これだけは食べておきたいメキシコの代表的な料理5つ

旅行の楽しみの1つは何と言っても「食」ですね。メキシコ料理は日本人にとってはエキゾチックでとてもユニーク。

この記事ではは、数えきれない程のメキシコ料理の中でも、これぞメキシコの代表的な料理であり、メキシコに行ったらこれだけはぜひ食べておきたいという料理を5つご紹介しましょう。

タコス・デ・パストル（Tacos de Pastor）

日本の代表的な料理が寿司であるように、メキシコを代表する料理は誰もがご存知の「タコス」です。

でも、タコスってかなりの種類があるってご存知でしたか？バラエティがかなり豊富なタコスの中でも、定番中の定番のタコスが、「タコス・デ・パストル」。

このタコスのお肉は豚肉で、薄く切った豚肉を何枚も重ねて料理し、スライスしてトルティーヤにのせたのがこのタコスです。普通はお肉の上にパイナップルのスライス、玉ねぎとコリアンダーを細かくったトッピングがのります。そこに、お好みでライムをしぼったり、ホットソースをかけたり。

メキシコに来てこのタコスを食べなかったら、メキシコに来たことになりません！レストランに行ったら、ぜひ食べてみてください。

エンチラダス・ロハ（Enchiladas Roja）

エンチラダスもメキシコを代表する料理の1つ。

メキシコレストランに行けば必ずメニューにあり、メキシコ人が大好きな料理でもあります。家庭でもよく作られるこの料理は、赤いトマトソースと緑のトマトソースの2種類あります。

メニューには赤いトマトソースの方がエンチラダス・ロホ（Enchiladas Rojo）、緑のソースはエンチラダス・ベルデ（Enchiladas Verde）と書かれています。

半分に折られたフラワートルティーヤの中には料理された鶏肉が入っています。その上からトマトソース、サワークリーム、チーズ、アボガド、玉ねぎがのり、全てのトッピングが混ざると、何とも絶妙な味に！赤、緑のソースとも辛くないので、辛い食べ物が苦手な人でも美味しく食べられます。ぜひメキシコを代表するこちらの味もお試しあれ。

チラキレス（Chilaquiles）

この料理は朝食でよく食べられ、二日酔いの朝に食べたい料理として有名です。

エンチラダスと同じく、赤いトマトソースと緑のトマトソースがあります。この料理は多少バラエティがあり、基本は揚げたフラワートルティーヤチップスの上にトマトソース、チーズとサワークリームがかかります。その上にバラエティとして卵をのせたり、鶏肉や牛肉のスライスをのせたりできます。何となくナチョスを食べる感覚で、サクサクっと食べられるこの料理。朝食におすすめです。

モレ・コン・ポジョ（Mole con Pollo）

この料理はモレソースをかけた鶏肉の料理です。

チョコレートソースとして知られるこのモレソース、実は本当にチョコレートが入ったソースなんです。地方により多少材料が異なるモレソースですが、普通はクミン、ナッツ、シナモン、黒コショウ、チリペッパーなど何十種類ものスパイスからできています。

モレ発祥の地として知られているのはプエブラ州とワハカ州。メキシコ人、外国人とも好き嫌いがはっきり分かれるこのソース。味は甘めのモレと辛めのモレとあるので、辛くないとは言えませんが、チョコレートが入っているので甘さは感じるはずです。クリーミーで濃厚で、多くのスパイスが入っていて、とても深い味わいがします。見た目はカレーを濃くしたような色です。（黒いモレソースもあります）

チレス・エン・ノガダ（Chiles en Nogada）

この料理はメキシコを代表する料理でありながら、残念ながらレストランでは9月にしか食べられません。

9月はメキシコの独立記念日があります。この記念日を祝うために特別に食べられるのがこの料理。通常、多くのメキシカンレストランはこの料理を9月上旬から9月15、16日まで特別メニューとして提供します。もちろん、家庭でも独立記念を祝い、時間をかけてこの料理を作るメキシコ人も多くいます。この料理にはメキシコ国旗の3色の色である、緑、白、赤が入っています。緑はペッパーであるチレ・ポブラノ、白はクリーム、赤は上からトッピングとしてかける果物のザクロです。

ザクロがこの時期にしか出回らないのも、この時期にしか作られない1つの理由です。

実はこの料理、ペッパーの中にお肉と一緒にサボテンの砂糖菓子やフルーツが入っているので、甘いのです。もちろん甘いだけでなく、ペッパーの風味とソースなど色々な味が混ざり合い、とてもユニークな味をだしています。9月にメキシコを訪れる機会がある方は、ぜひこの特別なメキシコ料理を味わっていただきたいと思います。