世界で最も美しい路線のひとつ!アムステルダム市内観光はトラム2番で

観光名所の多くを網羅するトラム2番ルート

アムステルダムのトラム路線網は、大まかに分けると中央駅とダム広場を中心とした放射状路線と、それらにつながる環状路線からなり、16の系統が運行されています。その中でもトラム2番は、近年、ナショナル・ジオグラフィック社が選んだ「世界で最も美しいルートを走る路面電車」のひとつとなったことから注目を浴びています。

それもそのはず、トラム2番はアムステルダムの美しい観光名所を網羅するルートを走っていて、窓からの眺めも最高!なのです。

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最大の見所は中央駅から市立美術館前まで

それでは、どのようなルートを走るのか簡略に説明します。まず、始発はアムステルダム中央駅(写真上)。ご存知の方も多いとは思いますが、この駅は東京駅のモデルになったことで有名です。早速、トラム2番に乗っていざ出発、と行きたいところですが、中央駅周辺には中央図書館、科学博物館、聖ニコラス教会など観光名所が沢山あるので、そちらをまず回ってもいいですし、または駅の裏から無料フェリーに乗って、Eye 映画博物館や斬新な現代建築が見られるアムステルダムの北地区を冒険してみてもいいでしょう。それが終わればトラム2番に搭乗!です。

中央駅を出たらすぐにトラムは「新教会」を通り、王宮がありアムステルダムを象徴する「ダム広場」に止まります。

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ダム広場を通り越したら「アムステルダム歴史博物館」を経て、ショッピングストリートのど真ん中「Spui(スパウ)広場」へ

ここからは中世の教会「ベガインホフ」そして古代エジプトの秘宝が所蔵される「アラルド・ピアソン博物館」も歩いてすぐです。トラムはさらに、シンゲル運河沿いの「花市場」があるKoningsplein(コーニングスプライン)にも止まり、そして世界遺産に登録されたアムステルダムの代表的運河、プリンセン運河とカイザース運河に止まります。プリンセン運河からは「西教会」が見え、「アンネフランクの家」やお洒落なブティックやデザインショップが並ぶ「ネーヘン・ストラーチェス」にも行くことができます。

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そして、次は「ライツェ広場」。「市立劇場」、カジノ、映画館、カフェやレストラン、バーやディスコ、大道芸人などが集まるにぎやかな繁華街です。「フォンデル公園」の入り口もこの近くにあります。

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さらに進むと、今度はレンブラントの大作「夜警」やフェルメールの名作数点が見れる「国立美術館」にストップ。外には観光客で賑わう「I amsterdam」の巨大標識もあります。

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そして、「ゴッホ美術館」と「市立美術館」の前でストップ。ここからクラシック音楽殿堂のコンサートホール「コンセルトヘボウ」にも徒歩で2分です。

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トラムはこの後、南西の郊外へ走っていきますが、主な観光名所はここまでで終わりとなります。中央駅から市立美術館前「van Baerlestraat」までの乗車運賃は片道1.40ユーロ(約180円)。そして7.50ユーロ(約970円)のトラム1日乗車券を使えば、乗り降り自由で上記に挙げた名所をいくつも回ることができます。ここで挙げたものは、初めてアムステルダムに来られるのなら絶対に行っておきたい代表的な名所のみですが、2番路線にはこの他にも色々と興味深いスポットが沢山ありますので、ぜひ探索してみてください!

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親松恵子

自由の国オランダに魅せられ移住して、気がつけば18年。 現在は、フリーで執筆、翻訳、現地ガイド、各種コーディネーション等、何でもやっています。傍ら自分のアート活動も楽しんでいます。

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