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ミラノで見つけた「正しいパニーノ」という意味の「PANINO GIUSTO」
ミラノのドゥオーモからも徒歩圏内。サンバビラ駅の前にあるパニーノ屋さんは、「正しいパニーノ」と看板に掲げる人気店。ミラノを訪ねたときは、ぜひ王道の味を楽しんでみてください。
正統派のパニーノを食べるなら、本場イタリアへ!
パニーノ(※)と言えばイタリア風サンドイッチとして、日本でもおなじみとなりつつありますが、日本風にアレンジされていたり、独自の進化を遂げたりしているものもしばしば。イタリアへ旅行した際はぜひ、正統派のパニーノを味わってみてはいかがでしょうか。
今回はミラノで創業し、イタリア国内外に進出しているパニーノ専門店「PANINO GIUSTO(パニーノ・ジュスト)」について、ご紹介します。
※編集部註......パニーノとパニーニは同じものを指しますが、イタリアの場合パニーノは「単数形」を、パニーニは「複数形」を指します。ただし、実際には明確な区別を付けず呼ばれたり、国によってはパニーニとパニーノで調理法そのものが異なったりすることもあります。
ミラノを中心に展開する「PANINO GIUSTO」とは?
撮影:yukako
こちらのお店には様々な種類のパニーノがありますが、どれも素材にこだわって丁寧に作られたものばかり。組み合わせも色々ありますので、じっくりメニューを見ながら好みに合ったものを選びましょう。
私は、だいたい初めての店へ行くと、お店の名前がついた「看板メニュー」的なものをオーダーすることにしているのですが(もしくはおすすめを聞いてそれに従います)、こちらのパニーノ屋さんにも店名を冠したメニューを発見したので、今回は他をあまり見ずに決定。色々見てしまうと迷ってしまうので、メニューに悩むのは次回以降のお楽しみということにしたいと思います。
限定メニューの用紙。 撮影:yukako
看板メニュー「GIUSTO」のお味は...?
さて、今回オーダーしたパニーノ「GIUSTO」はこんな内容でした。具材はハム、モッツァレラ、トマト、アンチョビ、マイルドマスタード。
ハムはPROSCIUTTO(プロシュート)と書かれていますが、生ハムは「プロシュート・クルード」と呼び、加熱した普通のハムは「プロシュート・コット」と言うため、プロシュート=生ハムのイメージというわけではありません。
一つ言えることはどちらも美味しいということですが、好みもあると思うので好きな方を選んでみましょう。ちなみに、「GIUSTO」では、プロシュート・コットを使っています。また、アンチョビはACCIUGA(アッチューガ)と言います。美味しいもの好きな人は、覚えておくとメニューを見るのが楽しくなる単語かもしれません。
そうこうしている間に運ばれてきたパニーニがこちらです。
シンプルな見た目ながらそのお味は......。撮影:yukako
パリっとした食感のバゲットは食べ応え十分。ハムの旨味がパンの美味しさを引き立てます。モッツァレラとトマトがジューシーさをプラス。あぁ、これは毎日でも食べたくなるシンプルなパニーニ......と大満足のお味です。価格は6.5ユーロなので、日本円では800円(※)ほど。
パニーニとしては高めの値段設定かもしれませんが、文字通り「GIUSTO(王道)」のパニーニを味わいたい!という願望は十分に叶えてくれます。
※2017年3月時点のレート換算です。
こちらはプロシュート・クルードを挟んだパニーノ。撮影:yukako
PANINO GIUSTOの店内は広く、特に予約が必要というわけでもありません。お腹がすいたらフラっと立ち寄れるところも魅力ですね。
もし、ミラノを旅するときに立ち寄るならば、テラス席がおすすめです。明るくて開放的な席で、気持ちよくパニーノをいただけますよ。
こちらがそのテラス席。撮影:yukako
夜になるときれいなライトアップも。撮影:yukako
写真・執筆:Italyii ライターyukako
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