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LAのスーパーマーケットって?(多国籍編)
ロサンゼルスにはさまざまな人種の人々が住んでおり、その人々の食生活にあった食品を提供するスーパーがあるのが特徴です。
私たち日本人向けの日系食品スーパーはもちろん、いろいろな国の人々が運営するスーパーがあり、一般的なアメリカの店にはない食材を扱っています。スーパーめぐりをするだけでも、ちょっとした外国旅行をした気分になれるかも。
スーパーマーケット編の締めくくりとして、メキシコ系、中国系、韓国系、フィリピン系のマーケットをご紹介します。
1. Vallaata(メキシコ系・中南米系)
メキシコ出身のゴンザレス家が1985年に創業したスーパーで、増え続けるヒスパニック系の人々に向けて、現在カリフォルニアを中心に41店舗を運営しています。
お菓子やパン類はやはり米系スーパーとは違います。
こんなキャンドルが売っているのも、敬虔なクリスチャンが多いメキシコ人が顧客だから。
店内のサインはもちろんスペイン語で併記。
フードコートにはメキシコ料理がずらり。
2. 99 Ranch Market(中国系)
今年開店30周年を迎えたという99 Ranch Market。一歩店内に足を踏み入れるとそこは「中国?」と勘違いしてしまうほど、店内には中国語の表記があふれています。
種類さまざまな饅頭類。肉まん、野菜まん、あんまんといろいろあります。
乾物類の充実ぶりは中国系マーケットならでは。
通路は広々。商品も豊富です。
魚をさばいてくれるサービスは、米系スーパーにはないものです。
3. S Mart(韓国系)
韓国系はほかにもいくつか大手があり、日系の食品も多く扱っているため、私たち日本人もよく利用しています。中国系もそうですが、韓国系は表示がハングルだけのことがあります。
特に店内にある携帯電話の店や雑貨店などは、ハングルを読めない客を相手にする気はないようです(笑)
よく見ると、左下には「カステラ」が。ほかにも日本の蒸しパンや、日本の和菓子や洋菓子がたくさん置かれています。
惣菜コーナー。どれもかなり辛そうです。
麺類コーナー。韓国の麺に混じって日本のうどん、ざるそば、そうめんも。
おかゆなどインスタント食品が並んでいます。
4. Seafood City(フィリピン系)
カリフォルニアを中心に約20店舗を展開するこのチェーン店は、フィリピン系のスーパー。名前からもわかるように、新鮮な魚介類を豊富に扱っているので有名です。
キッチンつきのホテルに長期滞在するなら、新鮮な魚介類を買って調理してみるのもおすすめです。
ベーカリーのパン類は、日本のものと似ています。
フードコートでは安くてボリューム満点の食事が楽しめます。
魚醤の種類が多いのはフィリピン系ならでは。
動物の「血」らしいです・・・さすがにこれには挑戦できません。
一般的なアメリカのスーパーから、健康志向の高まりで増えているオーガニック系、そしてロサンゼルスならではの多国籍系とさまざまなスーパーを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。LA訪問の際には、ぜひいろいろなスーパーにも足を運んでみてください。
>「LAのスーパーマーケットって?(Whole Foods編)」はこちらから!
>「LAのスーパーマーケットって?(Ralphs編)」はこちらから!
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岡真由美
- 在LA15年以上のフリーライター兼翻訳家。