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ポーランドの「怖い絵」画家ベクシンスキーのギャラリーへ。全て真っ黒・真っ暗な内部は入った瞬間鳥肌が。。。
Zdzisław Beksiński(ズジスワフ ベクシンスキー)という画家をご存知でしょうか?
絶望、廃退、死、廃墟、終焉などをテーマにした独特の世界観を持つ彼の作品は、一度見たら忘れられない「怖い絵」。しかし、不気味さの中に、どこか幻想的な美しさがあり、多くの人を魅了しています。今回は、2016年にオープンしたベクシンスキーギャラリー(Galeria Zdzisława Beksińskiego w Krakowie)をご紹介します!
目次
怖すぎるギャラリー
ベクシンスキーギャラリーはクラクフ中心部からバス・トラム・タクシーにて約30分。Nowa Huta(ノバ フタ)地区にあるNowa Huta Cultural Centre内にあります。ギャラリー内は撮影禁止なので、入口の写真をご覧ください。真っ暗なのがわかりますか?
ギャラリー内は壁、天井、床、全て真っ黒で真っ暗!!天井から各作品に照明が当てられ、暗闇に浮かび上がる怖い絵の数々。更に不気味な音楽も流れており、ギャラリーに入った瞬間鳥肌が・・・。作品数は50。どの作品もダークで闇を感じるゾッとするものばかりですが、慣れてくると美しく見えてくるのが不思議。思わず見入ってしまいました。
ベクシンスキーの生涯
ベクシンスキーはポーランド南東部サノク出身の画家、写真家、芸術家。クラクフ工業大学を卒業後、建築業務を経て芸術家に。常に新しい技術を取り入れながら、生涯を通して「怖い絵」を描き続け、晩年はCGやphotoshopも駆使していたそう。作品に対する理論付けを嫌ったため、全ての作品にタイトル、説明がありません!
1998年に妻が亡くなり、翌年のクリスマスイブに一人息子が自殺。彼自身も2005年に管理人の息子に殺害されるという悲劇的な生涯を送ったベクシンスキー。彼の作品は、サノク、チェンストホーバ、ヴロツワフの美術館でも展示されています。ポーランド国外で唯一彼の作品を展示した美術館が日本にあったようですが、残念ながら現在は閉館(作品は行方不明)。
ポーランドに「怖い絵」観に来てみませんか?
インフォメーション
名称:ベクシンスキーギャラリー(Galeria Zdzisława Beksińskiego w Krakowie)
住所:Al. Jana Pawła II 232(Nowa Huta Cultural Centre 内)
HP:https://nck.krakow.pl/beksinski/
開館時間:火曜~土曜11:00-19:00、日曜12:00-19:00、月曜休館
料金:10PLN
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EliilE
- 結婚を機に2010年よりポーランド、クラクフ在住。文化の違いや言葉の壁にぶつかりながらも子育奮闘中!
趣味はカフェ巡りと旅行。まだまだ知られていないポーランドの魅力をお伝えします!