地球の裏側!手つかずの大自然が広がる【パタゴニア】の魅力に迫る!

★はじめに

皆様は「パタゴニア」という地名を聞いたことがありますか?ひょっとしたら、固有種がたくさん生息する南米のガラパゴス諸島と混同されたり、またアウトドアブランドのイメージが強く、あまりピンと来ないかもしれません。場所は、南米大陸の南部に位置するアルゼンチンとチリにまたがる南北に長いエリア。最南端のアルゼンチン・ウシュアイアともなると、あの南極大陸まで目と鼻の先となっています。そんな「地の果て」と言われてもおかしくない場所には皆様に是非ご覧いただきたい魅力がギュッと詰まっています!
もしかするとトップのお写真を見て、ピンと来た方も多いのではないでしょうか?この青い空と氷河と、氷河湖のエメラルドグリーンがお馴染み。ユネスコの世界遺産にも登録されている「ロス・グラシアレス国立公園」にある「ペリトモレノ氷河」です!このような美しい氷河や氷河湖、パタゴニア地方でしか見ることのできない名峰や野生動物など手つかずの大自然が残るパタゴニア地方に行ってまいりましたので、今回は皆様が少しでも興味を持って「行きたい!」と感じていただけるようなポイントをご紹介をさせていただきます!

★まずは南米大陸最高峰アコンカグア観光へ!

日本からパタゴニアまでは、まずチリの首都サンティアゴを経由して1日滞在してから向かいます。ここでは滞在時間を利用して、南米大陸最高峰のアコンカグア観光へ!サンティアゴ空港から近い距離にアコンカグア州立公園がありますので、バスで向かいます。

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6,962mの標高を誇るアンデス山脈の中心アコンカグアは、お身体に負担のかからない簡単な散策で、展望台からご覧いただけます。この日の天候は快晴!美しいアコンカグアの姿や氷河まで見ることができました!

■アコンカグア

★ついにパタゴニア地方へ!トーレス・デル・パイネ国立公園でハイキング

サンティアゴからは国内線でひとっとび!いよいよパタゴニア地方に足を踏み入れます。まずはパタゴニアのハイライトの一つ、ハイキングの聖地とも言われる「トーレス・デル・パイネ国立公園」へ!こちらは、世界中から夏のシーズンの12~3月を中心にハイカーが訪れ、美しい大自然を楽しむ人気急上昇中の国立公園です。今回はその中でも一番人気と言っても過言ではない三本の尖塔が特徴的な「トーレス・デル・パイネ」と「氷河湖」のトレッキングへ!こちらでは、トレイルの入口が敷地に隣接する立地抜群のホテル、「ラス・トーレス」に2連泊をしチャレンジしました!

目的地までは、美しい川を渡ったり、公園全体を見渡せる高台を通ったりと飽きることのない景色が続きます。大自然を味わいながらゆっくりと時間をかけて歩いていきます。ゴール直前までは順調ですが、最後の20分ぐらいはずっと登りの道...。絶景を目指して登りきるとそこには...

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快晴の元、美しく太陽に照らされた「トーレス・デル・パイネ」と「氷河湖」の姿がありました!この3本の尖塔が雲にも隠されず堂々とした姿を目前に「本当に気持ちのいいトレッキングだな」と実感しました!難易度は中級ですが、最後の登りは体力が必要です。ぜひご出発前には、ご体調や体力をしっかりと蓄えたうえで歩いていただくと、より晴れやかな気持ちで絶景をご覧いただけるかと思います!

トーレス・デル・パイネ国立公園

★パタゴニア地方の代名詞「ペリトモレノ氷河」観光

トーレス・デル・パイネ国立公園の次は、パタゴニア地方を北上しパタゴニア地方の代名詞ともいうべき世界遺産。「ロス・グラシアレス国立公園」の「ペリトモレノ氷河」観光へ!広大なアルヘンティーノ湖に流れ込む「ペリト・モレノ氷河」は、1日に約2mも移動すると言われ、「生きている氷河」と呼ばれるほど非常に活発な氷河です。夏のシーズンになると先端部で轟音とともに崩壊し湖になだれ込み、奥の方では雪が降り積もり、再び氷河を形成していきます。

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観光は、遊歩道が整備されているので、全景を見渡したい場合には高い位置から、近くからご覧いただく場合には低い位置まで下りることが可能です。この日も天候に恵まれ、透明度の高いペリトモレノ氷河が青く染まる姿や、雷鳴のような「ゴーっ」という音とともに崩落する氷河の姿を見ることができました!皆様にはパタゴニア地方にて特にご覧いただきたい絶景の一つです!

■ロス・グラシアレス国立公園

★個人的に一番オススメ!フィッツ・ロイハイキングへ!

まだまだパタゴニア地方は絶景が広がります!次はさらに北上し、アウトドアブランドのロゴにも使われたと言われる名峰「フィッツ・ロイ」へ!ここでのハイキングは、エルチャルテンという麓の小さな街に3連泊して行いました!街からも眺めることができますが、近くからご覧いただくとより大迫力でオススメです!歩く距離で難易度が変わってきますが、ハイキング中級でご案内をさせていただくフィッツ・ロイ展望台やカプリ湖からも十分に美しい姿をご覧いただけます。トレイルの初めは登りとなりますが、その後は比較的なだらかな道を歩きながら山の姿をお楽しみいただけます。

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この日も快晴で、別名「煙を吐く山」と言われるほど、その姿を雲なしでご覧いただくのが難しいフィッツロイも全て見ることができました!

■フィッツ・ロイ

★世界で最も美しい洞窟の一つと言われる「マーブルカテドラル」

旅の最後は、さらにパタゴニア地方を北上し「マーブルカテドラル」に向かいました。世界中の絶景を取り上げる雑誌などでも注目されている大理石の洞窟は、氷河湖の青い色が太陽によって大理石に反射し、青く染まる幻想的な姿をご覧いただくことができます。ボートが出航しているプエルトリオトランキーロまで向かい、そこからマーブルカテドラル観光へ!

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この美しい姿はいかがでしょうか...。天気が心配されたこの日ですが、なんと観光中だけ天候が回復し、しっかりと太陽によって染め上げられる姿を見ることができました!また現地に行くと、マーブルカテドラルのみならず巨大な大理石の断崖絶壁もご覧いただくことができます。マーブルカテドラル形成の歴史も感じることができるこの地を、ぜひ皆様にもご覧いただきたいと思います!

■マーブルカテドラル

★最後まで美しすぎるパタゴニア

観光を終え、日本へ帰国...少し寂しい気持ちになりながらバス移動をしていると、車窓にはまだまだ感動的な景色が広がっていました!マーブルカテドラルからパタゴニアを北上する道は「アウストラル街道」と呼ばれ、世界有数の絶景が広がるルートとしても有名です。最後の最後まで、人々を魅了し続けるパタゴニアの大自然と景色に本当に感動しました!地球の裏側なので、行くのに少し覚悟が必要なところかもしれませんが、一度行ってみると、手つかずの大自然に魅了されること間違いなしです!ぜひ皆様も次回の旅行はパタゴニアに行ってみてはいかがでしょうか?

☆この記事を読んだ方におすすめ

世界の果てまで行ってみよう!大自然の驚異を感じるパタゴニアへ!

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