北海道の歴史的建造物30選! 北海道観光好きは必見!

北海道旅行と言えば、広大な自然の景色を楽しんだり、うに・いくら丼にラーメンなどのグルメ三昧を目的にしている人も多いのではないでしょうか?

しかし、北海道の良さはなにも景色や食だけではないんです! 気候風土がどこか日本から離れた外国のようだと評価される北海道ですが、短いながらもしっかりとした歴史が積み重なっているのです。

この記事では開拓者スピリッツにあふれる北海道の魅力をその礎となった歴史的建造物30選を通して紹介していきます!

札幌市の歴史的建造物

中心部は道路が碁盤の目のように整然と並ぶ政令指定都市です。公共交通機関も充実しているので、ツアーで訪れた人もフリータイムに建物探訪をたっぷりと楽しむことができます。

北海道開拓の村

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東京ドーム11個分の敷地に明治時代から昭和初期までに建てられた家屋や施設が52棟並び、開拓時代の市街地や村落がまるごと再現されています。冬の期間は馬そりや竹スキーを体験することができます。

■〒004-0006 北海道札幌市厚別区厚別町小野幌50−1

大倉山ジャンプ競技場

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札幌の街は1972年に開催された札幌オリンピックを機に急速な発展を遂げた歴史があります。舞台の一つとなった大倉山シャンツェにはペアリフトが設置されており、現在でも国際的なジャンプ競技の会場となっています。

■〒064-0958 北海道札幌市中央区宮の森1274

サッポロビール博物館

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北海道にはビール園と呼ばれるビアホールがいくつかありますが、近代日本の面影を再現した建物内でジンギスカンを味わうならサッポロビール博物館内にあるビール園がおすすめです。併設のビール博物館ではティスティングも楽しめます。

■〒065-8633 北海道札幌市東区北7条東9丁目1−1

北海道知事公館

北海道知事公館

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昭和11年に三井合名会社の別邸として建てられたものです。夏は緑の芝生に白い壁の英国風建築が爽やかに映え、「氷点2001」などドラマや映画のロケ地として利用されたこともあります。

■〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西16丁目

札幌時計台

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明治時代に開校した札幌農学校(後の北海道大学)の演武場だった建物です。札幌のど真ん中にあり、現在でもビルの谷間で毎時鐘を鳴らしています。外観は装飾の少ないカーペンター・ゴシックと呼ばれる様式で、素朴さの中にも温かみのある木造建築が街のシンボルとなっています。

*平成30年6月1日~10月31日まで外部改修工事のため休館となります。

■〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西2丁目

赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)

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明治21年に完成したネオ・バロック様式の庁舎で、当時の開拓使が道内での生産を推奨していたレンガが用いられています。屋内には北海道の歴史を紹介する展示コーナーがあり、地理的にも近い樺太(現サハリン)関連の資料も充実しています。

■〒060-8588 北海道札幌市中央区北3条西6丁目

札幌農学校第2農場

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札幌農学校(現北海道大学)は、誰もが一度は耳にしたことがある、「少年よ大志を抱け」という言葉でも有名なクラーク博士の指導によって開校されました。キャンパス内には農学校時代の建造物が数多く残っており、赤い屋根のサイロ(札幌農学校第2農場)は道内最古のものとされています。

■〒001-0018 北海道札幌市北区北18条西8丁目 北海道大学札幌キャンパス

清華亭

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明治天皇行幸の際に休憩所として利用された清華亭。和洋折衷の佇まいは札幌駅北口からほど近いオフィス街にあり、建物がある偕楽公園は都会の小さなオアシスとして、今も市民から愛されています。

■〒060-0807 北海道札幌市北区北7条西7丁目

琴似屯田兵村兵屋跡

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photo by Ryuichi IKEDA

北海道の開拓に尽力した屯田兵が初めて札幌の地に根を下ろしたのが琴似(ことに)です。入植当時の様子が分かる家屋が復元され、厳冬の北海道を生き抜いた彼らの歴史的足跡を垣間見ることができます。

■〒063-0812 北海道札幌市西区琴似2条5丁目1−12

北海道神宮

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開拓三神と呼ばれる大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三柱が祀られています。高級住宅街である円山公園エリアの奥に位置しており、散策を兼ねて裏参道を歩くと、古き良き札幌の面影を残す飲食店や商店と出会うことができます。

■〒064-0959 北海道札幌市中央区宮ケ丘474

旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)

旧黒岩家住宅

札幌市の有形文化財に指定されている歴史的価値が高い郷土資料館です。明治時代は札幌から南へ向かう旅人が峠を越える前に立ち寄る宿泊所である「通行屋」として運営されていました。

■〒061-2261 北海道札幌市南区簾舞1条2丁目4−15

小樽市と日本海側の歴史的建造物

札幌の隣町小樽とその先の伝統ある漁村の町をご案内します。

小樽運河倉庫群

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大正12年に完成した小樽運河は優美な流線を描くプロムナードが絵になる、人気の観光スポット。かつて、北海道開拓の礎を築いた倉庫の数々は飲食店や土産物屋としてリニューアルされています。毎年2月に行われるイベント「雪あかりの路」では水面に浮かぶロウソクのやわらかい明かりで、石造りの倉庫群が浮かび上がります。

■〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目7−1

にしん御殿小樽貴賓館(旧青山別邸)

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青山別邸は、明治・大正を通じてにしん漁で財をなした青山家が、6年半あまりの歳月をかけて建てた別荘です。建物は、山形の酒田から運んだ大量のケヤキを用いるなど贅の限りを尽くしています。併設されている御食事処で当時をしのびながら、にしんお重やにしん蕎麦などを堪能してみてはいかがでしょう?

■〒047-0047 北海道小樽市祝津3丁目63

日本銀行旧小樽支店金融資料館

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小樽が「北のウォール街」と呼ばれたその昔、日銀をはじめとしてさまざまな銀行がこの街に支店を置き、北海道経済の発展を支えてきました。ルネッサンス様式の外観はウォール街と例えられていた時の華やかさを感じさせます。天井までの高さが10メートルを越える営業場は柱を持たない構造が圧巻です。

■〒047-0031 北海道小樽市色内1−11−16

ニッカウヰスキー余市蒸留所(余市市)

ニッカウィスキー余市蒸留所正門Fotolia_124340272_XS.jpg

2014年から2015年まで放映された、NHK連続テレビ小説『マッサン』で注目を集めたニッカウヰスキーを代表する蒸留所です。堅牢な石造りの正門はスコットランドの古城を彷彿とさせます。広大な敷地内には同じく石造りの蒸留棟や発酵棟などが並び、見学には1時間ほどの余裕をみておくようにしましょう。

■〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町7丁目6

カクジュウ佐藤家(寿都町)

にしん御殿などと同様にいわゆる漁場建築と呼ばれる家屋です。積丹半島の開発で存在感を示した佐藤家が所有していました。和洋折衷のそのスタイルから明治中頃に建てられたものと推測されます。特に2階の上下可動式のガラス窓がハイカラな印象です。

■〒048-0415 北海道寿都郡寿都町字歌棄町有戸163

函館市と道南エリアの歴史的建造物

函館がある道南は江戸時代から松前藩が統治しており、北海道で最も歴史がある地域とも言われています。

函館中華会館

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photo by yamauchi

日本国内に中華街は数多くありますが、清朝末期の様式の建造物が残されているのは函館だけです。現在は内観することはできませんが、中国本土から資材や職人を招聘して設計されたデザインは函館の街をよりエキゾチックに演出しています。

■〒040-0052 北海道函館市大町1−12

トラピスチヌ修道院(函館)

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明治31年、函館郊外の高台に日本初の女子修道院として開設されました。レンガ作りの美しい聖堂や司祭館が並び、前庭からの眺めは祈りの場としての凛とした空気が伝わってきます。

■〒042-0914 北海道函館市上湯川町346

五稜郭(函館)

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激動の幕末で舞台の一つとなった城郭の跡地です。星型の全景を確認するために高さが107mある五稜郭タワー展望室が用意されています。日本では珍しいヨーロッパ風のデザインは函館観光の目玉となっています。

■〒040-0001 北海道函館市五稜郭町44

金森赤レンガ倉庫(函館)

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金森(かねもり)洋物店がルーツの複合商業施設で、ベイエリアの中心的存在として賑わっています。レンガ倉庫は明治時代に建てられたもので、現在は約50ものレストランやショップで賑わっています。

■〒040-0053 北海道函館市末広町14番12号

旧函館区公会堂

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シンメトリックな植民地風デザインに窓枠の黄色いアクセントが印象的な建物です。併設されているハイカラ衣装館でレンタルしたドレスやタキシードで記念撮影することもできます。

■〒040-0054 北海道函館市元町11−13

松前城(松前町)

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国の重要文化財に指定される日本で最後に築城が許された城郭です。天守閣が資料館になっており、北海道がまだ蝦夷地と呼ばれていた頃にアイヌとの交易を取り仕切っていた藩政や当時の暮らし向きが分かる展示物が公開されています。

■〒049-1511 北海道松前郡松前町松城144

旧中村家住宅(江差町)

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追分節で有名な江差町に保存されている商家です。ニシン漁で栄えていた松前藩の栄華をうかがい知ることができる歴史的意義のある建築物です。土台として使用されている笏谷石(しゃくだいいし)ははるか遠い福井県から北前船により運ばれたとされています。

■〒043-0034 北海道檜山郡江差町字中歌町22

旭川市の歴史的建造物

札幌に次ぐ北海道第二の都市です。川の街の魅力を楽しんでください。

旭橋

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旭川を流れる石狩川にかかる橋で、旭川のシンボルでもあります。昭和7年に竣工された当時、アーチ型の流線美を実現した最新技術が話題となりました。おすすめ撮影スポットは河川敷に設置された散歩道です。

■〒070-0033 北海道旭川市3条通6丁目

道東の歴史的建造物

昨今、アジア方面からの訪日客にも人気のエリア道東。自然と共存してきたアイヌ民族ならではの歴史を知ることもできます。

阿寒湖アイヌコタン

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北海道最大のアイヌコタン(アイヌの人々が住む集落)で、36戸120名が暮らします。チセと呼ばれる伝統的な建築様式だけでなく、古式舞踊が鑑賞できるなど、先住民族であるアイヌの文化をまるごと体感できる場所でもあります。

■北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目7−19

博物館網走監獄

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高倉 健主演映画『網走番外地』でお馴染みの網走刑務所の昔の姿を再現した体験型の施設で、広大な敷地内には明治から昭和にかけて実際に使用されていた独房や庁舎などが保存されています。併設のレストランでは監獄食をイメージした麦飯定食もいただけます。

■〒099-2421 北海道網走市呼人1−1

稚内市の歴史的建造物

ロシアとの国境に接する日本最北の町です。人の手が加えられていない大自然の中に佇む歴史的建造物をぜひ堪能してください。

旧海軍望楼

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明治35年、緊迫する日ロ情勢に鑑み、北限の国境線を守るために建設されました。宗谷岬の風光明媚な高台に位置し、現在はその素朴な外観が観光客からも愛されています。晴れた日はサハリンを見渡すこともでき、日本の最北端に来たことを実感できる場所となっています。

■〒098-6758 北海道稚内市宗谷岬2−15

北防波堤ドーム

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古代ローマの神殿を彷彿させる開放型アーチが特徴的な防波堤です。昭和16年の竣工当時は樺太(現サハリン)へ渡る数多くの人がここから旅立ちました。70本におよぶゴシック様式の円柱は日本が敗戦の日を迎えるまで何を見続けたのでしょうか......。

■〒097-0023 北海道稚内市開運1−2−2

夕張地方の歴史的建造物

夕張の魅力はメロンだけではありません。古くから空知地方の中心として繁栄したエリアです。

夕張鹿鳴館(旧北炭鹿ノ谷倶楽部)

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大正2年に建てられた日本の近代化を象徴する施設です。夕張はかつて炭鉱の町として栄えた歴史があり、来賓向けにあつらえた調度品や和風平屋建ての内外装はまさに贅の極み。天皇皇后両陛下も宿泊されたというこの建物はオーナーの変遷を経て、現在は見学者向けに一般公開されています。

■〒068-0413 北海道夕張市鹿の谷2丁目4

北の錦記念館(夕張郡栗山町)

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photo by ezorisu

北海道を代表する日本酒「北の錦」の醸造元です。第二次世界大戦後は本社事務所がGHQに接収されていた過去があります。その当時、裁判に利用された応接間がそのまま残されているのが北の錦記念館です。敷地内には、記念館の他に旧役員住宅や杜氏の社宅など昭和の暮らしが分かる建物が並んでいます。

■北海道夕張郡栗山町錦3丁目109

明治から昭和にかけて建てられたものを中心に紹介しましたが、道内にはまだまだ歴史的価値の高い見どころがたくさんあります。もし気になる建造物があれば、ぜひサイトで検索をして情報を集めて問い合わせをしてみてください。

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