だから日本一!鹿児島県大崎町こだわりのウナギ

あまり知られていませんが、ウナギの生産量日本一は鹿児島県なんです。 国産ウナギの約40%は鹿児島産です。中でも質の高いウナギを育てているのが大崎町という町で、養殖から加工までこだわりをもって日本一のウナギを生産しています。

大崎町のある大隅半島は、鹿児島の温暖な気候に加えてウナギの稚魚(シラス)がよく獲れ、さらに火山灰大地のミネラルを豊富に含んだ地下水もあり、ウナギの養殖に最適な条件が揃っていました。

その環境を活かし、大崎町ではシラスからしっかり管理して安心・安全で美味しいウナギを生産しています。今回は「おおさき町鰻加工組合」の徹底した生産管理を取材しましたのでご紹介したいと思います。

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広大な養殖池の水温は、常に飼育に適した30度に保たれています。さらに、自然の環境を再現するために大きなスクリューで地下水をバシャバシャとかき混ぜ、空気を入れながら水の流れを作っています。 食べられるまでに成長するにはサイズによって1年から2年。いよいよ加工場に運ばれます。

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まずはさばきの工程。これだけは自動化ができないので、ここに一番人手がかかるんだそうです。 ウナギは関東は背開き、関西は腹開きなので、出荷先に合わせて開いていきます。 開き方が違う理由には諸説ありですが、武士文化で切腹を嫌う関東は背開き、商人文化で腹を割って話す関西は腹開きとも言われていますね。

頭を固定して包丁でさっと開き、背骨とキモと頭を素早く取ります。この間わずか10秒! 切り取った部分も全て商品になるので、捨てるところはありません。エコですね~。ちなみに関西のウナギは頭付きが一般的なので頭は残します。

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ここから先、焼きから冷凍までの工程は全て機械が行います。人間のシゴトは衛生管理。髪の毛一本、ホコリ一つ入らないよう、細心の注意を払います。(かなり重要なポイントですネ)

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ウナギがもっと美味しくなるよう、タレは4回に分けてつけ焼きします。じっくり、じっくり。オリジナルのタレが、良質なウナギを深い味わいにしていきます。

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美味しくできたウナギの粗熱を取り、ここから一気に急速冷凍します。

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冷凍工程から出てきたウナギはカッチカチ。無駄のないこの一連の流れには感動すら覚えます。

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センサーを使ってウナギをサイズ別に仕分け。いよいよ最終工程です。

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個別のパックに仕上げのタレを注入。真空パックにして大崎産ウナギの完成です。

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町内の道の駅「あすぱる大崎」で大崎のウナギを食べることができます。濃厚なタレがしっかり染み込んだふかふかのうな重に山椒をかけて食べれば、口の中いっぱいに贅沢な味わいが広がります。まさに日本一!

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養殖ウナギのいいところは、しっかり品質管理ができることも勿論ですが、一年中安定して生産できるという点にもあります。 消費者の立場から見ると、美味しいウナギが1年中、いつでも好きな時に食べられるのはうれしいですね。

そのため、大崎町のウナギはふるさと納税でも大人気の返礼品のひとつになっています。 養殖から加工まで産地が見える安心安全のウナギ。皆さんもぜひ食べてみてください。

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むろた

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