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かつてレオン王国の首都として栄えたスペイン北西部の町を歩く

記事投稿日:2017/11/03最終更新日:2017/11/03

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スペイン北西部にあるレオンは、はるか昔レオン王国の首都として栄えた町です。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路にあり、またステンドグラスで有名な大聖堂があることでも知られています。今回はレオンの市内観光についてお話します。

ステンドグラスの美しさで知られる大聖堂

まずは一番の見どころである大聖堂。もともとはローマ浴場があった場所ですが、王宮となった後に大聖堂となりました。現在の建物は、13世紀半ばから14世紀末にかけて造られたものです。外から見ると、周りが広場になっていることもあり、そびえ立つような存在感に圧倒されます。フランス風のゴシック建築で、ふんだんに使われたステンドグラスの美しさで有名です。入場料にはオーディオガイド代が含まれています。残念なことに日本語はありませんが、スペイン語や英語がわかる方はぜひ詳しい説明を聞きながら堂内を見学してみてください。

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ロマネスク様式の天井画が必見のサン・イシドロ教会

サン・イシドロ教会は11世紀末に建築が始まりましたが、その後何度かの増改築があったため、ゴシックやルネサンスなどの様式が混じった形になっています。必見すべきは王家の霊廟にある、キリストの生涯を描いたロマネスク様式の天井画です。また、キリストが最後の晩餐で使ったという聖杯もあるものの、真偽のほどは確かではありません(ヨーロッパには約200もの聖杯が存在するそうです...)。なお、教会の入り口は向かって真ん中にあり入場は無料ですが、フレスコ画や宝物室の見学は有料で、向かって左端の入り口になります(2017年10月現在)。

カタルーニャ外では珍しいガウディの作品も

なんとレオンには、あのガウディが手掛けた建物も存在します。カタルーニャ以外では珍しいガウディ作品のひとつ、カサ・デ・ボティネスです。今年の春から一般公開が始まったばかり。建物の正面にカタルーニャの守護聖人であるサン・ジョルディの彫刻があるあたりに、とてもガウディを感じます。目の前にある広場のベンチには、ガウディが座っているので探してみてください。また、すぐ隣にあるグスマネス宮殿も有料で内部見学ができる観光スポットです。

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<左がカサ・デ・ボティネス、右がグスマネス宮殿>

サンティアゴ騎士団ゆかりのパラドール

中心から少々離れた川沿いには、プラテスコ様式のファザードが素晴らしいパラドール(国営ホテル)があります。スペイン全土に90以上あるパラドールの中で最高級の5つ星を有するのは、ここレオンとサン・ティアゴ・デ・コンポステーラの2軒だけ。その昔はサンティアゴ騎士団の拠点で巡礼者の救護院でしたが、その後サン・マルコス修道院を経て、現在はパラドールとして使われています。宿泊者のみしか入れないスペースのほかに、教会部分や回廊、またレストランやバルは誰でも立ち入ることができますので、ぜひお茶休憩や食事と併せて足を延ばしてみてください。もちろん泊まることができればそれがベストですね。

バルのはしごが楽しいバリオ・ウメド

レオンの旧市街にはバリオ・ウメド(Barrio Húmedo)と呼ばれる地域があり、入り組んだ小道にはところ狭しとバルが並んでいます。バルのはしごにはもってこい! 私がまわったバルはどこもワイン1杯が2ユーロで、無料のタパがついてきました。飲兵衛にはたまりませんね。レオンではセシーナ・デ・レオンとよばれる牛肉の生ハムが名物なので、ぜひお試しください。

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<お昼時ににぎわうバリオ・ウメドの一画>

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田川敬子(Keiko Tagawa)
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記事投稿日:2017/11/03最終更新日:2017/11/03

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