南アフリカでBraai(ブラーイ)を体験しよう!

南アフリカはお肉が美味しい世界的に有名な国

南アフリカに移住して驚いたこと、それはお肉が大好きな人が多いということ。また、世界各国を滞在していた日本人が、「南アフリカのお肉は世界一美味しい」と絶賛していたのがわたしの記憶に新しい。

ヨハネスブルグ、ケープタウン、ダーバン、ポートエリザベス・・・旅の拠点になる都市には必ず肉料理の名店がある。また、肉屋のデリを買って食べてみるのを個人的にオススメしたい。(お店の外でブラーイしたものをデリで販売している肉屋もある)

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お昼頃、地元の客で行列ができている肉屋があれば、それは間違いなく美味しいお肉が食べられるというサインである。ランチを買って公園でピクニックをする人も多い。自然が豊かで1年を通して日中は温暖なので、私も公園でランチをする機会が増えた。写真は首都プレトリアのとある肉屋で毎週金曜日のみ登場するお目当の一頭串焼きしたラム肉を1時間並んで購入したもの。これが、もの凄く美味しくてお気に入り。

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勿論、スーパーマーケットや肉屋でも家庭用に新鮮で美味しいお肉が手に入るので、家でもステーキやローストは家庭料理としてよく登場する。お肉そのものが美味しいので、シンプルに塩コショウのみ、また、気分を変えたい時はハーブやレモンの味付けで十分である。(南アフリカにも沢山のお肉用のソースやスパイスが売っているので、お土産に購入するのはオススメ。

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南アフリカらしい肉料理

南アフリカらしい肉料理と言えば、ゲーム・ミート。

バッファローやクドウ、インパラなどかつて狩猟で得られていた野生動物のお肉はいわゆるジビエのようなもの。日本では馴染みの無いお肉をいくつも味わうことができる。これらを南アフリカ伝統の歌やダンスと共に体験できるレストランがあるので、野性味溢れる味にぜひ挑戦していただきたい。

オススメしたい3種類のお肉

わたしが特にオススメしたいお肉は3種類。

1つ目は、ケープタウンのある西ケープ州中部にあるカルー地方で育ったカルーラムと呼ばれる羊の肉は、南アフリカへ行ったらぜひ食べて欲しい。独特の臭みはなく脂も甘くて柔らかい。その理由は、この地域のハーブや西ケープ州南部のフィンボスに自生する植物などを餌にして育てられているからである。この国では、肉質も柔らかく、高級品として取り扱われている。ラム肉が苦手な人も、もしかしたら好きになるチャンスかもしれない。

2つ目は、オーストリッチ(ダチョウのお肉)。赤身のさっぱりとした繊細なお肉は、口の中でとろけるほどやわらかい。実際、オーストリッチのフィレ肉を手で触るとふわふわしている。ぜひ、ミディアムレアで食べていただきたい。高たんぱく質で鉄分も多く含まれているのでわたしはよく家でステーキにして食べる。

3つ目は、スプリンボック。このお肉をカルパッチョにするととても美味しい。馬刺しや鹿肉とは違う旨味がある。

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伝統料理Braai(ブラーイ)

南アフリカで欠かすことができない南アフリカを代表する肉料理の一つが、ブラーイと呼ばれるバーベキューである。アフリカの広大な土地で育ったお肉、そしてコリアンダーなどのハーブを合わせたブルボスと呼ばれる太く大きなソーセージを炭火で相手いただく。南アフリカでは、9月24日はヘリテージ・デイと呼ばれる祝日である。この日は、「ナショナル・ブラーイ・デイ」でもあり、南アフリカのブラーイの伝統を祝う日にもなっており、祝日の前になるとスーパーマーケットのお肉は売り切れてしまうほど。また、1年を通して週末の家庭の庭先ではブラーイをしている家族も多く、家族団欒、友人たちとのホームパーティーでは定番である。ブラーイは国民の文化と言えるほど根付いていおり、異なる文化を持つ人同士もぐっと距離が近づく肉料理だと感じている。

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また、スーパーマーケットでも塊のお肉が手に入りやすいので、家でも市販のマリネ液や手作りのソースで塊肉を串焼きにするSpit Brrai(スピットブラーイ)にする家庭も多い。炭でじっくりと焼かれたお肉は格別の美味しさである。

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南アフリカはワインの産地として、今日本でも注目されてきている。美味しいワインを片手に、地元の人々の輪に加わってブラーイ、イベントの屋台料理でブラーイ、肉屋のデリでブラーイ。南アフリカを訪れた際は、ぜひ一度ブラーイを体験して欲しい。

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Mia

南アフリカ人の夫と共にヨハネスブルグへ移住して約1年。暮らすように旅をし、旅をするように暮らすことをモットーに、新しい発見や感情を求めて日々奮闘中。心に留まったワンシーンを南アフリカから発信していきます。

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