リオの夜はボサノヴァを聞きながら 前編

リオ・デ・ジャネイロに訪れたなら、ビーチでの日焼けや観光スポット巡りは勿論のこと、夜こそ楽しまなくては意味がない。何を楽しむか?もちろん夜のショッピングや高級店でディナーも良いのだが、忘れてはならないのが、ボサノヴァが生まれたこのリオ・デ・ジャネイロには本場ならではの老舗バーが至る所にあり毎夜ライブを楽しむことができる事なのだ。

ボサノヴァのライブ

サンパウロからバスで6時間、15時過ぎにリオのコパカパーナビーチにたどり着いたマンゲラ。早速砂浜を大きな傘で行き来する行商のおじさんを捉まえて、水着を大人買い。なぜなら、陽が落ちてしまうとこのおじさん達は砂浜から消えてしまうから、買い物は早めに済ませるに越したことは無いのだ。

因みに雨の日は商売はお休みなんだそうで...見つけたらすぐに捉まえる、チャンスの神様のような存在だ。

コパの行商のおじさん

さっさと買い物をすませ、陽が落ちた後は砂浜を歩く格好とは違って少しお洒落をしてお目当てのボサノヴァのバールへ。毎度、リオを訪れた際にはイパネマ海岸沿いにある「BAR DE VINICIUS MORAES」に行っている。ブラジルを代表する作詞家のVinicius Moraes氏のバールであり、アントニオ・カルロス・ジョビンらとともにボサノバというジャンルを世に広めた立役者。代表曲には「イパネマの娘」もあり、世界中から観光客・ボサノバファンが集う聖地のような場所なのだが、なんとこの度お店がリフォーム中とのことで急遽コパカパーナ海岸エリアの「BOTTOLES BAR」へ。

こちらもまた歴史あるバーで、あのエリス・へジーナやセルジオ・メンデスが最初にライブを行った場所だという。60年代にボサノバのアマチュア歌手を世に出すためにオーナーが尽力し、ここら辺にあるLITTLE BAR・Ma Griffe・Baccaratなども含め嘗てはこのミュージシャン達の拠点を「BECO DAS GARRAFDAS」というニックネームがあったんだとか。「ボヘミアンたちがボトルを投げ捨てる場所」という治安の悪い場所という意味合いらしい。

BOTTLES BAR

ライブが始まる時21頃にバール入れるよう、席の予約とミュージックチャージのみを支払い、近くのGaleto屋へ。ボサノヴァのバールでの食事は高くついてしまうので、レストランで腹ごなししてから行くのがお勧めである。Galetoとはリオの名物で日本語で言えば「若鶏の炭火焼き」と言おうか。

GALETO

成鶏になる前のひな鶏のみを使用するので、お皿に出てくる鶏が小さく見えるが、丸ごと骨まで焼いているので中身はふんわり、外の皮はパリパリのジューシーでボリューミーな食べ物である。ナイフフォークは使わずに手で食べるほうが粋である。さて腹ごしらえも出来たので、いざ「BOTTOLES BAR」へ。

後編に続く →リオの夜はボサノヴァを聞きながら 後編

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マンゲイラ靖子

2012年よりブラジル在住。 Samba命!リオ1回、サンパウロ6回、(浅草9回)のCarnaval出場経験を持つ。現在は夫と猫3匹とでSP州に暮らし、主に日系コミュニティでの仕事に携わる。 より深いブラジル情報を発信できるよう日々模索中。

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