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オランダで5本の指に入る地ビール醸造所で絶品クラフトビールを楽しもう!

ビール愛好家の集う場所
世界遺産の運河地区、レンブラント、ゴッホ、フェルメールの絵画鑑賞、アンネ・フランクの家、、、などアムステルダムには見るべきものがいっぱい。さて、たっぷりと市内観光を楽しんだ後には、ビールで乾杯!といきたいですよね。オランダのビールと言えば、ハイネケンが有名ですが、近年はクラフトビール(地ビール)ブームが勢いを増し、自家製こだわりビールを醸造する地域密着型のマイクロ・ブルワリーが数多く誕生しています。今回ご紹介するのは、アムステルダムの東部にある大きな風車の下に建てられた有名なブルワリー、「Brouwerij t'ij(ブルワリー・アイ)」です。ビール醸造所とビアパブが一緒となっているので、作りたての味わいが楽しめます。
アムステルダムで一番高い風車「De Gooyer」
「Brouwerij t'ij(ブルワリー・アイ)」の目印は、この歴史的な風車「De Gooyer(デ・ホーイエー)」。トラム10番のHoogte Kadijkという停車駅からすぐに見えるので、迷わずに行くことができます。16世紀に建てられたこの風車は、市内で一番高い木製の風車で、ナショナルモニュメントに登録されています。第二次世界大戦中までトウモロコシを挽いていたそうですが、現在は稼働していません。市内で見れる数少ない風車の一つです。
オランダで5本の指に入る地ビール醸造所「Brouwerij t'ij(ブルワリー・アイ)」
「Brouwerij t'ij(ブルワリー・アイ)」は、オランダにクラフトビールのブームが到来する以前の1985年から独自の高品質地ビールを醸造し続けてきたマイクロ・ブルワリーです。建物自体はその昔、銭湯だったとのこと、今でも「男湯」と「女湯」の入り口が2つあります。ビールの種類は、7種類の「レビュラー・ビール」、3種類の「季節限定ビール」、24種類の「特別限定ビール」に分かれています。お天気の良い日には外のテラスが気持ちいいですね。店内は結構広く、地元の人達で賑わっていて雰囲気もとてもいい感じです。
奥にはビール醸造所があります。
早速友人と新メニューのボックビール Kaneel Bokbeer(写真下左)とレギュラーのエールI.P.A( India Pale Ale)(写真下右)をオーダーしました。私が頼んだボックビールにはパシフィック・ジェムという特別なホップが使われていて、熟成中にシナモンとオレンジピールをアクセントに足したものです。芳醇な香りと柔らかい中に少し苦味がある濃厚な味わいのあるビールで、本当に美味しかったです。普段あまりビールは飲まないのですが、こんな風に楽しめるビールだったらこれからもっと試したいなと思いました。
「Brouwerij t'ij(ブルワリー・アイ)」では、ビールの製造の過程が学べるツアー(英語)に参加することも出来ます。是非、普段とは違ったオランダのクラフトビールを堪能してみてください。
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親松恵子
- 自由の国オランダに魅せられ移住して、気がつけば18年。 現在は、フリーで執筆、翻訳、現地ガイド、各種コーディネーション等、何でもやっています。傍ら自分のアート活動も楽しんでいます。