし、滋養強壮剤などはコンビニでも簡単に購入できるので、疲れの度合いに応じて服用してみるものいいでしょう。疲れが溜まったと感じる前に、予防の意味で服用するのもいいでしょう。
9. 宿泊施設のマッサージサービスなどを利用する
宿泊施設によっては、マッサージなどのサービスを提供しているところもあります。肉体的な疲れには、こういったサービスを使うのもおすすめです。一日の終わりに疲れをとっておければ、翌日に影響するのはもちろん、快適な睡眠にも繋がり、単に疲れをとる以上の効果を持つこともあります。
ちょっとした心がけや行動で旅行での疲れは軽減できます。旅行を最後まで楽しみ、かつ日常に戻っても疲れではなく、楽しい思い出だけが残るように、上記を参考に、疲れ対策をしてみてください。楽しい旅行が、さらに楽しい旅行となるでしょう。
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