北京の夏と言えばコレ?中国のアイスクリーム事情

 中国・北京の夏に食べるフルーツつまり果物は格別です。日本と比べてとにかく安い、そして美味しい! とはいえ、外国人的に言えばアイスクリームも外せません。日本と比べてずっと安く、味も遜色がありません。
 たとえばマクドナルド。日本でもマックの100円ソフトクリームは安いと思われるに違いありませんが、ここではなんと2.5元つまり日本円にして40円弱。残念ながらコーンは日本と比べてさらに安っぽいのですが、本体(ソフトクリーム)は世界共通らしく日本と同じです。最近は抹茶味が4元(60円前後)で2つ買うと2つ目は半額つまり2つで6元(100円弱)となり、日本と比べお得感この上ありません。

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(中国マクドナルドのソフトクリームなら抹茶味でも2つで100円弱)

 一方でそれなり普通なコーンに3種類トッピングして売るみたいなアイスクリームも、数年前からここ中国・北京の郊外で普通に見かけるようになりました。3つトッピングして5元(約75円)。ただし日本人として気を付けたいのは、「抹茶味」はダメダメだということです... 海外通な方はご存知かもしれませんが、海外の一部の抹茶味の菓子・ドリンク・アイスクリーム等の味は抹茶味+ミント味だからです...

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(それなり普通なコーンに3種類トッピングして売るみたいなアイスも約75円)

 それでもし日本で味わう抹茶味のアイスを中国・北京でも味わいたいなら、もう少しお金を出さなければならないでしょう... つまり3つで5元ではなく、1つで5元、みたいな。少し探してみたところ、近くのデパートにミント入りでない「抹茶練乳風味」のアイスが! おお抹茶の味がします! 気になるお値段は6元(100円弱)。

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(中国・北京の「抹茶練乳風味」のアイスは100円弱)。

 でも中国にいる日本人の友人たちに言わせると、中国のアイスクリームの中で突出しているのは何と言ってもマグナムとのこと。マグナムはデパートや大手スーパーのアイスクリーム売場であれば必ずあり、英WALL'S社が世界各地で売っていて中国語では夢龍(Magnum)と呼ばれ、広告でバンバン宣伝されまくりな中国では誰もが知る一番高級な部類の市販のアイスクリームです。事実、ハーゲンダッツみたいに濃厚で味に高級感があります。でもお値段はと言うと、やはり6元だったりします... 安い...

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(スーパーのアイスクリーム売場に必ずある夢龍ことマグナムもやっぱり100円弱)。

 じゃあ普通のアイスは一体いくらなのかというと、1元(約15円)から3元(約45円)ぐらいでしょうか。そういうアイスも値段の割にそれなり美味しいと言えば美味しいんですが、若干注意も必要です... どんな注意が必要なのかについては、妻の友人の日本人(30代女性)がこんな風に話してくれました。
 「マグナムの外側のチョコレートは、なんだか森永のミルクチョコレートを分厚めにコーティングしている感じなので、私は好きですね。一方で、以前確かオレッチ(?)というマグナムに似た棒アイスがあって、値段がマグナムの半分なのに味も似ているので、わたしの知り合いの日本人夫婦も数年前はよく探していたんですよ。
 「でも見かけなくなって、いつだったか久しぶりに見つけて食べてみたところ、「え?こんな味だっけ?中のナッツがダンボールみたいな味だし、外のチョコも美味しくない...」と失望しました... 倍の値段でも、やっぱりマグナムは期待を裏切らない味だなぁと思った次第です。なんといっても、外側のチョコが本物(な感じ)がします。
 「最後にオレッチを見つけたのは田舎の小さな商店で、きっと残りものだったから美味しくなかったのかもしれませんね... それ以来マグナムにしてもほかのアイスにしても、なるべく回転の良さそうなお店で買うことにしています。」
 では夏に中国・北京においでになられたら、まずは大きめのデパートやスーパーあたりで夢龍ことマグナムをどうぞ。フルーツまた果物は当たりはずれがあり市場にまで行かないと新鮮なものが手に入りにくい反面、6元程度の少し高めのアイスクリームであればどなたでも気軽に間違いなくゲットでき、ひとなめして味に納得また値段に納得されること、請け合いです。

■参考HP:

http://en.wikipedia.org/wiki/Magnum_(ice_cream)

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ぺきんせいかつ

IT屋として中国・北京に長期出張中。結果、ライター業や現地コーディネーター業がいつの間にか生業に。現地にいないと分からない中国人視点から見た中国の真相を、日本の皆さんにお届け中。

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