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世界一美しい図書館!ウィーン王宮内にある「プルンクザール」

記事投稿日:2017/05/18最終更新日:2018/02/22

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ウィーンのハプスブルク家の居城「ホープブルク」には、皇族の住居の他に、ウィーン少年合唱団が歌う王宮礼拝堂や宝物殿、スペイン乗馬学校など、ハプスブルク家ゆかりの様々な施設がありました。今回はその中でも、世界一美しい図書館の一つに数えられる「プルンクザール」をご紹介しましょう。

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ホーフブルク内は色々な建物が入り組んでいますが、「プルンクザール」への入り口は、王宮の正面や博物館側ではなく、ヨーゼフ広場の方(アウグスティーナ教会の入り口の横)にあります。

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プルンクザール入り口

この入り口を入り、優雅な階段を上ると、プルンクザールの入り口の扉があります。「プルンクザール」とは、「豪華な広間」を意味し、その文字通り、扉をくぐると豪華絢爛な図書館が現れます。

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この図書館は、18世紀にマリア・テレジアの父カール6世によって作られました。在位中に対外戦争を多く行っていたこの皇帝の治世を反映してか、プルンクザールには、軍事関連の地図も多数所蔵されています。

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カール六世の像

この図書館、所蔵される図書を見ているだけでも、ため息の出る美しさです。蔵書はハプスブルク家の所蔵で、20万冊を超えます。そのうち1万5千冊はバロック時代の有名な軍人、オイゲン公のコレクションだったものも含まれています。また、宗教改革で有名なマルティン・ルターの世界最大の著作コレクションも所蔵しています。

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ここでは、ウィーンの歴史に関する臨時展が開催され、所蔵された本の中から、テーマに沿った内容を見ることができます。

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ウィーンのバロック建築の多くを手掛けた、フィッシャー・フォン・エアラッハ父子によるこの素晴らしい大広間は、バロック建築による図書館では最大のものと言われています。

30メートルの高さに位置する、3Dのように立体的な天井画は、ダニエル・グランによるもの。真下に立つと、不思議な立体感に吸い込まれそうです。

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18世紀には、この図書館自体が外交官や学者に対する、帝国の権威のプレゼンテーションとしての機能も果たしていました。知識だけでなく富や権力の象徴であったことを考えると、この力強い姿は、立ち並ぶ皇帝や軍人たちの彫像は、ハプスブルク家の栄華を象徴しているようです。

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また、真ん中のホールの四隅に飾られた、コロネリによる巨大な地球儀も見逃せません。地球儀は地図と同じく、技術と権力の象徴でもあったのですね。

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コロネリの天体儀

この博物館への入場券は、他の4つの博物館とのコンビチケットの購入も可能です。国立図書館の地図コレクションから独立した、世界で唯一の「地球儀博物館」をはじめ、エスペラント博物館、パピルス博物館、文学博物館の合計5つの博物館をまとめて見学できる、7日間チケットもあります。

ウィーン王宮内にある、世界一美しい図書館。本好き、建築好きにはたまらない、至福の空間です。ウィーンを訪れた際には、ぜひ覗いてみてください。

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記事投稿日:2017/05/18最終更新日:2018/02/22

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