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日本遺産認定!醤油醸造の発祥の地・湯浅
和歌山県の湯浅町は、醤油の醸造業で栄えた場所です。2017年度に『「最初の一滴」醤油醸造の発祥の地 紀州湯浅』として日本遺産に認定されました。湯浅の町は、比較的広い「通り」と、入り組んだ狭い路地「小路」からなり、近世から近代にかけて建築された町家や土蔵が建ち並んでいます。歴史を感じる町並みは、湯浅町湯浅伝統的建造物群保存地区にも選定されています。
(c)公益社団法人和歌山県観光連盟
伝統と歴史が生き続ける湯浅の町。
醤油づくりの始まりは鎌倉時代にさかのぼります。当時、湯浅では野菜を漬け込んでできる「嘗(なめ)味噌」が盛んに作られていました。ある時、味噌を作る過程で染み出した水分を嘗めてみると、旨みに満ちた味がすることに気づき、この汁を元に現在の醤油が生まれたのです。近世に入ると湯浅で作られた醤油は船で全国に広まっていきました。
(c)公益社団法人和歌山県観光連盟
味噌作りの過程で偶然発見されたのが醤油の始まり。
茅葺の屋根と繊細な格子が印象的な建物が並ぶ道をそぞろ歩きながら、醤油の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょう。老舗の醤油醸造家からは醤油の香りが漂ってきます。
(c)公益社団法人和歌山県観光連盟
写真提供:公益社団法人和歌山県観光連盟
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