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ここではないどこかへ。〜南アフリカの絶景Gods Window(ゴッズ・ウィンドウ)〜
ここは南アフリカ大陸
人生に一度は旅をしたいと言われている南アフリカに今わたしは住んでいる。
南アフリカの大陸の広さは想像以上に広大で、一つずつ魅力を見つけて行きたいと思いながら過ごす日々。旅をするように暮らすには、素晴らしい場所なのかもしれない。
さあ、どこへ行こう。
向かう先はGod's Window
わたしがこの国に来て最初に選んだ小さな旅先は、ヨハネスブルグから高速を走らせて4~5時間で行ける距離にあったムプマランガ州にあるGraskopという町にある「God's Window」だった。この場所の名前に惹かれ、その名前の意味を実際に感じてみたかった。
パノラマルートを追いかけて
パノラマルートは、流れる景色を存分に楽しむには充分だった。この目的地まで辿り着くまでの時間が、旅をしているなと思わせてくれた。山道の曲がりくねったところから目に入る切立った渓谷や、圧倒的な迫力のある岩肌を流れ落ちる滝。どこまでも続くかのような山並みや、森林。同じようで同じではない美しい風景が次から次へとやって来た。
行きの天気は晴れではなかったけれど、雲がかった景色も、深い霧に包まれた森の中を走る景色も、物語や映画の世界に入り込んだような気持ちになり、それはそれで風情のあるものだった。旅するときはいつも晴れてほしいと願う人が多いかもしれないけれど、楽しみ方や出会う景色や感情も、一期一会。全てを受け止め楽しめる気持ちで旅に出ることは、大切なこと。
そんなことを考えていると、「God's Window」に到着。
ここからの眺望に心を打たれた神がアフリカの大地を創造したという言い伝えが存在するほどの景色と言われている、その思いに触れた瞬間だった。
こういった景色の美しさは、写真や動画、そして言葉では伝えきれないものがある。その場の空気と匂い、肌を撫でる風や湿度、それら全てを含めての景色なのだ。
美味しいも旅の一部
景色を堪能した後はGraskopの中心へ戻りながら、南アフリカで有名なHarrie's パンケーキの発祥地だったと思い出し、ふと立ち寄った。近所にもチェーン店はあるけれど、わたしは行ったことがなかった。一度食べるのであれば、歴史ある発祥の地で食べたかったのだ。
あまり期待はしすぎない性格なのだが、このシチュエーションやロケーションを含めた美味しさを味わうことができた。
旅というものは、そこで感じたその瞬間の気持ちが、次の予想していない景色や出来事に導いてくれる不思議な力もあるような気がする。
だから私は、ここではないどこかへと旅をしたくなるのだろう。さて、次はどこへ行こう。
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Mia
- 南アフリカ人の夫と共にヨハネスブルグへ移住して約1年。暮らすように旅をし、旅をするように暮らすことをモットーに、新しい発見や感情を求めて日々奮闘中。心に留まったワンシーンを南アフリカから発信していきます。