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ニューヨークの地下鉄の乗り方
ニューヨークの地下鉄といえば、一昔前まではペンキによる落書きがいっぱいで治安が悪いといったイメージがありましたが、今では全くそんなことはありません。
観光客が利用するエリア内であれば、よほどすきを見せていたり運が悪くない限り、事件に巻き込まれるようなことはないでしょう。
ただ最近、地下鉄内でiphoneの盗難がちょくちょく起きているようなので、気を付けて下さいね。
今回は、市民の足、そして観光客の移動にとってもなくてはならない地下鉄の利用法をご紹介します。
まずは、地下鉄駅。
狭いマンハッタンの中をいくつもの路線が走っている為、どちらかの方向に少し歩くと駅が見つかるはずです。
それが、自分が乗りたい路線の駅なのか、数字やアルファベットの路線番号を確認しましょう。
地下鉄路線図を持っていると便利なので、チケットブースで手に入れましょう。サブウェイマップと言えば無料でくれます。
交通局のウェブサイトにも、路線図が載っています。
http://web.mta.info/maps/submap.html
地下に降りたら切符を買いましょう。
これが券売機です。
右上のスタートボタンにタッチ。
次は、言語を選びましょう。
日本語が使える券売機の場合、その手順に従って購入して下さい。
しかし、日本語が使える機械は滅多にないので、ここで説明しましょう。
1回の乗車分だけで良い時は、右側のSingle rideにタッチ。これは2ドル75セント。基本の1回乗車分より25セント高くなっていて、2時間以内に使わなければいけません。
とりあえず9ドル分でいいやって方は、左のFast $9 Metro cardを選ぶと簡単です。
今回は、真ん中のMetro Cardにタッチしてみましょう。
真ん中のMetro Cardをタッチした場合の次の画面がこれです。
この画面では、手持ちのカードに金額を追加するのか、新しいカードが必要なのかを選択しますが、旅行者の方はメトロカードを持っていないということを前提に、右のGet New Cardをタッチ。
新しいカードには、カード代として1ドルがチャージされます。
これは、一般のカードか乗り放題かを選択する画面。
乗り放題には、7日間30ドルのもの、これにエクスプレスバスへの乗車もついた55ドルのもの、30日間112ドルのものがあります。
一般カードを選択すると、9ドル、19ドル、39ドル、またはOther amountsで自分で指定した金額のカードを買う事が出来ます。
5ドル以上のカードには、5%のボーナスがつきます。
次の画面は支払い方法。
現金か、バンクカード、またはクレジットカードで支払いができます。
現金の方はここから。
コイン投入口とお札投入口。右の黄色いところからメトロカードが出て来ます。
クレジットカードの方は、マシンの下の方にあるカード差し込み口にカードを差し込んですぐに引き抜きましょう。
これがメトロカード。
改札の機械の右側にあるカードリーダにカードをスルッと通して、磁気テープの部分を読み取らせます。
バーをターンさせて構内に入りましょう。
あちこちに表示されている案内板で、自分の乗る路線の番号と、向かう方向を確認しましょう。
北行きはUptown、南行きがDown townです。SやLなど、東西へ走っている路線もあるので、その場合は終着駅名を確認しましょう。
駅によっては違うところもありますが、だいたいの駅では、各駅停車と急行が右と左に分かれて停車します。
マンハッタン内の中心では単なる各駅停車と急行の違いですが、ミッドタウンを離れると枝分かれしていくので行き先には注意しましょう。
上にある電光掲示板は、後何分で電車が来るのかをお知らせするもの。最近、導入されたばかりです。
目的地に着いて駅を出る時は、ただ改札のバーをターンさせるだけ、カードは必要ありません。
同じ改札が出入り両方に使われるので、駅に入ってくる人が沢山押し寄せて中々出られない時もありますが、急いでいる時には強引に進みましょう。
ところで、ニューヨークの地下鉄では、支払い方法がトークンからメトロカードに代わって今年で20年目になります。
でもまた、2、3年の内に、携帯電話などのモバイル機器やバンクカードをかざすだけで支払いができる新しい支払い方法が導入され、メトロカードも徐々に廃止されていくようです。
こういう点ではアメリカは、日本よりだいぶ遅れをとっていますね。
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ナツコ・H
- 世界で活躍するジャズ奏者の夫のマネージメント、CD収録曲の作曲を手がける。NYの日系新聞でニュース記事執筆中。法律翻訳家。93年よりNY在住。