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仁寺洞で懐かしの味、王マンドゥクッを召し上がれ!「開城マンドゥ宮」ミシュランガイドソウル選定店
韓国では、餃子のことをマンドゥ(饅頭)と言いますが、マンドゥにも色々あります。
代表的な形は、日本の焼き餃子のような半月型。こちらは主にフライパンで焼きます。
そして、半月型マンドゥの端と端を合わせて丸くした王(ワン)マンドゥ。
こちらは蒸したり、スープに入れたりして食べるスタイルです。
王マンドゥクッ(スープ)は、ソルラル(旧正月)でも食されるほど韓国では愛されています。
そのマンドゥ専門店として地元韓国人に人気のお店が、ソウルの仁寺洞(インサドン)にある「開城マンドゥ宮(ケソンマンドゥグン)」。北朝鮮式のマンドゥ料理店です。
お食事時には行列が出来るほどです。
人気の秘密は、北朝鮮・開城出身のおばあちゃん(故・任明淑/イン・ミョンスク氏)が作るマンドゥクッが、故郷の味そのままで、懐かしの味であると韓国のあらゆるメディアに「マンドゥ名人」として紹介されたからでした。
おばあちゃん亡き後は、孝行お孫さんがお店を引き継ぎ、変わらぬ味を保っているのです。
前置きが長くなりましたが、そのマンドゥクッがこちら!
チョレンイマンドゥクッ(餃子と餅入 牛肉スープ)10,000ウォン(約1,030円/2017年12月現在)を頼んでみました。
見た目もさっぱりしたスープに王マンドゥと茹で肉、雪だるまのようなトッ(お餅)が入っています。
器を見た瞬間は、ご飯が必要かと思ったのですが、いやいや!王マンドゥは一つが思った以上に大きく、これが4つも入っていて、さらにお餅も入っているので、かな~り満腹感があります。
王マンドゥは、小皿にとって、醤油ダレをかけていただきます。
マンドゥの皮はモチモチしていて、写真で分かるように、具がぎっしり詰まっています。
う~ん!これが人気の秘密なんですね~!
お店の前では、昔、おばあちゃんが作っていたように、王マンドゥを作っている姿が見えます。
これは自信の表れでもありますね。
お店はこじんまりとしているので、混雑時は行列もできますが回転も早いため、少し待っていれば入れると思います。
それでも待つのがいやな方はやはり、混雑時を避けたほうがベターですね。
お店の向かい側には、伝統茶カフェ「耕仁美術館」があるので、食後のティータイムにオススメです。
仁寺洞で食事をするなら、一度は味わって欲しいお店です。
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COZ
- 初めて韓国の地を踏んだン十年前の懐かしさが忘れられず、とうとう永住権まで取得。主人は韓国人、子供なし。奮闘と葛藤の飽きない毎日を過ごしています。