夏の飲み物といえばやっぱり世界共通、ビールでしょう。

汗をかいた後のキリっと冷えたビールは、ビールがそれほど好きでない私にも至福感を与えてくれます。ひとくち目が美味しいんですよね。

アメリカでは、夏になると各社が夏季限定の爽やかビールを発売します。

これは、アメリカでとても有名なマサチューセッツ州のボストンビール社が夏季限定で販売している「サミュエル・アダムス」の「サマーエール」。

よく似た色合いのこちらは、「シエーラ・ネバタ」の「サマーフェスト」。

アメリカで大人気のビール。コロラド州デンバー生まれのブルームーン。

ブルームーンは、ベルギースタイルの小麦ビールで、ちょっとオレンジがかっています。

柑橘系の香りがする、夏にぴったりな爽やかビールです。

これは、そのブルームーンが夏限定で販売する「サマーハニーウィート」。

さていよいよ、ニューヨークの地ビールを紹介しましょう。

ニューヨークのビールといえば、緑のロゴのブルックリンラガーが有名です。

でも、私が好きなのはこの生ビールサーバーの中央にある、ロングアイランドで生まれたビール「ブルーポイント」。

コロラド州の「ブルームーン」にちょっと似ています。

ブルーポイントは、ビール好きのマーク・バーフォードさんとピーター・コッタ―さんが始めた、ロングアイランドで最初にできたビール醸造所のビール。

ちょっぴり甘く、柔らかな口当たりで、女性に好まれる味かも。私もビールを飲むときには、だいたいこれを頂きます。

夏の飲み物は、なにもビールばかりではありません。

ニューヨーカーにとても人気で夏に好んで飲まれるものは、日本でも数年前から人気に火がついたモヒート。

キューバのハバナで生まれたラムベースのカクテルです。

ラムと砂糖とミントの葉を混ぜた、暑い季節にぴったりの爽やかなカクテル。

そして、これは昔からの夏の定番。マルガリータ。

トロピカルムード満点。

こちらの赤い飲み物は、サマーウインド。

これには色々なレシピがあって、ウイスキーやオレンジリカー、ラムなどをフルーツジュースやジンジャーエールで割ったり、ブルーベリーやイチゴの実、ココナッツクリームなどを加えたりと様々です。

このサマーウインドは、ブロードウェーの１０５丁目と１０６丁目の間にある有名なジャズクラブ「スモーク」のマイクさんというバーテンダ―のオリジナルレシピ。

「ニューヨークの夏の飲み物って何だろう？」と聞くと、これを作って御馳走してくれ、ナプキンにわざわざレシピを書いてくれました。

このサマーウインドは、イチゴとレモンの果肉、砂糖、ビターズ、それにウイスキーのジャックダニエルと炭酸水を加えてシェイクしてあります。

果肉がたっぷり入って、ゼリーにして食べたいほどフルーティーで、おかわりしたいほど美味しい。

このお店では、金曜と土曜は有名ミュージシャンが出演するのでミュージックチャージを取られますが、他の日の夜はチャージなしでライブミュージックを楽しめます。

このバーテンダーのマイクさんは実はラッパーで、木曜の夜11時半から、NICKEL AND DIME OPSというグループを率いて出演していますので、是非、聞きに行ってあげて下さいね。

木曜は彼はバーテンダーをしていないので、彼のオリジナルサマーウインドがお目当てなら別の夜にどうぞ。

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