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LAのスーパーマーケットって?(Ralphs編)
ロサンゼルスに住んでいる人々の生活を知るのに一番手っ取り早いのが、地元のスーパーに行ってみること。LAは多民族が集まっていることもあり、さまざまなスーパーが混在しているのですが、今回はまずロサンゼルスを拠点とし、228店舗を持つ「もっともアメリカっぽい」大手スーパーのひとつ、Ralphsをのぞいてみましょう。
左隅に写っているショッピングカートと比べてみてください。店の大きさが想像できますでしょうか?この店舗、2階建てじゃないのです。
アメリカのスーパーの特徴のひとつが、野菜などをパッケージではなく、すべて量り売りにしていること。自分で好きなものを好きなだけ選ぶ形式になっています。
そして野菜売り場のすぐそばにあるのが、サラダ売り場。袋から出してすぐに食べられるサラダには、レタスのみのものもあれば、スプリングミックスやシーザーズサラダ、またクルトンなどのトッピングやドレッシングが入っているものもあります。
アメリカではベジタリアンが多いので、動物性のものを使わない食品もいろいろと売られています。たとえば「Tofurky」というのは、豆腐をターキー風ハムに仕上げたもの。「Veggi Ground」は植物性食品で作った「ひき肉風」食品です。
驚くのがオレンジジュースの種類と量。オレンジジュースはアメリカ人の朝食の定番です。一番下の巨大なものは1ガロン(約3.8リットル)入り。牛乳はこのガロンサイズが標準となっています。
次は冷凍食品コーナーへ移動しましょう。アメリカではとにかく1品で1食になるタイプが人気で種類も豊富。ダイエットを気にかける人のための食品も多く、炭水化物抜きダイエットで有名な、Atkinsの電子レンジディナーもあります。
私は密かに、アメリカ人の国民食はピザじゃないかと思っています。それくらい、冷凍ピザの種類と数は豊富です。
朝食向け冷凍食品として人気なのがこの「Hot Pockets」。ハム&チーズ、ピザ風、チキン&ブロッコリなどさまざまなフレーバーがあります。朝食だと、パンケーキやワッフル、フレンチトーストなどの冷凍食品も人気です。
こちらはメキシコと国境を接しているカリフォルニアならではの冷凍食品かも知れません。メキシコ料理のブリトーです。
今度はスナック・コーナー。日本ではあまり見かけませんが、アメリカでは電子レンジで作るポップコーンは定番おやつ。もうひとつ、アメリカではよくあるもので日本ではあまりポピュラーでないのが、ひまわりの種とかぼちゃの種ではないでしょうか。ハムスターのおやつじゃないですよ。
毎日愛情たっぷりのお弁当を作っている、日本人のお母さんたちには信じられないのがこの「Lunchables」。アメリカの子供たちは、こういうものをお昼ご飯に持ってくるのです。
缶入りパスタ。これを好物だというアメリカ人の子供は多いですが、正直やわらかすぎるうえ、味もいまひとつ。1回試せば十分という感じです。
デザート・コーナーのケーキの数々。見た目はきれいなのですが、いかんせん砂糖が多すぎ。脳天を突き抜けるような甘さです。
では一周したところで、レジに向かいましょう。ラルフスの場合、レジはセルフと店員がいるレジの2種類あります。
こちらはセルフレジ。英語が多少できる方はチャレンジしてみてください。迷ったら店員が助けてくれます。
店員がいるレジはこんな感じ。列に並び、順番が来たら、前の買い物客が置いた商品のあとにバーを置き、自分の買うものと混ざらないようにします。
LAは最近、スーパーの袋の料金を徴収するようになったので、買い物の際はエコバッグの持参をお勧めします。エコバッグを持っている場合、商品よりも先に、コンベアのように動く台の上に乗せます。
割引クーポンなどを持っている場合は、このときに店員に渡します。袋詰めは店員がしてくれるので、任せましょう。
あとは支払いをすれば、終了です。
いかがでしたでしょうか?次回は最近LAで増えているオーガニック・スーパーをご紹介します。
>「LAのスーパーマーケットって?(Whole Foods編)」はこちらから!
>「LAのスーパーマーケットって?(多国籍編)」はこちらから!
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岡真由美
- 在LA15年以上のフリーライター兼翻訳家。