思いを込めてひなを川に流す鳥取の伝統行事

「もちがせ流しびな行事」は、毎年旧暦3月3日に用瀬(もちがせ)町で行われる江戸時代から続く伝統行事です。今年は4月18日(水)に開催されます。

男女一対の紙雛を桟俵にのせて、桃の小枝や椿の花、菜の花、菱餅などを添えて千代川(せんだいがわ)に流します。川に流すひなに災厄を託し、1年間無病息災で過ごせるよう願いを込めます。紙などで作った人形(ひとがた)で体をなで、人形に災いをうつして川や海に流す物忌みの行事から生まれた風習です。1985年には「用瀬のひな祭り」として鳥取県の無形民俗文化財に登録されました。

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↑ 思いを込めて川に流します。

着飾った幼児がひなを流す「幼な子のひな流し」は、14時~14時45分頃に行われる予定。華やかな着物を着た女の子たちがひなを流す姿はとてもかわいらしいですよ。

ちなみに、ひな流しは誰でも体験することができます。流しびな館駐車場の本館や、物産販売特設テント村でひなののった桟俵を販売しています(祈祷護符とセットで800円)。

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↑ 桟俵にのった紙雛

また、行事に合わせてさまざまな催しが開催されます。例えば町内の家庭で雛飾りを公開する「まちなかのひな飾り」や、茶席、着物姿で町歩きができる無料の着付コーナーなどがあります。

前日の17日(火)18時30から20時にかけて、町内を流れる瀬戸川のライトアップが実施されます。川沿いにひな人形が飾られ、幻想的な光景が見られます。時間に余裕があれば、ぜひ前日から行事を楽しんでください。

もちがせ流しびな行事

開催場所/流しびなの館(鳥取市用瀬町別府33-3)など

アクセス/用瀬駅まで行事当日臨時停車あり

《京都・大阪方面から用瀬駅へ》スーパーほくと1号・3号

《岡山方面から用瀬駅へ》スーパーいなば3号・5号

写真提供:鳥取県

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