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ニュージーランドで一番写真を撮られる建築「ダニーデン鉄道駅舎」。豪華絢爛な装飾がゴールドラッシュの栄華を物語る
ニュージーランド・ゴールドラッシュの栄華を今に残すダニーデン鉄道駅舎は、建築物の中ではニュージーランドで1番、南半球ではオーストラリアのオペラハウスに次いで2番目に写真を撮られているという大人気の撮影スポットです。
目次
ダニーデンの街
南島の東海岸に位置する南島第2の都市ダニーデンは、ゴールドラッシュ以降しばらく商業の中心地として栄えました。スコットランドからの移民によって開拓されたこの街は「南のエディンバラ」と呼ばれるほどスコットランドの影響が色濃く残っています。
写真は中央広場オクタゴンすぐ側のセント・ポール大聖堂(左)とダニーデン市庁舎(右)で、これら以外にも街中にビクトリア様式、エドワード様式などの見ごたえのある建物がたくさん残っています。その中でも際立った存在感を放っているのが、1906年にフランダース・ルネッサンス様式で建てられたダニーデン駅舎です!
白と黒のコントラスト
ダニーデン駅舎の豪華さを際立たせているのは、何と言ってもこの白と黒のコントラスト。地元で採れた黒い玄武岩のレンガに、ダニーデンのすぐ北に位置する街オアマルで採れた白い石灰岩を使って施された豪華な装飾は、ダニーデンがゴールドラッシュでいかに栄えたのかを物語っています。
豪華な装飾が施された駅の中
豪華なのは建物の外観だけではありません。駅の中に入ると床から天井まで至る所に施された繊細で美しい装飾が目に入ります。特にチケット予約ホールは豪華で、床には英国王室御用達ロイヤルドルトン製の磁器タイルが75万枚も使用されています!また窓には列車がモチーフの可愛いステンドグラスが施されていて、更に華やかさを添えています。
ロイヤルドルトン公式サイト
http://royaldoulton.jp/
世界有数の観光列車「タイエリ峡谷鉄道」
完成当時は一日100本もの列車が発着するニュージーランドで一番忙しい駅でしたが、その後の経済の衰退と道路網の発達で、現在は観光列車タイエリ峡谷鉄道が一日2本発着しているのみです。このタイエリ峡谷鉄道はセントラルオタゴの荒々しい大自然の中を走る世界有数の観光列車で、世界中から鉄道ファンが集まります。絶景ポイントでは電車が停車し、写真休憩があるので絶景を撮り逃すことはありません。観光列車と言えども終点の駅からバスに乗れば、ダニーデンからクインズタウンへの移動手段としても使えます。
タイエリ峡谷鉄道
http://www.dunedinrailways.co.nz/
ダニーデン・ファッション・ウィーク
全長1キロもあるプラットフォームはニュージーランド最長で、毎年5月のダニーデン・ファッションウィークに開催されるファッションショーでは、この長いプラットフォームがキャットウォークになります。残念ながら2018年はプラットフォームでのショーは開催されないとのことですが、このファッションウィーク期間中はダニーデンの街が華やかに盛り上がります!
ダニーデン・ファッション・ウィーク
https://www.idfashion.co.nz
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Mai
- ニュージーランドに移り住んで11年。の~んびりしたクライストチャーチで、の~んびり二児の子育て中。現地からニュージーランドの魅力をお伝えします!