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東京/都バスで下町ぶらり旅
東京を縦横無尽に走る都バス。
さまざまな路線を乗り継げば、便利な交通手段となります。
東京駅から浅草へ。
町の景色を楽しみながら、バス特有の、ゆっくり旅を満喫しました。

日本橋を渡る都バス
私はJRの鉄道も地下鉄も走っていなかった東京の下町で生まれ育ち、
20代前半までは最寄りの東京駅や有楽町駅まで都バスで移動していました。
現在は、町内に地下鉄の駅ができましたが、相変わらず都バスが行き交っています。
渋滞に関係なく、スピーディに移動可能な地下鉄ではなく、
あえて都バスに乗る人が少なからず存在するために運行し続けているのでしょう。
はたして都バスにはどんな人たちが乗っているのか、都バスでの移動のメリットや魅力は何なのか、
30年ぶりに乗車して、確かめることにしました。


iPhoneアプリのバスナビ画面。どのバスに乗ればよいか、ひと目でわかります。
東京駅から浅草を目指す下町旅を計画するにあたり、
まずは都バスのホームページから路線図をチェック。
しかし、あまりに多様な路線が運行。
どれに乗ればよいのか頭が混乱してしまいました。
そこで頼りにしたのが、iPhoneでも使える「バスナビ」という無料アプリ。
都バスの路線名やバス停の名前がわからなくても、出発地と到着地の地域名、
または近くの駅名を入力すれば、どのバス停からどのバスに乗ればよいか、
さらにバスの運行時刻表を瞬時に調べられます。
また、iPhone内蔵のGPS機能により、現在地から最寄りのバス停までナビゲーションしてくれる。
至れり尽くせりの優秀さです。

東京駅八重洲口から浅草まで移動するのに乗車した都バス。
「バスナビ」で調べて利用。
例えば、東京駅近くにいて、浅草・隅田公園の桜を観に行こうと思い立つとします。
そこで「バスナビ」でルート(路線)を検索。
出発を「東京駅」、到着を「浅草駅」と入力すると、
東京駅八重洲口12番のりばから、都バス[東42甲]南千住西口行に乗れば、
運賃はICカード利用で206円、直近では何時にその停留所を出発するか。
さらには浅草側の停留所、東武浅草駅前には何時に到着するかを調べることができます。

日本橋三越本店のライオン像を車窓から見物
東京駅を出発したバスは中央通りに移動し、日本橋エリアを走行。
高いバスの席からの視点ではおなじみの風景が新鮮に感じます。
乗客は年配者の比率が多く、おしゃべり好きな地域住民がたくさん乗車していました。
客どうしも顔なじみのようで、「三越の暖簾も桜仕様だねぇ」とか、
日本橋三越に隣接する三井本館前の桜並木を観ては「ここはもう満開なんだよね」
など旬の話題に花を咲かせます。
風景と連動した年配者の会話が、車内にのんびりムードをもたらしています。
耳に心地よい彼らの案内が観光気分を盛り上げます。

重厚な三井本館の建築と桜並木。
移動しながら街の旬が続々と目に入るバスの旅。
気になるシーンがあったら途中下車して、じっくり写真を撮りましょう。
都バスの一日乗車券(500円、車内で販売)を購入すれば、
都バスを1日何回でも乗車可能になります

日本橋から浅草橋方面に続く江戸通りはコブシ並木が名物。
春には白い花が通りを彩ります。
花は歩道から高い位置に咲きますが、車窓からは花に迫ってスナップできます。
浅草にバスが近づくにつれ、道は渋滞し歩くようなゆるりとした速度に。
車窓から歴史的なビルや、個性的な商店のたたずまいなど地域の細部を観察できます。
街をゆっくり眺める心のゆとり、しばらく無かったなぁと日常を見つめ直し、
スローダウンした時間の流れを愛おしく受け止めます。
浅草に着いたら、観光客だらけの公園や橋で、
桜やスカイツリーを見上げ、お上りさん気分に浸る。
それがこの旅の主目的であったわけですが、移動の過程も濃密に体験できた気がします。
わずか1時間弱の小さな旅なのに、深い充足感があり、
ゴールである浅草の風景もいつもとまるで違って目に映ったのでした。

浅草、隅田公園の桜とスカイツリー

吾妻橋の上は外国人観光客でいつも賑わう

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ヤスヒロ・ワールド
- 東京佃島生まれ育ちの江戸っ子。旅行ガイドの編集者。
フェイクは苦手ですが、ケイク(ケーキ)は大好物。



























