欧州のLCCってどうなの？パリからセビリアまでLCCブエリングに乗ってみました！

Bonjour!

欧州旅行の魅力のひとつは複数の国が周遊できることですよね。パリの空港からも欧州の様々な都市に向け数多くの航空会社の便が運行しています。

中でも気軽に使えてとても便利なのが欧州各国のLCC（格安航空会社）。欧州にはイージージェット（Easy jet）、ライアンエアー（Ryanair）を始め多くのLCCが存在します。LCCの魅力はなんといっても破格の値段で旅行できること。今回はそんな欧州のLCCの中から、スペインの航空会社ブエリング（Vueling）に乗ってみました！

（Vuelingは英語読みだと"ヴューリング"ですが、スペイン語読みでは"ブエリング"となります）

シャルルドゴール空港発着便も！使い勝手のよいブエリング

ブエリングはスペインの航空会社ですが、スペイン以外にもパリやアムステルダムに拠点があり、欧州旅行にはかなり使い勝手のよいLCCになっています。

まずは公式オンラインサイトからチケットを予約します。フランスではこのようなチケット予約サイト（イージージェットやTGV）でチケットを予約する場合、価格は日時によって変動し、出発日に近くなるほど値段が上がる場合が多いのでとにかく早めに予約することが肝心です。基本的には平日の便は週末の便に比べ割安、朝の便は午後や夕方の便より割安の場合が多いです。

今回予約したのはパリ（フランス）→セビリア（スペイン）のフライト。約一ヶ月前の予約で、朝9時45分の便が39ユーロ（税込／一人／片道／オプションなし）でした。シーズンオフだったこともありかなり安く買うことができました！

（ブエリングの公式予約サイト。英語も選べて使いやすい）

オンラインチェックインを済ませておけば空港でもスムーズ！

予約を確定しクレジットカードで支払いを済ませるとすぐに、予約時に登録したメールアドレスにコンファームメールが送られてきます。このメールには予約詳細の確認と共にオンラインチェックイン用のリンクが掲載されており、フライトの7日前からオンラインチェクインを行うことができます。

LCCは従来のサービスを最小限にすることによって料金を下げていますので、全てのサービスは基本的に全て有料です。オンラインチェックインのリンクからは、座席の選択（自動的に振り分けられる席なら無料）、追加の荷物の登録（機内持ち込み手荷物／55X40X20cm,10kg／1つまで無料）などの有料サービスをオプションで選択することができます。

オンラインチェックインを済ませるとメールで搭乗券が送られてきますので、事前に印刷しておきましょう。

ブエリングが発着するのはシャルルドゴール空港のターミナル3。

さて出発当日。ブエリングは主要航空会社と同じくシャルルドゴール空港に発着しているのですが、国際線等が発着する大きなターミナル1やターミナル2ではなく、地上階だけでシンプルなターミナル3に発着します。

ブエリングのチェックインカウンターには多少の列ができていましたが、オンラインチェックインを済ませておけばこの列には並ばずまっすぐ保安検査場へと向かってOKです。保安検査の後には小規模ですが免税店やカフェもあり、出発までゆっくり過ごすことができます。

（ターミナル3の免税店。小さいながらも色々揃っています）

（ターミナル3は地階しかないのでエレベーターなどの移動もなく簡単）

搭乗口から飛行機へシャトルバスで移動。気になる機内は？

搭乗は出発時間の40分前から始まりました。シーズンオフだったこともありますが、特に並ぶこともなく搭乗しました。カウンターでチケットとパスポートのチェックを受けた後、シャトルパスで飛行機まで向かいます。今回はタラップからの搭乗でした。セビリアまで約2時間半のフライトです。

（シャトルバスから降りた後、タラップで飛行機へ搭乗）

機内は普通の国内線とあまり変わりはない印象。決して広くはないですが、2〜3時間程度なら特に不自由はないかな、といった感じです。

LCCでは預け入れ荷物が有料のため、搭乗客は皆、比較的大きなサイズの手荷物を持ち込みます。手荷物は座席上部のケースに入れるのですが繁忙期には時間ギリギリに搭乗すると自分の座席近くのスペースが既にいっぱいになってしまっている場合があります。

もしなくなったとしても、スタッフが別のスペースに収納してくれるので問題ありませんが...早めの搭乗がおすすめです。

（預け入れ荷物が有料のため大きなサイズのバッグを持ち込む人が多い。早めの搭乗がおすすめ）

他の多くのLCCと同じく、ブエリングでも機内での全てのサービスは有料です。飲み物の無料サービスもありませんのでミネラルウォーターなどが必要であれば搭乗前に購入しておきましょう。とはいえたった2時間のフライトですので、何もなくてもあまり不自由は感じませんでした。一応機内の軽食メニューをチェックしてみましたが、さすがスペインの会社らしく、生ハムやオリーブなどのおつまみが美味しそう。値段はエスプレッソが2.5ユーロ〜です。

（機内でのサービスは全て有料。エスプレッソ2.5ユーロなど）