トロントのクリスマスマーケットで冬を楽しもう！

トロントの冬がいよいよ本格的な寒さになってきて、年の瀬を感じる頃になりました。

11月末からクリスマスにかけては、トロントの街のあちこちで、欧米スタイルのクリスマスの美しい装飾やイベントが見られます。ただ道行くだけでも、ホリデーシーズンの訪れを感じ、温かい気分になります。

クリスマスの季節になると、毎年恒例のイベントがトロント各地で開催されるのですが、今回はカナダ人なら誰でも知っていて、毎年大混雑する「クリスマスマーケット」に行ってきたので、その様子をご紹介します。

可愛いオーナメントやグッズ、聖歌隊などのイベント盛りだくさんで、観光やショッピングにピッタリのイベントですよ。

毎年大人気！恒例のクリスマスマーケットとは？

伝統的なヨーロッパスタイルの「トロントクリスマスマーケット」は、毎年11月〜12月にかけて、ダウンタウン中心部にあるディストラリー地区で行われます。

ディストラリー地区は、元々はウイスキー醸造所だったところを、歴史的建造物を残したままショッピングエリア・観光地へと再開発された地区です。1988年には、カナダ国定史跡と指定されています。

このディストラリー地区には、ブティック・アートギャラリー・レストラン・カフェなどあり、通年多くの人が訪れます。その中でも特に賑わいを見せるのが、このクリスマスの時期です。

ちなみに2017年のクリスマスマーケットは、11月16日〜12月23日まで行われています。

非営利団体が運営しているこのクリスマスマーケットは、近年まで無料でしたが、今年は週末、大人6ドル（530円くらい）入場料がかかりました。金曜日の夕方、土日は料金がかかるので、少しでもお得に訪れたい方は、平日に訪れるのが良いでしょう。

入り口の様子です。写真にうつっていませんが、手前にある特設テントでチケットを購入してから、ゲートへ向かいます。私たちが訪れたのが午前11時頃で、行列はありませんでしたが、チケットを買うときに5分程度並びました。

入り口を入ると、真ん中に大きな石畳の通路が広がっており、サイドにはカフェや売店、ブティックがあります。中に入ると、美しいレンガ作りの建物が立ち並んでおり、一面に広がっているので、まるで映画のワンシーンにでも入り込んだ気分になります。

とにかくオシャレで、見応えがある建物がずらりと並んでいるので、建造物好きなら、ただ歩き回るだけでも十分楽しめますよ。

さらに今の時期は、クリスマスの装飾が施されていたり、クリスマスに飾れるグッズが売られていたりして、建造物ファンでなくともワクワクした気分になります。

何ができる？何が買える？

クリスマスマーケットでは様々な催しものや、お店が並んでいて全てを見てまわると1日かかりますが、今回私が見たものの一部をご紹介しますね。

クリスマスマーケット名物の超巨大クリスマスツリーは、建物3階建てほどある高さで、見る人を圧巻します。その脇に設置されているステージで聖歌隊が歌を歌ったり、物語の読み語りをしたりしているので、冬のホリデーシーズンの雰囲気が十分に楽しめます。

入り口付近に設置されていたカラフルなスノーマンは、子供たちに大人気でした！周りを走ったり、スノーマンをトントン叩いたり、とても楽しそうにしていました。

また、インスタ映えするユニークなモニュメントなので、自撮りをしたり、グループで写真撮影したりして楽しむグループもいました。

世界的に有名で、日本でも知られている「キャンベルスープ」のキャンペーンスポットがあり、無料でチリスープとチキンスープを配布していました。建物も凝っていて、キャンベルの缶でクリスマスツリーを作ったり、木の小屋で雰囲気を演出したりと、見ていてとても可愛らしかったです。

クリスマスマーケットは外だし、トロントの冬は冷えるので、こういう振る舞いはとてもありがたく、常に人だかりができていました。

クリスマスマーケットでは、毎年小さな売店が出店していて、色々な商品を販売しています。クリスマスツリーのオーナメントや、置物、ぬいぐるみ、スカーフなど季節のものや、カナダ名物プーティーン（フライドポテトの上にチーズとグレービーソースをかけたもの）、メープルシロップ、紅茶、ろうそくなど、その種類は実に様々です。

クリスマスマーケット中しか出店しないお店も多いので、この時期にやってきて、ショッピングや食を楽しむ人も多いです。

Mill Streetという、トロント発のビールブランドのビアホールがここディストラリー地区にあり、クリスマスマーケットでは、外で飲める立ち飲みスペースと屋台が出ていました。Mill Streetはトロントで知らない人がいないほど有名な地ビールで、その味も深みがあって非常に美味しいので、トロント近郊のほとんどのレストランやパブで飲むことができます。

ビール好きで、ご当地ものを試してみたい方には、美味しいのでぜひとも試してみてほしいです！