トロントはお祭り大好きな都市で、夏〜秋にかけて毎週至るところでフェスティバルや催し物が開催されています。

夏が近づいてくると、「今週はどこのフェスティバルに行く？」「週末どんなフェスティバルが開催されているか、調べてみよう」と、トロントニアン(トロントに住んでいる人のことをそう呼ぶ)はこぞってリサーチし、出かけます。

一口にフェスティバルといっても、入場無料のものや有料のもの、ファミリー向けのものからカップル・大人向けまで、実に種類が豊富です。

移民都市であるトロントらしい、イタリアン、チャイニーズ、ジャパニーズ、グリーク、インディアン、カリビアンなど、国にちなんだフェスティバルもあれば、BBQ、ベジタリアン、ビール、ワイン、肉、チーズ、スイーツなどのフェスもあります。

先日トロントのダウンタウンを歩いていると、偶然ストリートフェスティバルに遭遇したので、今回はその様子をご紹介しますね。

私が訪れたフェスティバルはこれ！

今回私が訪れたのは、Open Streets Toronto(https://www.openstreetsto.org)という、トロントのダウンタウンで開催されたフェスティバルです。トロントで最も大きい歩行者天国イベントで、無料で参加できるプログラムが、ストリートの至るところで８月20日と９月17日に開催されていました。詳細は未定ですが、2018年も開催予定だそうです。

アクティビティハブ、と呼ばれるスポットがいくつかあり、そこには身体を動かしたり、地元の人やお店との交流を楽しめたりするアクティビティやイベントが設置されています。トロントの良き多民族・多文化に触れてもらうべく、老若男女に楽しんでもらえる、ダンス、ライブ、ゲーム、スポーツ、屋台、売店などなど、実に多様なイベントが歩行者天国の通りのど真ん中で開催されていました。

歩行者天国のストリートフェスティバル！

ストリートフェスティバルが開催されて何が良いって、その醍醐味はカナダの道は大きくて広いので、その道を堂々と歩けることです。車に気をつける必要もないし、とても気持ちが良い！ちなみにこのブロアストリート(Bloor Street)、普段はとても車で混んでいて、こんなに平和な光景を見られることはめったにありません。

親子で自転車に乗っている家族もいれば、ベビーカーを車道のど真ん中で走らせているママさんもいて、子供連れやグループでも安心です。

この辺りのエリアは地下鉄のChristie駅とBathurst駅の間のブロアー通りと呼ばれるところで、この駅の間は歩いても15分程度なので、歩いて移動する人も多いです。面白い店やレストランも多いので、観光にももってこいですよ。

ユニークなペイントが建物の壁に施されているライブハウス。店の前で写真を撮っているグループや観光客を、通るたびに見かけます。

このエリアはコリアンタウンで韓国人が多いので、韓国アーティストがライブを行ったりもしています。

チーズケーキがとっても美味しいFuture Café。

日本人留学生にも大人気で、行くとかなりの確率で日本人に会います。濃厚なニューヨークスタイルのチーズケーキが好きな人はぜひ訪れてみてください。オレオチーズケーキや、コーヒーチーズケーキなど、ユニークで美味しいケーキに出会えます。

何度もリピートしたいくらい、絶品ですよ！このカフェはまたの機会にぜひご紹介しますね。

お店を見ながら歩いていると、突如自転車のコースが現れました。マウンテンバイクで来た男の子たちが、夢中になって何周もまわっていました。こういうコースを設置できるのも、ストリートフェスティバルならではです。

さらに東へ行き、スパダイナアベニュー(Spadina Avenue)を通りすぎると、陽気な音楽が聴こえてきました。そこへ行ってみると、とある地方の古典ダンスを教えるコーナーがあり、生演奏に盛り上がった多くの人が踊っていました。みんなとっても楽しそう！

さらに歩いていくと、Time lapse TOというコーナーがありました。

ここにはトロント市街地のどでかい地図が置かれていて、「将来のトロントはどのようになっているでしょう？」という予想を、レゴブロックを使って表現するプロジェクトです。子供を中心に、多くの人が足を止めてはレゴをトロントの地図に付け足していました。

アクティビティがいっぱいな街、トロント！

いかがでしたか？

冬のトロントは寒く、なかなかアウトドアでアクティブに活動できない分、夏〜秋にかけてはフェスティバルやアクティビティで盛りだくさんで、見どころたっぷりです。ただ歩き回るだけでも楽しいこと間違いなしですよ。

機会があれば、ぜひフェスティバルを見に、トロントに来てみてくださいね。