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スペイン旅行中に使いたいとっても簡単な5つのスペイン語表現
海外旅行先でのコミュニケーションはどうしていますか?英語で?せっかくのスペイン旅行なら、ほんの少しだけでもスペイン語でコミュニケーションしてみませんか? それだけで現地の人との距離が縮まるはず。今回はごく簡単な5つの表現に、豆知識を絡めてお話しします。
目次
- Graciasでお礼の気持ちを伝える
- 気軽に使える挨拶ならHola!
- もとは宗教的意味合いだった別れの言葉Adios
- 何かをお願いするときにはPor favor
- 「トイレはどこですか?」は必要フレーズ
- スペイン語は日本人には発音しやすい言語
Graciasでお礼の気持ちを伝える
感謝の気持ちを表すありがとうはスペイン語ではグラシアス(Gracias)といいます。
コミュニケーションを円滑にする大切な言葉ですよね。お礼を言われて嫌な気分になる人はいません。ありがとうと感じたときは素直に「グラシアス」と言いたいですね。本当にどうもありがとう!と強調したいときは、「ムーチャス グラシアス!」を使ってください。
気軽に使える挨拶ならHola!
英語でいうハーイやハローに相当するのが、オラ(Hola)です。
朝から昼食より前に使うブエノス ディアス(Buenos días)、昼食後から使うブエナス タルデス(Buenas tardes)等の挨拶もありますが、オラはいつでも使える便利な挨拶。
お店やレストラン、バルに入ったとき、狭いエレベーターで見知らぬ人と同情したとき、タクシーに乗ったときなどに使ってみてください。こっちを見ているかわいい小さな子に「オラ!」と笑ってみるのもいいですね。
ちなみにHで始まるけれどオラと読むのは、スペイン語はHを発音しないからです。Hotelもオテルと発音します。
もとは宗教的意味合いだった別れの言葉ADIOS
アディオス(Adiós)はさようなら。日本でも知られた言葉ですね。
スペイン語でDiosは神を意味します。もともとは別れ際に「あなたに神のご加護がありますように」といったニュアンスで使われていたそうです。
ホテルのチェックアウトが済んだ時、お店やレストラン、バルを出るとき、誰かとお別れするときなどに言ってみましょう。現地では、「またね」というニュアンスのアスタ ルエゴ(Hasta luego)もよく使います。
何かをお願いするときにはPOR FAVOR
ポル ファボール(Por favor)は英語でいうプリーズ。お願いしますの意味ですね。
バルに入って「ビールをください」なら、「セルベサ(=ビール)ポル ファボール」になります。本来は最初に数詞をつけないといけないのですが、難しくなるので忘れましょう(笑)。
2杯頼みたいなら、セルベサと言いながら指で2を示し、ポル ファボールと言えば通じます。入場券などを買う時も指で2をつくりポル ファボールと言えば、「2枚ください」と伝わります。ちなみにお会計を頼むときは「ラ クエンタ ポル ファボール」です。
タクシーに乗る時も、行先の後にポル ファボールをつけてください。なお、スペインのタクシーは自動ドアではありません。日本人が降りた後に開けっ放しで行ってしまい、運転手さんが渋々と出てきてドアを閉めるシーンを見たことがあります。もちろん乗る時も、自分でドアを開けますが、流しでなくタクシー乗り場から乗車するときは運転手さんが開けてくれることも。
「トイレはどこですか?」は必要フレーズ
これはコミュニケーションというよりも必要フレーズですね。トイレは、アセオ(aseo)、セルビシオ(servicio)、バーニョ(baño)などいくつかの言い方があります。日本語でも同じですね。正式なフレーズだと「ドンデ・エスタ・エル・アセオ?(トイレはどこですか?)」となりますが、単にアセオ?と語尾のイントネーションをあげれば通じます。
トイレは日本ほどきれいではありません。よくWCペーパーが切れていること、便座が濡れていることもあるのでお気を付けくださいね。便座が濡れるのは、おそらく便座に腰を完全におろさず中腰で用を足す人がいるからだと思います。確かにあまり清潔でないと座りたくないですものね(^^;)
出先でトイレに行きたくなったら、バルに入るという手があります。もちろんタダで借りるわけにはいきませんが、ペットボトルの水を持ち帰り用に買うもよし、コーヒーを1杯飲むのもよし。いずれにしても200円あればお釣りがくるので、背に腹は代えられません。マドリーやバルセロナ、バレンシアの鉄道駅にある有料トイレは0.60ユーロ(100円弱)ですが、有料な分きれいで使い勝手がよいので、私はもっぱら利用しています。
<バレンシア北駅有料WC内のパウダースペース>
スペイン語は日本人には発音しやすい言語
スペイン語は、英語やフランス語と違い、基本的に書いてある通りに発音します。Hを読まないこと、JとG、Zの発音が日本と異なること、LとRの区別などを覚えておけば、そのまま読むだけでOK!
スペイン語は日本語と同じく母音がa-e-i-o-uの5つで、子音+母音、もしくは母音だけという音がほとんど。綴り通りに読むだけで通じてしまうという利点があります。発音という点でいうと、日本人には簡単な言語です。
なお、はい=シィ(Sí)、いいえ=ノー(No)です。これは簡単ですね。
ほんの少しの現地の言葉とジェスチャーを用いるだけでコミュニケーションがはかれるので、旅が余計に楽しくなるはず。ぜひ実践してみてくださいね。
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田川敬子(Keiko Tagawa)
- 1996年スペインにひとめぼれ。以後何度も渡西し、2002年春に夢がかなってスペインで日系企業に就職。その後現地企業を経て、現在はオリーブオイルソムリエ/テイスターやライターとして活動中。