公開日:
最終更新日:
無数のペンギンに圧倒!パタゴニアのマゼランペンギンの楽園で、赤ちゃんペンギンに癒されよう♪
見渡すかぎり一面に広がるペンギンの世界! 人も住んでおらず、マゼランペンギンの広大な営巣地となっている島が、チリ南端のパタゴニアに位置するマグダレナ島です。繁殖のため毎年12万羽を超えるペンギンたちが一つの島に集まり、ペンギンたちの楽園が広がっています。
マゼランペンギンは普段は海を回遊していて、あまり陸には上がってきません。じっくり観察できるベストシーズンは、10月頃から3月頃の子育て期間。卵を産んで、子供が巣立つまでのこの時期には多くのペンギンを見ることができます。お母さんペンギンが、生まれたばかりのフワフワの毛を纏った赤ちゃんペンギンを大切に育てている姿が多く見られて、とってもキュート!
群れを成してビーチでのんびりしている姿や、海に入ってプカプカ遊んでいる姿も見られます。普段は人のいない島なので人間に対する警戒心もあまりなく、ペンギンたちは人懐っこい表情で近づいてきます。
マグダレナ島への拠点となる町は「プンタアレーナス」。人口は約13万人程度のチリ最南端の都市です。島へは個人ではいけないので、町からのツアーに参加することになります。ツアーは船で片道約2時間ほど、現地での滞在は約1時間です。人の歩ける場所は限られていて、ロープが張られているので1時間でも十分楽しめる遊歩道になっています。
マグダレナ島には、マゼランペンギンを含め22種の鳥類が生息しており、うち11種は年中定住している鳥で、残りの11種が季節により移動する渡り鳥です。また、マグダレナ島周辺にはアシカに似たシーライオン「オタリア」の群れる小さな島もあり、ツアーによってはこちらにも立ち寄ってくれます。
手つかずの姿で大自然が残るパタゴニアは、ありのままの動物たちの姿が多くみられる野生動物の宝庫です! ただ、地球温暖化の影響により島に集まるペンギンの数は年々減っているとの噂も...。
たくさんのマゼランペンギンに会いたい方は、このまま地球温暖化が進んでしまわないうちに、早めの訪問がおすすめですよ!
Rankingチリ記事ランキング
-
南まい
- 世界一周女子ひとり旅を南米ブラジルからスタート!約55カ国、100カ所以上の世界遺産を周り、約2年間の旅から無事帰国。書籍「独女世界放浪記」(ポプラ社)を出版し、旅行ライターやセミナー、バックパック開発なども行っている。NHK BS1 「エルムンド」海外レポーターとして番組ロケで約70日間の世界二周目も達成!現在ツアコンとして、ひと月の半分以上を海外で過ごす。訪問国数80カ国以上。