シバザクラって名前はよく聞きますが、実際にどんな感じ、って言われるとなかなか説明しづらいですよね。ハナシノブ科の多年草で別名、ハナツメクサ。ハナシノブ科はツツジ目ですから、ツツジの一種なのですね。そして英名は「モスフロックス」つまり苔状のフロックスという意味で苔の様によく枝分かれし地面を覆い尽くすように密生する事から名付けられました。

和名は4・5月頃にサクラに似た形の淡桃、赤、薄紫、あるいは白色の花を咲かせ、葉形やその匍匐（ほふく）性などから芝桜と名付けられました。

そんなシバザクラと言えば、愛知県茶臼山高原や静岡県富士の芝桜が有名ですが、徳島県美馬市脇町のシバザクラもすごいんです！国道193号沿いにある夏子ダムから阿讃広域農道を大滝寺に向かって車で約10分。美馬市脇町の広棚地区で、毎年シバザクラが見頃を迎える3月下旬から4月いっぱい「広棚 芝桜祭り」が開催されます。

（c）徳島県・（一財）徳島県観光協会

目の覚めるようなピンク・淡いピンク・白のシバザクラが畑一面に咲き誇ります。

こちらのシバザクラは、各地で行われる花のまちづくりの優秀な活動を表彰する全国花のまちづくりコンクールで「農林水産大臣賞」や「審査委員会賞」を受賞したこともある、知る人ぞ知る花畑。丹精込めて育てられた見事な花々を楽しみに、毎年多くの人が訪れるというのも納得です。

2019年のお祭りの期間中は地域のひとびとによって案内板が立てられるほか、4月14日（日）にはオープニングセレモニーと広棚獅子舞、4月21日（日）には阿波おどりが催されます。また、シバザクラ以外にも桜や菜の花などの花が咲き、何種類ものお花見が楽しめると好評です。

圧巻の景色に言葉を失うこと間違いなし。感動の絶景が待っています。

広棚 芝桜祭り

2019年は3/30～4/30まで開催

問合せ先：0883-53-8599（美馬市観光協会）
開催場所：美馬市脇町西俣名120-5
交通：徳島自動車道脇町ICから車で約30分

＞＞＞美馬市観光協会サイトはこちら

写真提供：徳島県・（一財）徳島県観光協会