中央アジアってどんなとこ?カザフスタンとキルギスを訪問しました!シルクロード好きな方にもオススメです!

目次

中央アジアってどの辺のこと?

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この度、カザフスタンとキルギスへ渡ってきました。

まず、「中央アジア」という言葉自体がどこ??となる方も多いかと思います。中央アジアとは一般に以下の5カ国を指します。

  • ウズベキスタン
  • カザフスタン
  • キルギス
  • タジキスタン
  • トルクメニスタン

なかなか馴染みのないお国かもしれませんし、それゆえに○○スタンって治安がどうなの??と、国名だけで不安になったりする方も多いはず。実はそれは現地の方も同じで、カザフスタンでは○○スタンだと他国の印象が悪いかもしれないから国名を変えよう!って動きもあったり、実際にキルギスはキルギスタンから国名が変わりました。現在治安が危ぶまれている諸国とは全く別の国だとお知りおきください。

では行ってビックリ!魅力たっぷり!の中央アジアをレポートいたします!

キャラバン達の足跡が刻まれた大地、それが中央アジア!!

まず、中央アジアの魅力の一つといえば、シルクロードにまつわる遺跡です。2014年に世界遺産に登録された遺跡もたくさんあります。

【カザフスタン】ホジャ・アフメド・ヤサウィ廟 

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遊牧民へのイスラム教普及に尽力した偉人のお墓ですが、これを建てたのはウズベキスタン建国の父「アムールティムール」です。どことなく彼が作ったサマルカンドの景色を彷彿とさせる造りです。

【キルギス】ブラナの塔 

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もともとはパラザグンという国にあった塔です。塔自体は近年修復されたものですが、三蔵法師はこの国の王様から天竺までの通行証(現代でいうビザ)をもらったとも記録されています。

【キルギス】イシククル湖

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世界遺産ではなくとも、歴史書の中に登場する地名もたくさんあります。

たとえば、キルギスのイシククル湖は三蔵法師が訪れたことが史書に残されています。現にイシククル湖の湖底にはシルクロード時代の街の遺跡が今も沈んでいます。

【カザフスタン】1. 美しき旧首都「アルマティ」

カザフスタンは世界で第9位の国土面積を誇る広大な国で、地方により特徴は様々です。今回訪問した都市を2つご紹介いたします!

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1つ目は、かつての首都「アルマティ」。1997年までカザフスタンの首都でシルクロードでも重要な役割を果たした古都ですが、今は旧ソ連の影響も強くヨーロッパ風な街並みと天山山脈が印象的です(現在の首都は「アスタナ」です)。

とにかく街が清潔!どこにもゴミひとつ落ちていない!!街の美化運動がものすごく徹底されているようで、先日はヒマワリの種をポイ捨てした人が罰金の上に15日間警察署に拘束され、その間、街の掃除をさせられたらしいです。。。

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そんな清潔で美しいアルマティでは、ロシア正教会やカザフスタングルメをお楽しみいただけます♪写真はベシュマルマック(羊肉のスープパスタみたいな感じ)です。

【カザフスタン】2. 天下分け目の古戦場とモンゴル帝国の爪痕!「シムケント」

2つ目にご紹介する都市は、カザフスタン南部の「シムケント」です。その郊外ではかつての戦いの歴史を垣間見ることができます。

タラズ古戦場

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唐軍とアラブ軍の東西の大国が激突したタラズ河畔の戦いという戦争が起きた場所です。この戦いで勝ったアラブ軍は唐の捕虜から製紙法を聞き出したことでコーラン(イスラム教)が一気に普及したとされています。

オトラル遺跡

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シルクロードで栄えた都市でしたが、モンゴル帝国の通商団を密偵として殺害したことによりチンギスハンの報復に遭い、壊滅してしまったという都市の跡です。

こういう場所に立って当時の風景を思い浮かべたり空想をめぐらせるのも、遺跡の楽しみ方の一つですね~!

>「カザフスタン」について詳しくはこちらをご覧ください(外務省)

【キルギス】1. 天山山脈に抱かれたもう一つの"日本"??

『古来、キルギスと日本人は同じ民族だった。肉が好きな者がキルギスで放牧し、魚が好きな者が海を渡り日本人になった』それほどに日本人とキルギスは似ている。キルギスではこんな伝説があるそうです。

なんとなく へぇ~ と思ってましたが、調べてみると日本神話にも海幸彦(うみさちひこ)と山幸彦(やまさちひこ)といった物語があり、実は日本人とキルギス人では?なんて憶測もあったりして(確証はなく都市伝説レベルです)、なにやら日本との関わりが深そうな国だなぁと思いながらの訪問!

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天山山脈に抱かれたキルギスは国土の80%が山岳地帯。どこにいても天山の景色が見え、田畑の景色が広がるまさに日本の原風景のようで妙に心が落ち着く国でした。

そして、やはり顔が似ている...。日本のどこかで会ったことあるような?中国や韓国よりも日本人ぽい顔をしております...!カメラを向けても恥ずかしがって撮らせてくれないシャイな人が多いのも日本に似てるかも...。

【キルギス】2. ワシを飼いならす!遊牧文化を間近に見学!!

そんなキルギスでは遊牧生活が根付いており、遊牧民ならではの体験ができます。騎馬ショーではキョクボルという騎馬競技(馬に乗ったラグビー?)が見られたり、鷹(たか)匠ならぬ鷲(わし)匠を見学することができます。

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鷲、、、めちゃでかい。。。

そして剥製のキツネを目がけて飛び立っていきました!

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ついでに腕に乗せさせてくれました!重さにして約5~6kg、鋭い爪とクチバシがかっこいい...!

鷲がこんなに近くで見られるのはキルギスくらいかなぁ。

>「キルギス」について詳しくはこちらをご覧ください(外務省)

様々な文化が交わる、多種多様な中央アジア料理

中央アジアでは多種多様な料理を楽しむことができます。

...というのも、北にロシア、東に中国・モンゴル、南にインド、西はカスピ海やペルシャ(現イラン)と、様々な国や文化に挟まれたエリアなんです。ヨーロッパの料理やインドカレー、中華料理はもちろん、昔ながらの遊牧民の食事などなど様々な種類の食事が楽しめたり、またそれらがミックスされた独自の食べ物があったりと、一度の旅行では物足りないですね。

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<キルギスの家庭料理>

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ただし今はイスラム教の方が多いので、豚肉はほぼ出ません。羊肉が多いですが広大な草原で育ち、新鮮な羊は日本で食べるような臭みは一切なく、ほのかに甘みさえ感じる串焼きは絶品です!

最後に

魅力たっぷりのカザフスタンとキルギス、いかがでしたでしょうか?まだまだ伝えきれないことが沢山あるのですが、それは皆さんの目で、耳で、鼻と口と全身で現地で感じていただけることを願っております。

特に、『歴史好きな方(特にシルクロード)』、『動物好きな方(ホテルの庭でも野生のリスが見られますよ~)』、『山が好きな方(6月・7月は花も綺麗です)』には、とってもとてもとてもオススメです!!

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<何気なく撮ったキルギスの道中から>

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