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パリのアーケード街「パッサージュ」を巡る古き良きヨーロッパの街歩き。おすすめの3か所をご紹介します!
パリといえば・・・
エッフェル塔にルーブル美術館、ノートルダム大聖堂!!
たくさんの世界的有名な観光地が集まる、まさに観光大国です。
そんな代表的な観光地も魅力的だれけども、パリで生活している人が通るような町並みを堪能したい...という方にお勧めなのが、パッサージュ巡り。
パッサージュとは
いわゆるアーケード街。ガラス屋根に覆われた美しい内装が特徴で、雨の日でも買い物が楽しめる最先端のショッピング街として、18世紀末から19世紀前半にかけて多く造られたそうです。その後、百貨店の進出によって数が減ってしまいましたが、残された貴重なパッサージュは当時の建築を楽しめるスポットとして現在、再び人気を博しています。
今回は全てを訪れることができませんでしたが、私が巡った3つのおすすめパッサージュをご紹介します。
その1. ギャルリー・ヴェロ・ドダ
まず目に飛び込んでくるのは、奥まで続く市松模様の床と、正則的に並んだレトロな丸い街灯の数々。
閑散としているのが印象的で、基本的に店外に商品の陳列がなされていないため、一直線の美しい通りを見渡すことができ、当時のこだわりの内装の美しさを味わうには抜群です!
パッサージュのなかには、パリの生活に華を添えるような地元に根付いているような老舗が建ち並んでいます。飲食店に靴屋さん、生地屋さんなど、様々なお店の醸し出す雰囲気を味わいながらの街歩きは、まるでパリジェンヌになったようです。
どこのお店も観光客に媚びることなくひっそりと、かつ堂々とお店を営んでいる、そんな印象を受ける場所でした。
その2. パッサージュ・デ・パノラマ
こちらはパリの中で最古のパッサージュです。
特徴としては、狭い路地にひしめきあうように古風で趣のある様々なお店の看板が頭上に広がっています。
その狭い路地の中には、主に古切手と絵はがきを扱うお店が存在しており、切手商が多く歩いており、熱心にウインドウをのぞき込む人もいました。(子供まで!)
また、古切手と絵葉書など雑貨屋さんの間を埋めるようにカフェが建ち並びます。
路地にはみ出す形でイスとテーブルが並べられており、パリの賑やかな食事の様子がうかがえました。
なかでも私の目を引いたのは「GYOZA BAR」。餃子が大好きな私なので是非入ってみたかったのですが、お店は閉まっている時間でした。残念...。
このようなひっそりとしたパリの一角で、日本の文化を垣間見ることができるその訳はというと...
このパッサージュ・デ・パノラマは名古屋の"円頓寺商店街(えんどうじしょうてんがい)"と姉妹商店街となっているのです。夏には日本の夏祭りと題して、日本の文化を披露していたそうです。
日本人なら是非訪れたい場所のひとつですね。
その3. パッサージュ・ジュフロワ
先ほどのパッサージュ・デ・パノラマを出て、道路を挟んだ一直線上にあるのがパッサージュ・ジュフロワ。
今までのパッサージュと異なっている点は、子供連れの家族が多く集まっていることでした。その理由は、おもちゃ屋さん、雑貨屋さん、お菓子屋さんなど子供が喜ぶお店を中心にこのパッサージュが栄えているため。
特にウインドウに凝っているのが印象的で、私が訪れたのはクリスマスシーズンだったので、装飾も一層きらびやかでした。
子供へのクリスマスプレゼントを探しに来たであろう人がウロウロし、子供は目を輝かせながら、お母さん、お父さんの袖を引っ張って買って!買って!と言っている様子があちこちで見受けられました。
大人も子供も楽しめる、おもちゃ箱をひっくり返したようなワクワクする場所でした。
以上、3つのパッサージュを紹介させていただきました。
パリに来たらパッサージュ巡りをして、古き良きヨーロッパの庶民生活を体感してみるのも良いのではないでしょうか。
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