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安く手軽にハワイご飯!レストランチェーンやフードコートを活用しよう
ハワイでローカルの雰囲気を味わいながら手軽に安く食事を楽しめるレストランと言えば、地元でもお馴染みの「ジッピーズ」が有名です。その他、カジュアルな韓国焼肉の「ヤミー・コリアンBBQ(バーベキュー)」と、中華の「パンダエクスプレス」も欠かせません。
いずれも日本人の口に合い、小さな子供連れでもOKなので、私もよく家族で利用しました。また、これらのレストランに似たようなお店がたくさん集まって便利なアラモアナセンターやロイヤルハワイアンセンターのフードコートも、朝食からランチ、ディナーに至るまで利用できるのでオススメです!
※以下、写真は全て参考イメージです。一部写真はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づき掲載しております。
参考:クリエイティブ・コモンズ・ジャパン公式サイト-クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは(外部サイトに遷移します)
ハワイのチェーン型レストランではジッピーズが定番!
オバマ前大統領も「お気に入りのレストランの1つ」
地元で「NEXT STOP(次の停留所)」のキャッチフレーズで親しまれているのが、ファミリーレストランチェーンの「ジッピーズ」。ハワイ出身のオバマ前大統領がアメリカの全国紙USA TODAYでのインタビューで、「お気に入りのレストランの1つ」と紹介したほどです。
1966年にオープンしたジッピーズは、今ではオアフ島のホノルルを中心に22店舗、マウイ島のカフルイとハワイ島のヒロにも各1店あります。ただしワイキキには無いため、日本人観光客が押し掛けるようなレストランではありませんが、地元では定番の人気を誇り、24時間営業のお店もあります。
人気の秘訣は、朝食からランチ、ディナーとメニューの種類が幅広くて豊富なうえ、料金もリーズナブルな点です。ジッピーズに行けば、食べたい物がほぼ何でも揃っているので、家族連れや友人同士でもそれぞれ好きな物が食べられる、カジュアルなレストランなのです。
ジッピーズはメニューが豊富!
写真:Michael Ocampo[Zippy's Resturant](CC BY 2.0)
ジッピーズのメニューには定番のプレートランチ(上記参考写真)をはじめ、ローカル系麺類のサイミンやスイーツ類、デザートまで揃っています。また、毎日内容が異なる日替わりのデイリースペシャルがあり、朝10時半から夜9時半までの間、提供されています。
有名なチリはぜひ食べてほしい!
特に有名なメニューといえばチリ系のものです。"チリ"とはメキシコ料理のチリソースのこと。ジッピーズのチリは地元スーパーでも売られるほど人気で、店舗でもメニューの数が多いのでオススメです! ちなみに、ジッピーズでは毎月約110トンのチリを販売しているとか。ハワイの人たちがいかに「チリ好き」なのかが分かりますね。
チリはとにかくビーンズが多いので、苦手な場合はビーンズ抜きのオーダーもできますよ。また、量が多いようならミニプレートメニュー($7前後)を注文すれば安心。チキンカツ($8.90)やハンバーガーステーキ($9.35)も人気メニューです。
定番のプレートランチや、ローカルグルメのサイミンも
プレートランチでは、ジッピーズ自慢のチリプレートが4種類。チキンミックス($9.50)、チリフランク($8.75)、チリ弁当($6.90)、チリモコ($9.10)というラインナップです。ハワイ特有の麺類サイミン($3.35)は、日本のラーメンに似ていますが麺はラーメンより太く、うどんより細い感じ。澄んだスープはサッパリ系で、あっさりした麺類や、ちょっと小腹が空いた時などに最適です。
食後のデザートも豊富で、ケーキやパイに始まり、サンデー、アイスクリーム、シェイク、ソーダフロート、プリンなどのスイーツ類($2~$5)もあるので、ワンストップですべてを楽しめます。なお、H1フリーウェイを隔てたカハラモールの北側にある私が時々通ったカハラ店とパールシティー店では寿司バーがあり、うどんや蕎麦(そば)、定食なども用意されています。
私のお気に入りはテリヤキビーフのプレートランチ
私のお気に入りは、何と言ってもテリヤキビーフのプレートランチ($10)。美味しい肉がキャベツの上にしっかり乗っており、これも定番のマカロニサラダとライスが付いています。
ジッピーズで定番中の定番と言えば、地元で長い人気を誇るチリフランク($8.75)。ウィンナーが真ん中にドーンとあって、ボリューム感に溢れています。チリは意外にマイルドな味なのでチビッ子にも人気で、マカロニサラダとライスの量もちょうどいい感じです。
ジッピーズはハワイの味を楽しめ、気軽に利用できるファミレス
ワイキキのホテルから近いジッピーズなら、ワイキキの東端を南北に走るカパフル通り沿いにあるカパフル店。24時間営業で、店舗としては大きくはありませんが、ここも家族でよく利用しました。また、マッカリー店もワイキキから比較的近いお店です。ジッピーズでは大半のレストランが24時間営業なので、日本のファミレスに近い存在。深夜11時から翌朝11時まで(土日は正午まで)は朝食メニューを提供し、卵料理を中心にオムレツやパンケーキも揃えています。
店員さんはフレンドリーで、子供連れで席に着くとキッズメニューとクレヨンを用意してくれます。キッズメニューは、ほとんどのスペースが英語のスペル遊びと塗り絵で占められており、ちょっとした英語の勉強も楽しめます。
ハワイのローカルグルメを楽しめるジッピーズは、お洒落なレストランとは言えませんが、リーズナブルな価格で気軽に利用できるファミリーレストランです。ぜひ、立ち寄ってみてくださいね。
店舗情報
[名前]ジッピーズ(zippys) カハラ店
[住所] 4134 Waialae Avenue, Honolulu, Hawaii 96816
[電話番号]1- (808) 733 3730
[営業時間] 6:00~12:00(日~木)、6:00~2:00(金、土)※寿司バーあり
[名前]ジッピーズ カパフル店
[住所] 601 Kapahulu Avenue, Honolulu, HI 96815
[電話番号] 1- (808) 733 3725
[営業時間] 毎日24 時間
[名前]ジッピーズ マッカリー店
[住所]1725 S. King Street, Honolulu, HI 96826
[電話番号] 1- (808) 973 0877
[営業時間] 毎日24 時間
[Web] http://zippys.com/
[Facebook] https://www.facebook.com/zippys/
[Instagram] https://www.instagram.com/zippys/
カジュアルな韓国焼肉の「ヤミー・コリアンBBQ」、中華の「パンダエクスプレス」もオススメ
続いては、ワイキキのフードコートでも見かけるお店の中で、オススメの店舗を2つご紹介しましょう。
フードコートでも一番人気のヤミー・コリアンBBQ
写真:skyseeker[Yummy Korean B-B-Q in Hawaii. Taken at Waikiki, Oahu Is., Hawaii.](CC BY 2.0)
日本人観光客がハワイに行けば必ず訪れるアラ・モアナ・センター。その1階にあるフードコートが「マカイマーケット」です。ここは世界中の食文化が集まる味の宝庫。ほとんどのメニューが安くて手頃なプレートランチ価格($10前後~)で味わえるだけに、地元のローカルや観光客で連日賑わっています。
特に人気を誇っているのが、絶品の韓国焼肉で知られる「ヤミー・コリアンBBQ」。ボリュームと安さが人気の秘密で、多くのグルメ賞にも輝く実力派。日本人の口にも合うので、一度食べたら病みつきになるほど美味しいです。
日本人好みの少し甘めのタレに漬け込んだ肉と野菜たっぷりの付け合わせは、旨くてボリューム満点。ロイヤルハワイアンセンターのフードコートにもあり、今でも地元のローカルや日本人観光客らの高い支持を得て、行列のできるお店なのです。
私のお気に入りはコレ!
私のお気に入りは、「BBQビーフ」のレギュラーサイズプレート。骨付きカルビも捨てがたい味なのですが、肉が柔らかくて食べやすいのがウリです。焼肉やビビンバなどのほか多くのメニューが並ぶ中、メインのおかずが2種類付いたコンビネーションやコンボなども人気。トッピングできる付け合わせは野菜たっぷりで美味! キムチ、もやし、ジャガイモ・マヨネーズをはじめ、マカロニサラダ、春雨など、ガラスケースに並ぶ10種類以上からチョイスできます。
これに、ご飯が2スクープ(2盛り)付いているので、女性ならシェアするか、ミニプレート(付け合わせは2種類チョイス)がオススメです。
店舗情報
[名前]ヤミー・コリアンBBQ(Yummy Korean BBQ)
[住所]1450 Ala Moana Blvd. Honolulu, HI 96814 (アラ・モアナ・センター 1階マカイマーケット)
[電話番号]1-(808)946-9188
[営業時間]9:00~21:00(月~土)、10:00~19:00(日)
[Web] http://www.yummyhawaii.com/
※ロイヤルハワイアンセンター、パールリッジセンターなどのフードコードにも店舗があり、料金が若干異なる場合有り。
安くて美味しい中華料理なら「パンダエクスプレス」
写真:Sinchen.Lin[Panda Express](CC BY 2.0)
安くて美味しい中華料理なら「パンダエクスプレス」がオススメ!
ワイキキのロイヤル・ハワイアン・センターB館2階にあるフードコート「パイナラナイ」にもオープンしています。アラ・モアナ・センターやカハラモールなどにもあり、本格的な中華が$10前後と、手軽に安く味わえることで人気があります。
パンダエクスプレスの概要
パンダエクスプレスは創立者のアンドリュー・チェン氏が父のレシピを基に、カリフォルニア州パサディナで始めたパンダ・インのファーストフード店として1983年にオープン。今では全米1,250カ所で展開する中華レストランとしては米国最大のチェーンに成長しています。
新鮮な素材を使用するこのチェーン店では、仕入れの段階から食後に炎症を覚える中華料理店症候群の原因とされている、グルタミン酸ナトリウム(MSG)を使用していないことが評価されています。
パンダエクスプレスの注文方法
パンダエクスプレスはメニューも豊富。私も大好きなオレンジチキンやビーフ・ブロッコリー、春巻きなどが奥の調理場で作られ、出来立てホヤホヤの状態でカウンターに並びます。
「Panda Favorites」として、おすすめのメニューを組み合わせたボウル(どんぶり)も販売されていますが、せっかくなら「Build your Own(自分で組み合わせる)」方式で頼みましょう。好きなメニューを2品、3品または4品チョイスして、主食にご飯やチャーハン、炒麺またはミックスベジタブルなどと組み合わせ、自分好みのプレートランチが作れます。
テイクアウトにも最適ですよ!
店舗情報
[名前]パンダエクスプレス(Panda Express)
[住所]ロイヤルハワイアンセンターB館2階(パイナラナイ・フードコート)
[電話番号]1-(808) 924-8886
[営業時間]午前10時~午後10時 (年中無休)
[Web] https://www.pandaexpress.com/
[Facebook] https://www.facebook.com/PandaExpress
[Instagram] https://www.instagram.com/officialpandaexpress/
ハワイで女性が朝、昼、晩、チェーン店で食べるならこんなルートがオススメ
写真:Eugene Kim[ABC Stores There's practically one on every block in Waikiki.](CC BY 2.0)
そして、小食な方向けのアドバイスを一つ。
ハワイの料理は、基本的にアメリカンサイズでボリュームがあるので、小食の方や朝は軽めが良いという方は、ワイキキでよく目にするコンビニ「ABCストア」で、サンドイッチやクロワッサン、デニッシュなどのパンと、コーヒーやジュースの組み合わせで済ませるのはいかがでしょうか?
ランチは今回ご紹介したジッピーズに、是非一度チャレンジしてみてください。パンケーキやワッフル、オムレツなどは手頃で女性の方でも食べやすいボリュームです。
夜はショッピングの後、アラ・モアナ・センターやロイヤル・ハワイアン・センターのフードコートで、ミニプレートや少なめのボリュームにしてもらえば価格を抑えつつハワイの料理を楽しめますよ。
店舗情報
[名前]ABCストア(ABC Store)
[住所]226 Lewers Street, #100, Honolulu, HI 96815
[電話番号]1-(808) 926-7799
[営業時間]午前7時~午後24時 (年中無休)
[Web] http://www.abcstores.com/
食べきれなかったら"トゥーゴーボックス"をお願いしよう
最後にご紹介したい小ネタを一つ。
どうしても量が多くて食べきれなかった場合は、遠慮せず、お店のスタッフへ声をかけましょう。「To-Go Box, please.(トゥーゴーボックス、プリーズ。「持ち帰り用の容器をお願いします。」)」で通じますよ!
これはほとんどのレストランで対応してくれるもので、プレートランチに使用される白い容器を持って来てくれるか、容器に入れ替えてくれます。日本では食中毒などを恐れて持ち帰りが不可のお店も多いようですが、ハワイでは勿体ないと考えて、普通に持ち帰りを頼むのが一般的です。
なお、今でもガイドブックなどで「doggy bag(ドギーバッグ)」という表現を使うケースが見受けられますが、現在はほとんど死語に近く、アメリカ人はまず使いません。元は残ったものを持ち帰り、飼い犬に与える、というところから生まれた言葉なので間違いではありませんが、お気を付けください。
ちなみに、翌日まで置いておくと、大体油が回ってしまうので、持ち帰ってから早目に食べるのが鉄則です!
※サムネイル/トップ写真:写真AC
※編集部注:2018年2月1日、掲載写真・構成の見直しをいたしました。
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ごとう ただし
- 大手新聞社で記者稼業の末、大特ダネを書いたがため!? に最後の3年間は机に張付けの刑のデスク業。
その後、ハワイに島流しとなり、ハワイの歩き方編集長などで約15年間、
ワイキキを拠点に観光客のために役立つハワイ情報を毎日発信。2016年、刑期を終えて15年ぶりに日本へ帰国した。