5月3・4日開催「博多どんたく港まつり」

観客動員数約200万人。毎年5月3・4日に開催される福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」は、博多を代表するイベントです。「どんたく隊」と呼ばれるグループが、仮装をしてシャモジを叩いて町を練り歩き、町中に造られた舞台や広場で踊りを披露します。

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(c)福岡県観光連盟

「どんたく」という言葉は、オランダ語で休日を意味する「ZONDAG(ゾンターク)」が語源とされています。また、なぜシャモジを叩くのかというと、夕食の支度中だった商家のおかみさんが、見事などんたくの囃子の音色に夢中になり手に持ったシャモジを叩いてお囃子に参加したことに由来するとか。思わず踊りだしたくなる音色ということですね。

博多どんたくの母体とされる博多松ばやしは、筑前国続風土記に次のような記載で登場します。『この博多では源平時代のち冶承3年(1179)、正月15日、松囃子を取行う...』。つまり、1179年にはどんたくの元があったということです。その後、戦時中の中断などを経て、1962年に市民総参加の福岡市民の祭りという位置づけになります。

どんたくパレードの幕開けを飾るのは、国選択無形民俗文化財の「博多松ばやし」。三福神(福神・恵比寿・大黒)の3つの流れに、天冠を戴いた少女を乗せた稚児流を加えた合計4つの流れが市中をまわります。

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(c)福岡県観光連盟

↑男恵比寿。恵比寿の面をつけ、右手に釣竿、左脇に大きなタイを抱えています。

5月3日と4日の2日間にわたってさまざまなグループ(企業や学校など有志の集まり)が演舞を披露した後は、どんたく広場でフィナーレの「総おどり」が行われます。この総おどりは飛び入り参加OKですので、体がうずいた方は参加しちゃいましょう。踊りが分からなくても大丈夫!とにかく楽しんだもの勝ちです。

なお、パレードは路上で自由に見ることができますが、とにかく人手が多いので、じっくり見学したいという場合は、有料の観光桟敷席(当日券あり)を購入するか、レジャーシートでしっかり場所取りをするか、事前にスケジュールや観覧ルートをよくチェックしておくのが◎です。

◆博多どんたく港まつり

主な会場:JR博多駅前、駅前通り(博多駅前ニ交差点~博多区役所南口交差点)、明治通り(呉服町交差点西詰~天神交差点東詰)、など

写真提供:福岡県観光連盟

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