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日本でも試せる!風邪をひいた時のメキシコの民間療法が面白い
もうすぐ日本にも冬がやってきますが、冬と言えば風邪をひきやすくなる時期ですね。日本でも風邪をひいたら、おかゆやすりおろしリンゴを食べるなど定番の食事や民間療法がありますが、メキシコにも昔から伝わる民間療法があるので、代表的なものをご紹介しましょう。
目次
■風邪のひきはじめは「ジンジャーティー」
メキシコでも生姜はよく食べられていて、生姜湯を作る人は結構いるんです。風邪のひきはじめでまだ薬に頼らなくても、よくなりそうな時期に生姜湯を飲めば治ると信じる人は多く、健康に良いという理由で毎日飲む人もいます。生姜には体をあたたかくしたり、食べ物の消化を助ける効果があるだけでなく、女性の生理痛を和らげたり、毎日の摂取で筋肉痛の痛みを和らげる効果もあるんです。
生姜湯の作り方はとても簡単で生姜を何枚かスライスし、お湯で5分ほど煮立ててお砂糖を加えるだけ。そこに緑茶のティーバックをいれても美味しくできますので、素晴らしい効果のある生姜湯、飲む習慣をつけるのも悪くないかもしれません。
■風邪をひいたらチキンスープ
メキシコで風邪をひいたら食べるのは「おかゆ」ではなく「チキンスープ」です。これはメキシコだけでなく多くの国でも同じ習慣がありますが、これ凄く効果的です。
おかゆってお腹にはやさしいけどちょっと物足りない。でもチキンスープだとニンジンやジャガイモなどのお野菜も入っているからボリュームもあるし、すごく体が温まるんです。お米も一緒に入れて作るので食欲のない人はおかゆ感覚でチキン味の柔らかいごはんだけ食べてもOK。メキシコでは料理にコリアンダーをよく使いますが、チキンスープに2、3本洗ったコリアンダーを入れると美味しくできますので、是非お試しください。
■喉の痛みには「ブーゲンビリアティー」
日本ではあまりなじみのないブーゲンビリアは、喉の痛みに効果があると言われていて、メキシコでは喉からくる風邪をひいた時には、ブーゲンビリアの花びらを煮立てて作ったティーを飲む習慣があります。こちらお砂糖よりは蜂蜜で飲んだほうがより効果的。日本で実践が難しいのが残念です!
■ヒドイ風邪にはにんにくで対処
メキシコでは何日も続くような風邪や熱風邪をひいた時は、にんにくに頼る人が多くいます。そのまま生のにんにくを食べる人もいれば、牛乳ににんにくを1かけ加え、数分煮て飲む人もいます。これはずっと昔から伝わる伝統的な民間療法です。牛乳ににんにくって意外と飲みやすいらしいので試す価値はありそうですね。
■アステカ時代から続く民間療法
最後にご紹介したいのがこちら、アステカ時代から続くメキシコの少し不思議な風邪の治し方です。これ、風邪をひいたら誰かに両腕を強くこすってもらうというもの。ずっとこすってもらっているとしばらくして体の奥の方から何かが出てくる感じがわかるらしく、体の中から喉の方へポッという音が出たらすぐに元気になると言われています。とても興味深いですね!
日本にも面白い民間療法がありますが、メキシコも負けていません。著者のおススメはチキンスープとジンジャーティーですが、(ちなみに毎日飲むようにしています)皆さんも、風邪をひいてしまった時にはメキシコ流の風邪対処方、是非試してみてくださいね。
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Yu Larraz
- 2009年よりメキシコ在住。カリブ海のキレイな町で英語教師、日本語教師の傍らWebライターとしても活動中。