新島を観光するならフェリーが楽しい!温泉やビーチパーティなどの魅力を紹介

新島(にいじま)は伊豆諸島を構成する島の一つで、明日葉や「くさや」が名産の島です。私はとあるビーチパーティの存在をきっかけに新島のことを知り、過去2回ほど旅行しました。移動はフェリーだったのですが、これがとっても楽しい!!

今回は、フェリーの魅力と共に、新島で実際に見てきたオススメスポットをご紹介します。

FS-1-新島写真1.JPG

新島旅行はどんな人におすすめ?

伊豆諸島の中でも大島や八丈島と比べてマイナーな存在の新島ですが、実は魅力がたっぷりの島です。下記の項目に当てはまる方は、新島へぜひとも行きましょう。

  • 「昭和の夏休み」気分に浸りたい
  • ビーチで読書など、旅先でのんびりしたい

首都圏から新島までの行き方

私は次のルートで新島へ行きました。

  • 金曜夜:竹芝駅到着→竹芝客船ターミナルへ→東海汽船のフェリー搭乗(1泊)
  • 土曜朝~日曜日:新島到着(2泊)
  • 月曜朝早朝:フェリー搭乗
  • 月曜夜:竹芝客船ターミナル到着→電車で竹芝から自宅へ

新島行きフェリーの料金と予約について

伊豆諸島を運航する「東海汽船」のフェリーに乗ります。厳密には「大型客船」と呼ばれ、等級に応じて客室設備が変わります。この他にも新島までの移動手段は高速船(ジェット船)やセスナがありますが、フェリーが最も安くなります(片道で、2等7,180円~特等20,110円、ジェット船は10,250円)。

事前にインターネットで予約してから、竹芝客船ターミナルに行くと安心です。

参考:東海汽船 公式サイト(外部サイトに移動します)

東海汽船の「ゆるキャラ」

FS-2-新島写真2.JPG

ターミナルには、「キャプテンたちばな」と言うキャラクターがいることもあります。写真を見ると「どこかで見た顔な気が.........?」と思う方もいるのでは。

実はこのキャラ、トリスウイスキーの「アンクルトリス」でおなじみの柳原良平氏がデザインしたそう。コロっとした体型がとってもキュートでした。こうした嬉しいハプニングがあるのも、フェリーならでは。

参考:ゆるキャラグランプリ公式サイト キャプテンたちばな(外部サイトに移動します)

フェリー移動をオススメする理由と注意点

正直、長時間さまざまな乗客と乗り合わせることから、フェリーは好みが分かれる移動手段です。しかし、それでも私は、フェリーならではの魅力をお伝えしたいと思います。もちろん、注意すべきこともあります。

フェリーのここがオススメ!

FS-3-新島写真3.JPG

およそ8時間かかるため、船内ではのんびり過ごせます。私のおすすめは、夜に出発すること!

出港時には星空と海岸の夜景を眺めることができ、朝焼けの海も見られます。遮るものがない、広々とした空を眺めて移動できるのは船旅ならでは。

お手洗いなど各種設備が充実しているのも高ポイント。フライドポテトなどが食べられるレトロな軽食自販機も現役稼働。この「昭和っぽさ」にも心がくすぐられます。

移動中に友人とのお喋りやゲームで遊ぶ時間も楽しいのですが、本を持ち込んで、読書に没頭するのも楽しい思い出となりました。普段なかなか取れない「まとまった時間」を、フェリーは提供してくれるのです。

フェリーのここに注意

完全個室の等級以外は仮眠エリアまたはリクライニングシートで休むため、貴重品は慎重に管理してください。また、知らない人と話すときは少し用心を。私はトラブルに遭遇していませんが、できれば2人以上で乗船するのがおすすめです。当たり前のマナーですが、周囲の迷惑とならないよう騒ぎ過ぎないようにすることも意識しましょう。

なお、船はゆっくりと揺れるため、心配な方は酔い止めを準備してください。

FS-4-新島写真4.JPG

新島の観光スポットはフォトジェニック!

フェリーが島に到着したら、いよいよ新島観光の始まり!

着いた瞬間から別世界のように静かで美しい風景が広がります。あっと言う間に写真フォルダがパンパンになってしまうかも......。私が実際に訪ねたエリアについて、ご紹介しましょう。

停留所~海岸沿い:とにかく海!海がキレイ!!

FS-5-新島写真5.JPG

FS-6-新島写真6.JPG

見てください、フィルター無しで撮ってこの色。とにかく海が透き通っているんです。晴れた日、眼前に広がる海の美しさは、溜息モノでした。

ちなみに、フェリーの停留所には地元の小学生が作った観光新聞があります。地元の方ならではのオススメ情報が分かり、とてもキュートなレイアウトなので、ぜひ読んでみてください!

FS-7-新島写真7.JPG

カッコよすぎ!な無料温泉と海岸沿いのオブジェ

FS-8-新島写真8.JPG

新島でイチオシのスポットが、この古代ギリシャ風の建物。こちらは無料の温泉で、水着を着て入ります。高台から海を見下ろすロケーションは本当に最高!

※シャワーとロッカーは有料。すぐ近くに飲み物の自販機あり

参考:湯の浜露天温泉(外部サイトに移動します)

FS-9-新島写真9.JPG

海岸沿いには新島特産のコーガ石(抗火石)を用いたオブジェが並びます。さまざまな角度から撮ることで表情を変える、フォトジェニックなスポットです。

当時、私も「カッコイイ!」と感激して、SNSなどにアップしました。ちなみに、渋谷の「モヤイ像」もコーガ石でできているんですよ!

FS-10-新島写真10.JPG

FS-12-新島写真12.JPG

ガラスアートミュージアムは建物自体も素敵

FS-13-新島写真13.JPG

ガラスアートミュージアムは、これも特産の新島ガラス(コーガ石を加熱して作る)を中心に、繊細なガラスアートを展示しています。(有料)。私は参加していないのですが、新島ガラスの制作体験もできるそうです。

FS-14-新島写真14.JPG

建物のデザインも幾何学的で、こちらも撮影スポットとしておすすめです。

参考:ガラスアートセンター(外部サイトに移動します)

レンタサイクルで快適移動!

FS-15-新島写真15-2.JPG

新島ではレンタサイクル(有料)が借りられるため、島内を移動するときはぜひ。移動中に自販機で飲み物を買って海沿いで飲めば、まるでドリンクCMのように爽やかなシチュエーションが楽しめます。

FS-16-新島写真16.JPG

FS-17-新島写真17.JPG

新島で開催されるビーチパーティ「WAX」とは

FS-18-新島写真18.JPG

もう一つ、新島ならではのアクティビティをご紹介しましょう。私はこれに行きたくて、新島旅行を決めました。

「WAX(ワックス)」とは毎年7月~9月の約2カ月間にわたり、羽伏浦海岸沿いのデッキテラスで開催されるビーチパーティの総称です。音楽のジャンルはさまざまで、ヒップホップ、レゲエなど定番もあればハウス、エレクトロニカなど電子音楽を中心とするイベントもあります。

その日によって主催者が異なるため、行くタイミングによって新たな音楽との出会いを楽しめることでしょう。有名なDJやアーティストも参加しており、Webメディアなどでも紹介されていますご興味のある方はぜひチェックを。

FS-19-新島写真19.JPG

開催時間は昼~夜(21時または22時)まで。デッキではビールやカクテルが楽しめます。昼間はのんびりとした空気を、夜は海風を浴びて涼めるロケーションは、普段イベントには行かない方にもオススメ。なお、会場のビーチは遊泳禁止です。

参考:WAX公式サイト(外部サイトに移動します)

FS-20-新島写真20.JPG

新島観光で注意すること

夜は本当に暗いので、道に迷わないよう注意してください。もし迷ってしまったときは街灯のある海岸に一度出て、落ち着いて行動しましょう。

また日差しが強く緑豊かな島であるため虫がたくさんいます。日焼け止めと虫よけは必須です。

新島の天気(夏秋)と服装

FS-21-新島写真21.JPG

晴れているときは本当に雲一つない、抜けるような青空を拝むことができますが、曇りや雨の日は少し肌寒くなります。この時期の服装は次のような物がおすすめです。

  • 頭:帽子、ストール
  • トップス:パーカーなど羽織るもの、Tシャツ
  • ボトムス:短パンやジーンズでOK。
  • 足元:ビーチサンダルとスニーカーそれぞれ用意。水陸両用のアウトドアサンダルだと一足で済むので便利!

新島での食事は、絶対に「島寿司」を食べるべき

FS-22-新島写真22.JPG

新島でご飯を食べるなら、とにかく島寿司を食べてください。漬けた刺身と甘めのシャリ、そしてネタに乗せられた辛子との相性は抜群です。島寿司を扱うお店は複数あるため、気になったところへフラっと立ち寄ってみましょう。

この他に、WAXの開催地近くに建つかわいいカフェや、地酒を扱う居酒屋などもあります。まず食事に困ることはありません。

FS-23-新島写真23.JPG

帰りは「移動疲れ」に気をつけて

同じ東京都とは言え、新島と首都圏は真反対とも言える環境です。私は帰りの電車に乗ったとき、ネオンや広告、車の騒音などがストレスとなり、少し体調が悪くなりました。できれば帰って来た日から1日さらに休むことをおすすめします。

かなり時間はかかりますが、新島からさらに伊豆諸島を横断して熱海に行き、首都圏へ帰るルートもあります。

フェリーで新島へ行くのに必要なもの

過去2回の旅行で、実際に私が準備したものを公開します(金額は2017年8月時点の情報です)

  • 移動費:電車代とフェリー代2等7,180円の場合、往復で14,360円
  • 滞在費(民宿の場合):1泊あたり朝食付で、1泊5,000~8,000円
  • 食費と遊ぶお金:1万円前後

総額:4万円前後

必要な持ち物(貴重品以外)

着替え、歯ブラシ、タオル、携帯電話のバッテリー、虫よけ、帽子、趣味の本やゲーム

どれぐらいのお休みで行ける?

フェリーで行き、島で1泊だけなら3日。2~3泊すると4~5日のお休みは必要。

新島で「東京なのにリゾートバカンス」を楽しもう!

海外旅行や沖縄などと比べると静かですが、新島にしかない魅力は盛りだくさん。皆さんもぜひ、新島へ行くときはフェリーでの移動を検討してみてください!

東京」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『東京』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Ranking東京記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

関東散策部

「関東の散策スポット」を散策好きライターたちがご紹介!

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!