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盛岡三大麺のひとつ『じゃじゃ麺』を食べた!
岩手県はグルメの宝庫。「わんこそば」「盛岡冷麺」「じゃじゃ麺」は『盛岡三大麺』として全国に知られています。
そのひとつ「じゃじゃ麺」を食してきました。
盛岡市の中心部に鎮座する櫻山神社。一の鳥居をくぐります。
参道を進み二の鳥居をくぐります。
目当ての店は参道沿い(櫻山神社に向かって右手)にあります。
『白龍』と書いて『ぱいろん』と読みます。岩手県でのじゃじゃ麺の元祖と言われる店です。常に行列ができる店と聞いていましたが、10時過ぎに訪問しましたので並ばず入店。それでも店内は満席状態です。
屋台から始め、創業約60年。初代、高階貫勝(たかしなかんしょう)が戦前旧満州で食べてきた炸醤麺をもとに、盛岡に引き揚げてから盛岡の人に味を合わせるようにアレンジしたものが「じゃじゃ麺」のはじまりです。こだわりぬいて造り続けた結果、独自の進化をし、現在では盛岡名物としてたくさんの方に愛されています。味噌をベースにひき肉、胡麻、椎茸、その他十数種類の材料を混ぜ込んで炒め寝かせた秘伝の味噌ともちもちとした食感の平打ち麺が特徴。一度食べると、二度三度と通いたくなってしまう記憶にすり込まれるほど個性的な味をぜひ体験してみてください。
【白龍HPより引用】
メニューはじゃじゃ麺、ろうすう麺、水ぎょうざの3種類のみ。
考える間もなく、「じゃじゃ麺は大中小?」と聞かれました。
少し考え...、初めての盛岡でのじゃじゃ麺ですし、岩手県出身の方から「じゃじゃ麺は三回食べないと良さがわからないよ」とアドバイスを受けていたので、「中」を注文。
周囲を見ますと、カウンター席とテーブルが3卓。20名も入ればいっぱいの店です。観光客は私を含め数人。ほとんどは地元の人みたい。地元の人が多いのは美味しいはず。期待大です!
できあがるまでカウンターに置いてある「じゃじゃ麺のおいしい食べ方と〆のちいたいたん(玉子スープ)」を読みましょう。
麺は大中小の注文を聞いてからまとめて湯がいています。だから、同時にいくつもじゃじゃ麺が出来上がります(笑)。
カウンター越しにじゃじゃ麺が登場しました!見た目はシンプル。肉みその香りがプーンと漂ってきます。
さぁ、食べ方にしたがって混ぜ混ぜしましょう。あせらずしっかりと混ぜ混ぜします。
これでもかというくらい混ぜ混ぜ。
混ぜ混ぜ(笑)
混ぜ混ぜ(まだやる!?)
お箸が真ん中あたりまで真っ黒になりました!
混ぜ混ぜ!!!
さぁ、食べるどぉ~! まずはそのまま食べます。
なんだろう?この味? どこか不思議な味。
麺はもちもち。上に乗っかっていた肉みそは濃いのだけど、麺にきっちり絡みつかず、お互いに『自分がじゃじゃ麺の主役だ!』と主張しているような感じがします。
半分食べたところで、ラー油、にんにく、しょうが、酢を投入!
さらに混ぜ混ぜ!
見た目なんか気にしません(笑)!
口の周りが黒くても気にしません(爆笑)!
誰が写真を撮っても見た目が綺麗に写らないこと間違いなしです!(インスタ映えは無理だね)
あれ?調味料により味がハッキリと変わりました。調味料なしの時に互いに主張していたけど、今回は肉みそが優勢に出てきました。そして身体が急激に熱くなり、汗だくになりながら箸を進めます。
麺が残り少なくなった時にカウンターに無造作においてある玉子を割り投入!
再び混ぜます。1日で一生分麺を混ぜたような感覚です...。
はい、ここで器ごとカウンターに置き、「ちいたんたんをお願いします」と店員さんに伝えます。
スープ・ネギ・味噌を入れてくれ、ちいたんたんの出来上がり。
レンゲでスープをすすると...。えええええええぇ~。また味が変わってしまった(マサル混乱)。
さっぱり味のスープにネギ独特の辛みと玉子の甘さがあいまって不思議な味。
完全にノックダウンです!
頭の中が混乱しました。3回食べないと良さがわからないというのも納得。でも、僕はまた食べたいと思いながらこの記事を書いています...。東北独特の郷土料理が多い地域の中、不思議な体験をしました。
また、行こ!
おまけ
櫻山神社は二羽の鶴が向かい合って描かれた素敵な御朱印がいただけます。
お店情報
店名:白龍(ぱいろん)本店
住所:岩手県盛岡市内丸5-15
※当記事は2018年2月時点のものです。訪問の際は、必ず事前にご確認を。
※味に関しては僕個人的な感想です。とにかく麺好きな方はご賞味あれ!
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。