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カナダの農場でブルーベリー狩り!とっても贅沢な一日でした。。。
夏の野菜や果物は、太陽の光をたくさん浴びて育つので、とてもみずみずしくて美味しいですよね。
オンタリオ州では、農家が野菜や果物を栽培し、地元のファーマーズマーケットで販売したり、トロントなど近郊のスーパーマーケットへ卸したりしています。カナダは、日本ほど流通網が複雑で小回りの利くものではありませんが、野菜と果物に関しては、スーパーで買ってもかなり新鮮なうちに召し上がれます。
でも、いくらスーパーで買ったものが新鮮だとはいえ、せっかくなら農場に行って自分で収穫して、すぐ食べたい!自分で収穫する楽しみを味わいたい!旬の野菜や果物を新鮮なうちに食べられるなんて、この上ない贅沢です。
というわけで、今回はトロント市街地から1時間以内で行けて、観光客にも大人気のブルーベリー狩りができる農場に行ってきたので、ご紹介します。
トロント近郊の農場はどこにあるの?
トロントは市街地なので、農場はありませんが、西・東・北へ車で小一時間行くと多くの農場があり、初夏~夏の午後は多くの客で賑わいます。トロントから1時間以内で行ける農場をざっと調べたところ、10箇所ほどありました。
西はMilton、Etobicoke、東はMarkhamやAjax、北はVaughanと言われるエリア辺りにあります。トロントから日帰りで、自然を楽しみながら旬の野菜や果物を買うには、非常に便利な距離です。
ただ、公共交通機関は通っておらず、バスツアーを運営している会社もないので、訪れたい場合はレンタカーを借りる必要があります。日本のような日帰りバスツアーがあれば、もっと気軽に行きやすいのですが、車社会のカナダには残念ながら、そのようなニーズがほとんどありません。
オンタリオ州は平地で、農場に行くと広大な平野に延々と緑が広がっているので、天気の良い日に行くととても清々しくリフレッシュできますよ。
どんなものが収穫できるの?
オンタリオ州の農場では、ファーマーズマーケットのように、収穫されたものを購入するものと、Pick-Your-Ownといって、自分で収穫した分を量り売りしてくれるものとあります。
夏のファーマーズマーケットでは主に、トマト、きゅうり、ビーツ、とうもろこし、桃、茄子、メロン、りんごが販売されています。Pick-Your-Ownでは、いんげん豆、さやえんどう、新じゃが、いちご、ブルーベリー、ラズベリーが主に収穫できます。農場によってPick-Your-Ownできるものが異なるので、自分で収穫したい人は、事前にリサーチしてから訪れましょう。
実際にブルーベリー狩りに行きました!
私たちが今回ブルーベリー狩りをしに訪れたのは、MiltonにあるAndrews Scenic Acresというところです。トロント市街地から西に、車で45分かかりました。
農場の入り口エリアで、正面奥が農場の入り口です。手前右側にとても大きいパーキングエリアがあるので、混み合うことはまずありません。入場料として、週末は5ドルかかりますが平日は無料です。
入り口を入ってまず目に入るのが、広大な敷地とながーく正面に続く農道。トロントからたった1時間弱でこんなのどかな場所に来られるなんて!と感動と共に、自然に癒される瞬間です。
どこでどんな作物が採れる、という案内が全くないので、農場に入場する前にどこに何があるのか、スタッフの方に聞いておきましょう。ちなみにブルーベリー畑は、入場して左奥にありました。
ブルーベリー畑のエリアにやってきました。左側全てブルーベリーです。とても広いので、人で賑わって待たされたり、混み合ったりすることはありません。
トロント近郊のブルーベリー収穫のピークは、だいたい7月下旬から9月上旬です。私が訪れてこの写真を撮ったのは、8月の頭ですが、まだ熟しきっていないブルーベリーが多くありました。8月後半に来た方が、より熟したものが獲れたかな?
農園にいる間はブルーベリーが食べ放題なので、収穫してバケツに入れるも、あっという間になくなっていってしまいます。食いしん坊の娘と一緒に行ったので、バケツ一杯にするまで一苦労でした。
私たちが収穫したブルーベリーです。甘いものがほとんどでしたが、中には少し酸っぱいものもありました。
広大すぎる農場は、あちこち歩こうとするととんでもないので、このようなトラックが巡回しています。タイミング良く、そろそろ入り口に戻ろうかと思ったときにトラックがきたので、乗せてもらうことにしました。
藁をまとめたベンチに座り、田舎道をガタガタ揺れながら走るトラック。乗っていた時間はたったの5分ほどでしたが、気持ちのよい風とどこまでも続く緑と青空に心を奪われ、いつまでもトラックに乗っていたい気分になりました。
農場には、お土産屋さんもあります
ブルーベリー狩りが終わり、出口に向かうとファーマーズマーケット兼お土産屋さんが併設されていたので、見て回ることにしました。
ここのマーケットでは花の栽培も行われており、ひまわりや色とりどりの鮮やかで新鮮な花がいっぱい!
自分で収穫しなくとも、各フルーツや野菜が販売されているので、便利です。農場に行かずに、このマーケットにだけ立ち寄って買い物をされる、夫婦や家族も多かったです。
2枚目写真奥のとうもろこしは、6本で4ドル(約520円)でした。購入してその日に食べたら、すごく甘くて新鮮で、たくさん買ったのにすぐ食べきってしまいました。トロントのとうもろこしは、スーパースイートコーンと呼ばれているだけあって、夏に買うととても美味しいです。
お土産コーナーには、農場で獲れたフルーツで作ったジャム、アップルパイ、スイーツ、オンタリオで獲れたはちみつやメープルシロップ、フローズンフルーツなどが売られていました。さらには、ワインを販売しているコーナーもあり、カナダにしては珍しくお土産の種類の取り揃えがとても多く、見応えがありました。はちみつやメープルシロップ、ジャム辺りは保存も利きますし、お土産に重宝しそうですね。
最後に
今回の記事では、トロントから1時間で行ける農園についてと、ブルーベリー狩りについてご紹介しました。
トロントは湿度が低く、真夏でも気温が30度を超える日は少ないので、炎天下の下でも紫外線対策さえしておけば、快適に滞在できます。都会の忙しさに疲れたら、レンタカーを借りて小1時間で行ける農場に来て、旬の野菜と果物を購入しつつ、自然を満喫してみてはいかがでしょうか?
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もも
- 2012年よりトロント在住。自営業、ブロガー、2児の母。