たびこふれ

ドイツとオーストリアはどう違う?!

記事投稿日:2014/01/11最終更新日:2017/11/27

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驚かないで読んでください。

オーストリアの首都、ウィーンの名が付いた巨大カツレツ「ウィーナー・シュニッツェル」(Wiener Schnitzel)は実はウィーンだけでなく、なんとドイツ国内のドイツ料理レストランに行ってもメニューにあります!

また、作曲家モーツァルトの故郷はオーストリアのザルツブルグです。当たり前ですが、モーツァルトはオーストリア人だと伝えられています。しかし、生まれた当時のザルツブルグはドイツ・オーストリア・チェコ・北イタリアを統治していた神聖ローマ帝国(962~1806)の大司教領。モーツァルトの父親は同じ帝国のアウグスブルグ(現ドイツ・バイエルン州)出身なので、モーツァルトにはドイツ人の血が流れていた、といえるのです!

ドイツとオーストリア。地域によって方言はあっても言語は同じ。文化も他国の人から見たら非常に似ているので、国名以外の区別が難しいですね。

現にドイツとオーストリアの間では昔から民族的な交流がたくさんありました。例えば、ドイツ系貴族ハプスブルグ家は神聖ローマ帝国時代からオーストリアの皇帝や皇后の座についています。帝国解体後もオーストリアの王家にはハプスブルグ家や他のドイツ貴族出身者がいたほどです。

今日でもドイツ人とオーストリア人は双方の国を行き来しています。ドイツ人にとってオーストリアは人気旅行先ナンバー4。オーストリア人の旅行先ランキングでもドイツは4位にあがっています。(DPA調査より)(ちなみに1位はどちらも本国です。国内旅行を好む人が多いのですね。)

両国にとって貴重で、共有している観光名所といえば、ボーデン湖でしょう。536平米ほどある大きい湖はドイツ・オーストリア・スイスの国境にあり、各国の人々が各方面から訪れます。

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ドイツ人から見ると、隣国オーストリアは生活の「手助け」をしてくれる国でもあります。

例えば、今のドイツのディーゼルの平均価格は1リットル約1,39ユーロ(=約200円)に対し、オーストリアのガソリンスタンドでは5セントほど安く給油できます。ボーデン湖など国境に近い場所に住んでいる人はオーストリアで給油するのです。ヨーロッパ連合が成立してから、行き来が簡単になりましたしね。

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(オーストリアの定番ガソリンスタンドの一つJET。)

また、ドイツやオーストリアではアビトゥーア(Abitur。オーストリアではマトゥラと言います。)を呼ばれる大学入学資格試験を受けると大学に入れます。試験の成績と学部の応募者数によっては希望の大学に入れないこともあるのが難点です。そこで、ドイツ人はオーストリアの大学進学を決意し、オーストリアに住み移ることがあります。オーストリアではドイツよりも入学者数制限が緩いから、たとえアビトゥーアの成績が良くなくても、新たなチャンスが待っているのです。

過去の伝説になりますが、最後にあのエナジードリンク、レッドブルについてお話しましょう。

レッドブルの本社はオーストリアにあることをご存じでしたか?1987年にオーストリアで販売され、ドイツで流通するまで、ドイツの若者の間では「オーストリアへ行き、レッドブルの大量買いすること」が流行りました。今ではレッドブルは様々な国で手に入りますが、当時のドイツでは類を見ない飲料水を飲むことがトレンドだったのです!

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(レッドブルはドイツで非常にプロモーションに力を入れています。ミュンヘンでこんな車を見ることもしばしば。)

歴史的にも、現代の生活面でもドイツとオーストリアは切っても切れない関係にあることが伝わったでしょうか?以上、ドイツ人はオーストリアを頼りにしている、というお話でした(笑)

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記事投稿日:2014/01/11最終更新日:2017/11/27

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