たびこふれ

世界最悪かも?サンパウロの空港にはご用心

記事投稿日:2012/06/13最終更新日:2018/02/27

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2年後にはサッカーワールドカップ、そして4年後にはオリンピック開催を控え、国際的な存在感をますます増していくであろうブラジル。
しかし、最近当地を訪れた日本人旅行客の皆様からは、「こんなことで大丈夫?ブラジルの空港、ひどすぎる...」とのご指摘を多々いただいております。

正直、私はすでに在住歴7年近くなり、ブラジルの空港はこんなものだ...と、すっかり慣れてしまった感がありまして。
不便さに慣れた、という感じでしょうか。
ところが、世界各国、特に南米周遊などをされているお客様の率直な感想を耳にすると、確かにここブラジルの空港はいろんな意味でひどすぎるということを再認識させられます。

例えば...
予定の飛行機が飛ばない(機材ぐりがつかず、いきなり当日キャンセル)、1時間2時間遅れは日常茶飯事(次の乗継便に乗れない)...といったケースに遭遇することもまれなことではありません。

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飛行機会社のチェックインカウンターで搭乗手続きにかかる時間も、とてつもなく長い場合がありますので要注意です。
単に、ブラジル国内線の直行便であれば簡単なので、日本人であればパスポートを提示すれば5分程度で手続き完了可能です。
しかし、ブラジル国内の乗継や、国際線に乗り継ぐケース、荷物の超過料金が発生するケース、人数が多いケースなど、少しイレギュラーなケースになると、恐ろしいほど時間を消耗されます。

先日のお客様の場合、サルヴァドールからサンパウロへ国内線で移動、その先はサンパウロから成田へドイツ経由で移動...という10名様だったのですが、
10名分の荷物がいくら多いにせよ、座席の変更をリクエストしたにせよ、チェックインカウンターで40分も待たされると言うのはちょっとありえませんよね。
この場合も、下手すれば、飛行機に乗り遅れかねません。チェックインに40分ですよ!

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さらにもう一つ、現在のブラジルの空港(特にブラジルの空の玄関口である、サンパウロのグアルーリョス空港)で頻発している「スーツケースの中から金目のものだけが盗まれる」という事件。
一時期、ニュースでも話題になり、航空会社の内部職員数名が逮捕されたのですが、なんとその後も同様の手口での犯罪が続いているのです。

まさに先日ご案内した、とある日本人女優Pさんのご一行が、狙われてしまいました。
南米周遊旅行記のロケでいらしていたPさん、マチュピチュ観光のあとペルー・リマの空港から、ブラジルのグアルーリョス空港に到着。その後国内線乗継でサルバドールにやって来ました。
そしてホテルでスーツケースを開いてびっくり。ペルー土産として購入した天然石のピアス数十点と、日本の空港で購入した高級化粧品だけが消え失せていたと言います。
たとえばペルーで買ったアルパカのストールや、現地購入のシャンプーは無事だったのに、ピアスと化粧品だけがきれいに選び抜かれて取られていたんだそうです。

詳しい状況を伺うと、サンパウロの空港でベルトコンベアから預け荷物を取る時、やけに時間がかかり、かれこれ1時間近く待たされたんだそうです。

ニュースで報道されていた手口は、機内預かり荷物を飛行機から下ろしベルトコンベアに乗せる前の、空港職員しか入れない制限エリア内で、空港職員による窃盗行為がなされているとのこと。
今回のケースも、まさにそれだと言えます。
本当に許せない行為です。思い出の品は、お金では買えない価値があります。それを内部職員によって盗まれるなんて、ありえないことです。
でも、残念ながら、現実にこんなに身近に起こっていることなのです。

この犯罪に、我々はどう立ち向かえばいいのか...。本当は、荷物すべてを自らの手で最後まで運びたいですよね。
しかし重量・サイズ制限がありますからそうもいきません。

どうしても失いたくないものは、機内持ち込みバッグに詰めること。
また、スーツケースはあまり美しく荷詰めせず(笑)、随所に洗濯物をちりばめるなどして、重要物のありかをかんたんに探せないような見た目にすること。
今のところ、それしか有効な手段はなさそうです。


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Pさんは、私がライター業をしていると言うと、この話をぜひ今後ブラジルを訪れる日本人の皆様にぜひ伝えて欲しい、と強くおっしゃいました。
世界中をロケ旅で周り、旅慣れたPさんにとっても、このようなことは初めてで、相当ショックを受けていらっしゃいました。

ブラジル在住の私としましても、これから訪れる皆様には、ぜひこのことを頭に入れていただき、少しでも盗難リスクを減らすよう工夫した荷造りをお願いしたいと思います。
身を持ってブラジル旅行の教訓を我々に伝えてくださったPさんには、心から感謝したいと思います。

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ブラジルの航空業界には、あらゆる面での業務改善を強くお願いしたいです。このままでは世界的大イベントの開催が危ぶまれる...と、本気で思います。



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古瀬香織
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記事投稿日:2012/06/13最終更新日:2018/02/27

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