歴史が香るノスタルジックな街「鹿港(ルーガン)」に行ってきました!

交易で大きく発展した台湾中部の港町「鹿港(ルーガン)」は、古き良き台湾情緒を今に残す、ノスタルジックな街。そんな鹿港のクネクネした道で迷子になりながら、この街の文化に触れ、この土地ならではのグルメを堪能してきました。

「鹿港」ってどんな街?

「一府二鹿三艋舺」という、交易で発展を遂げていった、かつての三大港町を表す言葉があります。南の「府城」(台南の安平)」に始まり、中部の都市「鹿港」、そして北の「艋舺(萬華)」という意味で、その言葉にも登場するほど、鹿港は長い歴史に磨かれた味わい深い街なのです。

大通りである中山路と成功路に挟まれた、埔頭街と瑤林街あたりが「鹿港老街」と呼ばれ、レンガ造りの建物が軒を連ねる細い路地には、どことなく懐かしさを感じてしまいます。平日の人通りは少なめですが、休みの日ともなれば、食べ物やお土産などの屋台も並び、たくさんの観光客でにぎわいます。

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人の流れに身を任せ、のんびりと老街を進んでいくと、年季の入ったレンガで造られた建物のに飛び出た半円型の井戸の前で、たくさんの人が写真を撮っていました。この「半邊井」は、むかしこの家に住んでいた富豪が、井戸の半分を路地につき出させ、貧しい住民たちも利用できるようにしていたため、この形になったそう。何ともあたたかいお話です。

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鹿港ならではのおいしい物散策!

歩いていたら、お腹が空いてきたのでここらでひと休みです。鹿港は海辺の街ゆえ、カキやエビなど海の幸を使った小吃が楽しめる街としても有名です。

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大天后宮のすぐ横にある「廟口第一家」というお店は、蚵仔煎(カキのオムレツ)のコンテストで1位を獲得したこともあるお店です。

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シンプルな見ためながら、プリッと新鮮なカキがゴロゴロと入っているのに驚きました。こんなに入って60元なんて、海の町ならではです。生地もモチモチしていて、甘めのソースとよく合います。

廟口第一家
彰化縣鹿港鎮後寮巷90號

鹿港といえば「麵茶」というとろ~りとした食べもののような飲みものも、あちこちで見かけます。

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「麵茶」とは、小麦粉やゴマ、ピーナツ、砂糖などが原料となった、台湾の伝統的な飲みもの。

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大通り沿いでレトロなたたずまいが目を引く「東華素食麵茶」では、この麺茶の他に麺茶の粉をふりかけたかき氷なども人気です。自宅にかえってからも麺茶が楽しめるよう、お土産パックも販売していました。

東華素食麵茶
彰化縣鹿港鎮中山路409號

お土産と言えば、この「鳳眼糕」も忘れてはいけません!

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「鳳眼」とは、切れ長の目を意味します。その名の通り、キリッとした目の形をしたひと口サイズの砂糖菓子で、鹿港の名物です。お茶ともよく合う素朴な甘さ。

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創業100年以上の老舗である「玉珍齋」の「鳳眼糕」は、真っ白なプレーンの他、黒糖味や梅味もありますよ。

玉珍齋
(本店)彰化縣鹿港鎮民族路168號
(廟口店)彰化縣鹿港鎮中山路435號

「鹿港」へのアクセス方法

今回ご紹介した鹿港は、台鉄の彰化駅が最寄り駅になります。タクシーを利用すると駅から40分ほどで到着。彰化客運の6900、6901、6902、6909、6933、6934番バスを利用し、鹿港に向かうこともできます。バスは区間制運賃のため、それぞれ運賃が異なりますが、片道50元前後です。また、高鐵台中站(新幹線台中駅)から、台鉄彰化駅を経由し鹿港へ向かう台湾好行バス(6936番)は、本数がやや少なめながら停車駅が少ないので、便利でおすすめです。

台湾中部にある鹿港は、北部からも南部からも行きやすい観光地なので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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ロータス

ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。

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